Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2004年08月

gid33m6u.JPGこの粘土のかたまりがどうなるかは
わたしの手だけが知っています。

この世の生き物もきっとこうやって無責任なほど気まぐれな気持ちで作られたかもしれない。

945qxbqo.JPGたまっていた作品をやっといろいろスキャンしました。あらためて自分がいかに猫ばっかり描いてるかってことに気づきます。
でも好きっていう気持ちがエネルギーになります。

y4uhrob8.JPGころんころんころんころん

abr1rv44.JPGきっぱりさっぱり

c9nj3tso.JPGぽっこりまったり

3sru8qar.JPGどっしりずっしり

fux64enp.JPGなにを待っているわけでもない
なにを求めているわけでもない

空気のように
壁のように
寄り添って
ただそこにたっている2M以上の大男が2人

カナダケベック州の町はずれ

ただの大道芸人なのに
10年近くたっても全然忘れられないから
何故か思い立って描いてみる。

ck0b8spe.JPGコップさん。  
中身によって表情はくるくる   
怒りのトマトジュース      
美白の牛乳に日焼けのカフェオレ    切ないサイダー 恋するカクテル
絶望のコーヒー 

タフに見えますが、後頭部はちょっとひび割れてます。

roxqvrw4.JPG立体を作るのも大好きです。しばらくやっていないけれど。これは、以前作ったすりガラスのお皿。

95lyympk.JPG

”パンと人形”サーカス団 

へたくそな軽業師に
猛獣のような猛獣使い
高所恐怖症の玉乗りに 内気なピエロ
忘れっぽい空中ブランコ乗り
口の悪い腹話術師
1つしか芸のないマジシャンに 
影の薄い団長

それは
どこか未完成なものたちが集まった
どこか未完成なサーカス

テントもぼろぼろ 今にも切れそうなロープ 出来そこないのサーカス団

けれど たったひとりお客がいれば

サーカスの幕は上がる

あなたの為に 幕は上がる

舞台の上には 未完成なひとときの夢

どこにでもあるありふれた
そしてどこにもない奇跡

幕が下りたら

後には何も 残らない

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