Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2004年09月

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「あら、こんにちは」

「ドブリーデン!」兄のオー・ダマが言いました。
「偶然ね。」妹のチュー・ダマが言いました。
「もにゃもにゃ」まだ小さい赤ちゃんのコ・ダマが言いました。

プラハはリーの古い友人、ダマ三兄弟の故郷だったのです。

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歴史をそのまま見ているような眺め。
このお城の人は、この眺めを何百年も見てくらしてきたのです。
ひたすら光景に見入っていた、そのとき。

「あら、こんなところで何をしているの?」

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ふりかえると、そこには。

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街は大きな河で西と東に分断されていて、いくつもの大きな橋がかかっている。
東側から西をみたときに、天高くそびえているのはプラハ城。

新しい街にいったならば まずはお城にご挨拶です。
迷ったりしながら 長い長い階段を上ると、そこには・・・・
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一族のとなりにすまして並んでみました。どう、まぎれてない?
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その昔、王様がこの道を通ってプラハ城まで行ったという「王の道」。
何百年も前から変わっていないような、古い古い石畳。

道沿いにはこんな人形やさんがたくさんあります。
リアルなマリオネットたち、パペット、マトリョーシカ、ワタシのお仲間がたくさん。
初めてきた場所なのに、まるで帰ってきたみたい。

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街には、なぜかいたるところに牛がいました。
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一体何故・・・

いろいろなアーティストがペイントしたらしい牛たち。
その中には、もはや牛ではない生物になっているものも。↓
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img20040927.jpgはじめてみるプラハの街は、まるで映画みたい、
なんていう月並みな感想を思わず抱いてしまうほど、
立っているだけでゾクゾクするみたいな場所。

地図をみないで、とりあえず、歩き出す。

方向音痴にとって、地図はあまり役に立たないし
全くしらない場所を直感で歩きまわるのは、楽しい。
地図に載ってない場所が見つかるかもしれないから。
てくてく、てくてく。

img20040927.jpg長旅の末、プラハに到着したのは、午後6時過ぎ。
とたんに、耳慣れない言葉があちこちから。
"Dobry den"(ドブリーデン)はこんにちは。
"Prosim"(プロスィーム)はすみません。
"Dekuju"(ジェクユ)はありがとう。
"Na shledanou"(ナスフレダノウ)はさようなら。
これだけは勉強。その国の言葉で頑張る姿勢が、礼儀です。

こんなところに泊まっています。
今日はもう夜なので、明日の冒険に備えて体力回復。

WEBで調べてもあまり良い事が書いていない大韓航空。
しかし、機内食だけは航空会社のコンペ?でグランプリをとったそう。
そのうわさのビビンバを食す。たしかに、おいしかった。
コチュジャンなんかは歯磨き粉みたいなチューブに入ってついてきて、本格的。
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ただ「このビビンバにプライド持ってます、わたしたち。」」
みたいな意気込みがビリビリ伝わってきて
ちょっと照れましたの巻。

img20040927.jpgこうして私の旅は始まりました。
成田空港にて、人間の手荷物にまぎれてこっそり出国!
ソウル乗り換えでまずはチェコ、プラハを目指します。
飛行機が大嫌いな私。
無事にたどり着けますように!

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