Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2005年08月

penguin.jpgある種の生き物はどういうわけだか 
私の創造力をひどく刺激します。
ネコの、動き。
ふくろうの、瞳。
トカゲの、手足。
それからペンギンは、フォルム。

動物だったらなんでもいいというわけではなくて
ある特定の生き物の特定の要素が、私の中の何かと化学反応するらしいのです。身体の中がぞわぞわして、いろんな形や色が、頭の中の白い画用紙の上でハレーションを起こします。
そんなわけで「皇帝ペンギン」を見ている時間は
至福の時間でした。1羽でもインスパイアリングなペンギンが山ほど出てくるのです。
あの滑らかな曲線と、漆黒の身体に黄色のアクセント。泳いでいるときの完全な流線型。南極という場所で生きる運命を背負った一族の、旅、また旅の人生。
私、旅が好きだなんて言っているけれど、あんな風に「生きるための旅」なんてしたことがない。この旅から帰れるかどうか、今別れたら二度と会えるかどうか分からない、そんな気持ちで旅をしたことなんて一度もない。そんなのただの「旅行」なんだ。
安易に旅人になりたい、なんて口にしちゃいけない。
エミリー・シモンの音楽もとてもよくて、早速サントラを購入。

実験ということでためしにユメクイをTシャツ化。
我が家のプリンターが壊れていた為、同志に迷惑をかける。申し訳ない・・。
発泡インクを使ったので、モコモコ。Tシャツ(左)とキャミソール(右)。
うまくいくときは、すごくうまくいってハッピーになります。
どうでしょうか、こんなの。欲しいなんて人いるのでしょうか。
どちらにしろ楽しいです。とても。もっとたくさん作りたい。

本日の教訓:
「版は若いうちが良い。スキージは1度が良い。パイは当日が良い。」


t.jpgt2.jpg

私はリアルなバランスの人を描くのは苦手で、だから絵描きを目指しこそすれ「漫画家」になりたいと思ったことは一度もありません。
そんな私も小学生の時は描いてました。個人的なデビュー作は小5くらいのときに描いた自由帳を埋め尽くした「肉まん物語」という大作です。コンビニで売れ残った肉まんが、いじけているのですがあるときお客さんとして店にきた人間の男性に恋をしてコンビニを飛び出してしまう、という今から思えば、現代の「こげぱん」を先取りにしたような斬新な話だったのです。途中でアンマンやピザまんも出てきて、「アンパンマン」的要素も多く含まれておりました。
漫画を描く小学生は数多くあれど、目の大きな女の子ではなく、あえて「肉まん」を主人公にした過去の自分にインタビューをしてみたい心持ちです。まだ実家に保存されていると思いますが、私に何かあったら一番最初に焼き捨てて欲しいものです。

ちなみに主人公はこんな感じ。15年たっても30秒で描けるこの単純なフォルム。
niku.jpg

コンビニを飛び出した肉まん、恋する彼を追いかけるも、彼には実は人間の恋人がいることが判明!大ショック!そうして肉まんは整形手術を受けることを一大決心、、、!!

という、実に、実にどうでもいい話でした。

mama.gif以前からお手伝いさせていただいていたMAMA to be プロジェクトで、私が絵をデザインしたカバンが出来ました。

妊娠初期の、まだ妊婦さんだと周りにわかってもらえない、けれどつわり等がひどくて気遣いを必要としている人の手助けをするためのカバンです。

この絵はストレートに「お母さんのあったかさ」が伝わればいいなあと思って描きました。オレンジ、緑、ピンクと色のバリエーションもあります。私の絵が何かの、誰かの役に立つのなら、こんなに嬉しいことはありません。
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mugdama.jpg寝ない生活にはすっかり慣れ、だんだんと寝なくても大丈夫な体質になってきた気がします。人間って不思議。
とはいえ、ちょっと現在いろいろたてこんできたため、しばらくブログ更新が滞ってしまうかもしれません。でも何かしらつらつらと載せていくつもりです。
またちょっとずつご紹介していきますね。私はいろいろな人に支えられている、それを実感し感謝する日々。

そんなわけで今日は久しぶりのオー・ダマ登場。アイスコーヒーを飲んだら、彼が底の方に沈んでいました。ほら、暑いからね。

今朝、玄関の前に仰向けで足をバタバタしている巨大カナブンがいたため、起こしてあげるとそれは嬉しそうに歩き出しました。良いことをした気分になり、夜家に帰ってきたら、朝目撃した位置からわずか数十センチのところでやっぱりひっくり返って足をバタバタさせていました。

もしやただの駄々っ子・・・・・??

あ、今の精神状態を反映したとりとめのない日記になりました。

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「自分」から手紙が来ました。
正確に言えば、宮崎県にお住まいの「大野舞」さんからメールをもらいました。
名前で検索して、ひっかかった私のブログを見てくださったそうです。
私は完全に同姓同名の人に、人生でまだ出会った事がなく
最初、差出人が自分の名前になっているメールが来たときに
「あ、迷惑メールだ」と思って消しそうになったのです。
でも、何気なく開いてみたら、そこには不思議な出会いがありました。


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「王国ドリアン」

ご存じないかもしれませんが
ドリアンの中には王国があるのです

とげとげで くさいドリアン
果物のおうさま、なんて呼ばれているのに
誰も近寄らない

そんなドリアン王国の中には
寂しいおうさまが一人で住んでいました
民のいない王国、民のいないおうさま。
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やるべきことが山ほどあるというのに
今日本当は書こうと思っていた別のことがあったのに
急に現れたこのウサミミが頭の中から出たがって仕方がなくって
チクチクの誘惑に私は負けました。
まだ途中です。先週の刺繍の経験が早速いかされています。
明日は月曜日なのに、まだまだ続きがしたい。呪いだ。

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