Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2005年09月

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昨日は友人とんちゃんに紹介してもらったスウェーデン人の女の子、カイセンと2人で夜ごはんを食べました。日本に来た事もある子で、話もはずみ、現地の人しかいないようなバーに連れていってもらって楽しかった。彼女は私のカレンダーを使ってくれています。私のかけらのようなものがこうして世界に散らばっているのは素敵な気持ちです。
今は宿のアンに教えてもらった秘密のスポット、MONTELIUS VAGENという高台に来ています。ここから水の都ストックホルムの街が一望できます。私はこうやって高いところからその街を見るのが大好きです。

「こうしていると、自分が誰で今がいつかなんてこともどうでもよくなってしまうな。」B・ナッツ氏も時間を忘れてしばし佇みました。

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CHOKLADA FABRIKENと書いてホクラダファブリケンと読みます。セーデルマルム島のはずれにあるチョコレートカフェ。ウィリー・ウォンカの夢さめやらぬまま吸い寄せられ あつあつこってりホットチョコレートで一休み。今日もよく歩きました。

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ガムラ・スタンの中心にある大広場。
日だまりに素敵なカフェがたくさんあって人々でにぎわっていますが、1520年、デンマークに侵略された時にたくさんの貴族や王族がここで処刑されて、この広場は血に染まったそうです。

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今日は早速朝からストックホルムをてくてく歩き、ガムラ・スタンと呼ばれる旧市街へ。王宮を中心に古い町並みが保存されていて、タイムスリップしたみたいです。
ランチはスウェーデンの伝統料理、肉だんごにマッシュポテト、コケモモジャムにサラダとパン。美味しいけど量が多すぎです。

あれれ、よくみると肉だんごじゃないものが写っています。「いや、たまたま近くを転がりかかったものでね」と、オー・ダマは言いました。そんなことを言って、おいしい香りに誘われてきたに違いありません。

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今、ストックホルムの片隅でこれを書いています。無事にたどり着いて良かった。方向音痴なのに。というか、寒い!よく考えたらアラスカと同じくらいの高さにあるんだから九月のこの時期寒いことは予想できたはずでした。まずい。
でもとりあえず、迷わず目的地についたことに拍手。今はSKANSTULLという駅のそばのB&Bに泊まっています。つまりは普通の人んちに泊めてもらっているわけです。私は一人旅なら、断然B&B派。ホテルだと孤独だし、ユースは友達増えるけど現地の人ではないし。その地に暮らしている人と温度のある会話ができるのはB&Bならではなのです。ここの女主人のアンさんはなんと作家さん。優しい雰囲気でおうちも素敵。さてさて明日は街を歩き回ろう!

写真は空港から市内に向かうアーランダEXPRESSです。市内まであっという間。それでもbナッツ氏は“飛ぶやつ”の背中に乗って言いました。「こっちの方が速いに決まってるさ。」

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なんだか、ねっころがって本を読んでいるネコに見えました。(右図参照)これは一部ですが、アメリカ大陸が両足となって、本当にそう見えるのです。世界は、長靴をはいたネコ。
世界地図が身近にある方は是非さかさまにしてみてください。となると、私はネコの左肩のあたりにいくわけだ。

親知らずアドバイスを下さった方々、本当にありがとうございました。まだ薬漬けですが、ちょっとマシになっている気がするような気もするので、あとは祈ります。

今までになくバタバタといろいろな事がある滑り出しとなりましたが

デナリの北欧一匹旅、

はじまり
はじまり~
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親知らずを甘く見すぎていました。昨日も今日も絵を描くどころじゃないこの痛み。通常の量以上の鎮痛剤を飲み続けるも、だんだんと効いてる時間が短くなっているキガシマス。朝も痛くて目が覚めます。薬が切れた瞬間に頭痛を伴う話しをすることすら困難な痛みが。こんなんで旅行にほんとに行けるのでしょうか。かなり不安です。

ShowLetter.jpg仕事やら旅の準備やらで久々にいっぱいいっぱいで、描きたいものもトピックもいっぱいあるのに昨日は更新できず。絵も、最近は仕事でいろいろ描くことも多いので、なかなかブログ用にちゃんと描けていないのが悔しい。でも、そんなの言い訳ですね。頑張ります。

今日は、北欧と言えばバイキング!!(短絡的)ということで、Bナッツ氏用にバイキング帽子をせこせこ作りました。いつもながらこんな深夜に何やってるんだか。他にやるべきことはたくさんあるというのに。
でも楽しいんだな、これが。ディテールにこだわってみたりして。旅についてはまた詳細を書きます。携帯を国際ローミングが出来るものに変えたので、向こうからリアリタイムな北欧旅日記をお届けすることが出来そうです。

今日は親知らずを抜きました。3、4日前からズキズキする痛みに耐えていたのですが、こらえきれなくなり、歯医者さんにいきました。周りに助けられ、スピード結婚スピード離婚のごとく親知らずの嵐はあっという間にやってきて、そして去っていきました。
歯医者さんの腕がとてもとても素晴らしく、痛みはなかったのですが、抜けた歯をずーっと見ていると、不思議な気持ちになります。
一瞬前まで自分の身体の一部だったものが、ただの硬い物質になっているのです。
「私」というものから切り離されて、所在無げにころんとしている白いエナメル質。

自分の死体を眺めることがあるとしたら、こんな気持ちだろうか。

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生まれてはじめて、雑誌の表紙を描かせて頂きました!第一法規出版「子どもの安全と危機管理」をテーマに扱った「CUE(キュー)」という雑誌です。とはいっても、タイトルからも分かる通り専門誌で、全国の小学校の校長先生や先生が読むような雑誌なので、一般の書店では買えるものではないと思われます。
しかしやはり表紙というのはその雑誌のカラーを決める何より大事なものであり、ぱっと見の印象を決めるものでもあるので、それを描かせて頂いたということはこの上ない歓びです。雑誌の内容もとても充実していて、アンパンマンのやなせたかしさんのインタビューや、恐いことがいろいろ起きる世の中で子どもをどう守っていくか、など、非常に興味深い内容が満載です。

ちなみに上がプレ創刊号の夏号で下が創刊号の秋号、それぞれ季節感を意識したものが学校の窓から見えるみたいな構造になっています。あとこれから冬、春号と続いていく予定です。表紙だけじゃなくて、中のイラストもいろいろと描かせていただいています。ひとつの雑誌の創刊に関わらせてもらえるなんて幸せなことだ。編集長Sさん、ありがとうございました。
もしも機会があったら是非読んで見てください♪


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兄貴トンガリと子分トンガリ。

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