Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2005年12月

ged_poster01.jpg今日は私の絵ではないです。私がおそらく人生で最初にはまったファンタジー長編小説、アーシュラ・K・ル=グイン「ゲド戦記」がジブリによって映画化されると知り、興奮したので思わず。監督は、宮崎駿監督の息子さんの宮崎吾朗さんだそうです。
はじめて第一巻「影との戦い」を読んだのは確か小学校6年生の頃で、それから15年立っているというのに今でも主人公ゲドが自分の「影」と対峙してその真の名を叫ぶ場面を、とても鮮明に覚えています。今読んだらきっとまた別の感動があるのだろうけど、11歳くらいの私が読んだからこそ、第一巻で描かれるゲドの少年時代にすごくあこがれられたのだと思います。強くて、まっすぐで、恐れず自分自身に向き合う力を持っていて。
映画は本当に楽しみ。でも広大な世界観を持つ壮大なストーリーだけに心配でもあり。ちなみに映画は、原作だと3巻にあたる「さいはての島へ」が中心になるみたいで、「指輪」「ハリポタ」みたいに続編ものにはならないとのこと。思いいれが強い作品の映画化が不安なのは当たり前だけど、最近のハリー・ポッターの映画のエピソードをギュウギュウ詰め込みすぎてブツ切れ感がいなめない、原作を反映しきれていない物足りなさを味わったばかりだけにドキドキします。でも監督の「ゲド戦記だから映画化しようと思った」という言葉を信じて、楽しみに待とうと思います。来年夏公開!

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カレンダー完成の余韻にひたる間もなく、次なるお知らせですー!お知らせ関係が最近多いです。でもそれは嬉しいことですね。
本日より、LAPNET CLUB (@FORET HARAJUKU )にて、以前にもお知らせしたマグマニアというマグカップの展示が開始いたしました!
会場には60人のクリエイターのがデザインしたいろんなマグが並んでいて、それぞれ本当にその人の個性が出ていて見ていてとても楽しいです。購入も出来ます~♪

→は、デナリマグ。デナリの家を訪れるユメクイの絵柄です。私も完成版を今日はじめて見たのですが、色が思っていたよりも薄めに明るく出ていたので想像と違っていた部分もあったのですが、でも、なかなか良い感じです。しかもこのマグのポイントは、外側だけではありませぬ。
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長らくお待たせしました(かどうかは分かりませんが)Denali's Calendar 2006、

本日晴れて完成いたしました!!

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中身はまだ秘密です。
とりあえず、玄関にカレンダー山が出現しております。

早速発送準備に入りますので、お届けまでもう少々お待ちください。
何せ数が多いのと、東京から沖縄からアラスカからスウェーデンまで届け先の距離にも随分差があるため、届く時期に差が出てしまうかもしれませんが、なるべく急ぎます。お申し込み頂いた方にはまた個別にメールをしますが、20日前後には全て完了している予定です。

もうひとつ、素晴らしいニュースが。
このカレンダーですが、なんと天下の紀伊国屋書店さんで販売して頂けることになりました!パチパチパチ!!!なんと恐れ多い。そして素敵なことでしょう。まずは30部。今週の16日金曜日あたりから置かれているはずです。
置いていただけるのは新宿本店と南店なので、普段利用されている方、現物見てから欲しいか考えたいという方、恥ずかしくて私にメール出来なかったという方など(いないか)是非是非覗いてみてください!
郵送だと送料と振り込み手数料がかかってしまうので、紀伊国屋で買うから申し込みを取り消したい、という場合ももちろん受け付けますのでその旨 denali331@yahoo.co.jp までご連絡くださいませ。
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あるときは本能、あるときは煩悩、そしてあるときはお告げとして、様々な形の衝動が時々私に訪れます。それは啓示と呼んでもいいような「こうしたいなあ」というよりは「こうしなくては!」といった脅迫に近いような種類のものです。どこかへ行かなきゃ、とか、何かを作らなきゃ、という衝動にかられるといてもたってもいられなくなり、すぐに実行に移すべく行動します。

ここ数日私の身体はあるものをとても欲していて、それはもう絶望的なほどで、それはまるで村上春樹の「パン屋再襲撃」で描かれているような空腹感です。これもまたバイオリズムか。
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denaliya.jpgここ1年くらい関わっていた仕事が
形になって世に出て行って
それはとても嬉しいことだと思った。
そうか、つまいこういう風に物事は進んでいくのか、と思う。
身の回りにあるもの、買うもの、使うもの、人は山ほどのモノに埋もれて生きているけれど、そのうちどれひとつだって「天からふってきた」ものなんてない。
店の商品は最初からそこにあったわけではない。
蛇口をひねると水が出るのは魔法ではない。
週3日家の前に捨てるゴミ袋は自然に消滅するわけではない。
中吊りや駅のポスターは勝手に変わるわけではない。
どんな小さなことにも、どんな大きなことにも必ず人の思いが介在しているのです。そのことだけを毎日考えたり、人生かけてる人がいるのです。
よく考えてみれば、当たり前のことなのだけど。
そのことを忘れてしまってはいけない。
それを見失いがちな大量消費社会と、見事にその一員な私。と、抽象的なはなし。そしてあまり関係性のない絵。私が関わったものが、愛されていけばいいと思う。

ところで、週末に海外旅行でもないのに朝4時半に起きて5時に家を出ました。まだ真っ暗な中を駅に向かって歩いていると、当たり前だけれど朝というものは夜の延長線上にあるものだということを思い出します。月がしずんで、そして太陽が昇る。ほっぺたが痛くなるくらい寒くって、自分の喉のひゅうひゅういっているくらいなのに、だあれもいない静かな大都会の中をポクポク歩いているとなんだかとても得をしたような気持ちになる。普段は山ほど人がいて歩けないくらいの場所に、ほとんど誰もいない。
徹夜と早起きはちょっと違うのだ。

img20051011.jpgあっというまに2005年も終わりです。
今年も、作ります。オリジナルカレンダー!

「Denali's Calendar 2006」のお申し込み引き続き受付中です。ご希望の方はdenali331@yahoo.co.jpまでご連絡ください。12月13日に完成!



詳しくは、以下をご覧ください。
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バトンをまた受け取りました!
今までスルーしてたのだけど
たまには答えてまわしてみようかしら猫そんなに長いこと載せてないかもだけど・・・
恋愛バトン。

「フェチバトン」とか「青春バトン」とか
いろいろあるなあ。
よく考えるなあ。誰が最初に回してるんだろう。
「リング」だ。
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自分の中には何がつまっているのでしょう。
鍵をぐいとつっこんで ひねってあけたら 何が出てくるのでしょう。

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10月終わりくらいから
ほとんど全ての余暇時間を費やし
注文数が増えるにつれ嬉しいと同時に胃もキリキリとなっていたDenali's Calendar2006ですが、やっと無事入稿できました。
ご注文くださった皆様、もう少しお待ちください。20日前後にはお届けできるかと。
現物が届くまで気はぬけないし、発送までもちろん気合入れてやりますが一段落したことは確かです。

とにかくまず安堵感に包まれて、心臓の動悸もおさまりました。
どのくらいの安堵感だったかというと、帰りに友人とご飯を食べ、駅から家の間のカフェで読みかけの本を最後まで一気に読み、帰ってからいつもよりリッチな入浴剤を投与したお風呂で1時間くらいぼんやりし、既に1回読んだデスノートの最新刊をもう1度読み直し、巨像も頑張って2体(ウマみたいのとトリみたいなの)倒して寝る、という絵に描いたような分かりやすい解放感を堪能しました。入稿した日くらいこんなでもいいよね・・・。

って書くとすごいつらかったみたいですが、そんなことはなく、今度のカレンダーも作っていて本当に楽しかったです。これ以上ないくらい。
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みかんをたくさん食べるこの季節、
必然的に顔を描くものも蜜柑が多くなります。(必然なのか?)

この蜜柑ちゃんは同僚と創作したもので、私が身体部分、同僚が頭部分を作りました。それぞれ相手に見せないで作り、出来たところで合わせよう計画だったのですが、バラバラに作ったとは思えないマッチぶりです。彼女曰く、これは私なんだそうです。ま、まるい・・・。
しかし何をやっているんでしょう私達は。

ちなみにこの直後みかんちゃんはバラバラにされてセーラー服も引き裂かれて私達の胃袋におさまりました。自分の顔だというのを聞いた直後だっただけに、微妙な後味でした。

でも、甘かった。

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