Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2006年09月

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長い大西洋を抜け、ここはカリブ海に浮かぶジャマイカ、一気にトロピカル!!ヨーロッパから海を渡って中米に着くというのはやはり感動。どんな人でもレゲエのリズムで踊り出し、髪をブレードにし、ラスタカラーを身にまといたくなってしまう、不思議な太陽と海と人のパワー。海は透き通って青くシュノーケリングでも十分海の世界を楽しめました。夕焼けに赤く染まるビーチでぷかぷか浮いていたら、自分が誰なのかとか、なんでここにいるのかとか、忘れてしまいそうになりました。これからまたしばらく寄港地が続きます。

こんにちは。皆様お元気でお過ごしでしょうか。私は元気です。カナリア諸島を過ぎたあたりで何が悪かったのかものすごく体調を崩し、使い物にならない日が2、3日ありましたがやっと回復しました。ふう。
明後日のジャマイカ到着に向けて日々どこまでも蒼く深い大西洋を眼下に眺めて 比較的のんびりと過ごしています。
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地中海もとうとう終盤、今日はスペインの自治州、グランカナリア島のラスパルマスに来ています。地図で見るまでそんな島がある事すら知らなかった私。。。自然に溢れたこの島はヨーロッパではポピュラーなリゾート地だそうで。ここは島の最南端、マスパロマス砂丘。金色の砂がサラサラと、 ビーチなのに砂漠という何とも不思議な光景です。
さて、これからは次の寄港地、ジャマイカまで長い大西洋の航海!10日間は船上生活、地中海の疲れを癒し、たくさん絵でも描けたらいいなと思ってます。

船内PCで更新しています。携帯で寄港地からの更新はしているものの、ネットに繋げるのは1ヶ月に1回くらいなのでコメントがたくさんで本当に嬉しいです!!お返事は帰ってからになってしまうと思いますが、是非どんどん書き込んでくださいませ。

地中海エリアに入り、エジプト→トルコ→ギリシャ→クロアチア→イタリア→スペインと寄港地と寄港地の間が1日しかないラッシュも終盤。次は再びアフリカ大陸、明日はモロッコに到着です。今日は風雲たけし城でも有名な?ジブラルタル海峡を通過したのですが、ここはイルカが多い場所で、夕方くらいに船の側をイルカの群れが通り過ぎていくのを見ることが出来ました。

この旅自体も半分を過ぎ、いよいよ折り返し地点。なので、今日は中間報告ということで、いろいろまとめて書きたいと思います。久しぶりなので書きたいことが多すぎて長くなってしまいますが、どうぞお付き合いください。

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バルセロナ。ピカソと、ミロと、ガウディがいる街。ここまで幸せな場所がありましょうか。幸せすぎてバチがあたらないか心配です。ピカソとミロを一日に見たら心が飽和すると思い、今回はミロ美術館に行きました。いつもながらこんなに笑顔になってしまう絵はない。そしてガウディ。増殖したイマジネーションの集合体はもはや言葉になりません。
この街に住みたいと本気で思います。錆ついたスペイン語をちゃんと磨かねば!!

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地中海は港と港の間隔が短くて、皆さん私が瞬間移動しているかのように思われるかもしれませんが、実際自分でも瞬間移動しているかのようです。ただいまイタリア、ローマに来ています!これまでと比べると、本当に、一気に大都会でクラクラするほど文明。。。約一か月半ぶりに電車というものに乗りました。
ローマは初めてですので、観光客らしいコースを回っています。バチカン、サン・ピエトロ大聖堂、スペイン広場、トレビの泉、コロッセオなど。我ながらベタです。ランチはもちろんパスタ。相当おいしかったけれど食べ過ぎて胃もたれ中。さすが噂に違わぬ量です。
そして今はパラティーノの丘にて風に吹かれながら古代遺跡フォロ・ロマーノを見下ろしています。最近「ローマ人の物語」を読みふけっていた私としては、歴史が生まれたその場所にいられるという事が何より嬉しい。
紀元前の遺跡と近代的都市が自然に調和して共存しているここはやっぱり偉大なローマ。

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私もこれまでそれなりにあちこち旅をしてきた方だと思いますが、これほどまでに美しい街を他に知りません。本当に。この城壁に囲まれたアドリア海の真珠、紅の豚の舞台にもなったドブロブニクの道は全て大理石で出来ています。旧ユーゴ紛争の傷跡も生々しく残しながらも、街灯に照らされて輝く街はまさに奇跡。猫がたくさんいるのもまた良い。物語の世界に入り込んだ気分。

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紺碧のエーゲ海をのぞむスニオン岬、そして切り立った崖に悠然と、2千年の時を内包して佇むポセイドン神殿。

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