Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2012年03月

celtan

31歳最後の今日、旅にでます。
いざ、世界の果て "Land's End" へ!

ケルティック模様のひょうたん、ケルタン。
今回のたびびと。

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先日自由大学の「神社学」の講座に呼んでいただいて、MYご朱印帳を作るワークショップに参加してきました。講師は雑誌ecocoloの発行人でもあり、お仕事でもいろいろとお世話になっている、神社(とグレートフルデッド)を愛する現代の山伏オーラのある素敵な中村さん。最近は自分がこういう図工的なワークショップを開催する側になっていたので、参加者として切ったり張ったりぺたぺたするのは、とても楽しかった~!時間を忘れます。やはり図工は楽しいぞい。中村さんありがとうございました。
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放課後にシスター
放課後にシスター

最新のお仕事のお知らせです。
今月祥伝社さんから発売の「放課後にシスター」という本に装丁・装画で関わらせて頂きました。作者は中島さなえさんです。今回は装丁まで任せていただけたので、本というものを作るのに必要な全ての部分を自由に考えて選ぶことができて、とてもやりがいあるお仕事でした。演劇やっていたのでついそういう風に考えてしまうのですが、絵だけを描くのは役者みたいなものですが、ブックデザインの場合は演出家みたいな感じがします。緊張感と責任感が全然違いますが、やっぱり楽しいのです。物語という贈り物を、どういう風に包装したら一番もらう人が嬉しいかな、とか、そんな風に考えながらやっています。
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経堂にある素敵すぎる雑貨ばかりのお店、URESICAさん。普段からカレンダーやポストカードなどの雑貨を置いていただいているご縁で、そこで今日3月15日から開催されるグループ展「旅」展に、私も参加させて頂くことになりました。旅がテーマになった展示なので、「ぼうけんのびんづめ」の原画を4点ほど、出させていただきました。
写真、イラスト、オブジェ・・・いろいろな人の目を通してみたいろいろな世界があって、旅にでたくなる展示であることうけあい!またそれぞれの旅のおみやげのフリマ的なものも開催されています。
URESICA、農大、パクチーハウス、最近たびたび訪れる経堂。更に今日聞いたところによると、準備期間2年間のブルガリアのパン屋さんがついにオープンするとか。そして表参道「パンとエスプレッソと」と同じ人が作ったパン屋さんもあるとか。食べログで1位のインドカレーやさんもあるとか。もっと開拓したいアツい場所、経堂!

展示の詳細はこちらです。私はこの展示に参加するにふさわしく?!会期中に旅にでる予定なので、居られないのですが、でもその前にのぞきにいこうと思います。

詳細はこちらから。

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3月11日、あれから1年が経ちました。
あまりにもいろいろなことがあって、変化があって、いちいち立ち止まっては悩んだり、気づきや、かすかな光に希望をもらったりもして、ものすごくはやく過ぎたような、でもものすごくゆっくり過ぎたような、今までに感じたことのない感覚。
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メイン絵

ひさしぶりにぼうけんのびんづめ更新のお知らせです。
今回は昨年9月にばななさんたちと、タッキーさんと訪れたソウルがとても楽しかったので、そのことを思い出しながら描きました。いつの間にかびんづめも21回・・・丸2年ほど連載が続いていることになります。嬉しいなあ。
こちらから電子版が読めます♪ソウルまた行きたい~。サムチョンドンのおしゃれカフェのアイス食べたい~。クンギワチプの蟹が食べたい~。あの時たどりつけなかったモッシドンナのトッポッキも食べてみたい~。

koko
部屋においた桃の花が咲いてきたな~と思ったら、あっという間に満開。
植物はすごい。春は特にそう思う。みている間は動かないのに、みていない間にちょっとずつしかし確実に成長して、ふと目をやると劇的に変化している。春は特にそう思う。だるまさんがころんだみたい。

Before とAfterの「あいだ」が一番不安定で、魅力的で、恐ろしい魔がひそんでいると思う。
「変化してしまったあと」じゃなくて「変化それ自体」の段階。

夜から昼になる間の、昼から夜になる間の、たそがれの時間。
眠りに落ちる前の半分おきて半分寝ながらゆらいでいる、あの時間。
腐る直前の甘い果物や肉。
革命の前と後。

どういう視点で切り取るかの違いであって、本当は1秒1秒変化してないものなんて、何一つ存在しないんだけど。でもそれは「相対性理論で止まって見えてるものも宇宙からみたらものすごい勢いで動いているんです」と言われるのと同じくらい、事実であっても日常の中では実感するのは難しい。

夕焼けだったりはスピードが速いから、みるみるうちに、という変化を体験できるけれど、植物だったり、髪の毛だったり、爪だったり、季節だったり、ゆっくりな変化そのものを目にすることは難しい。気づくと変わっている。「常に結果だけがある」世界なのです。(キングクリムゾン・・・?)
そもそも人間生まれた瞬間から日々死にむかって変化の最中なわけなんだけれど、それこそもっとゆっくり。人の心をざわつかせるのは、死そのものではなくて、きっとその変化の瞬間。

その魅力的かつ不思議で恐ろしくもある状態のしっぽを少しでも捕まえられるかと、じーっと見つめてしまう。
それでも、みている間は、絶対に動かない。爪も、髪も、芽も。
絶対に、みんな「いま、みられてるぞ!」って息をひそめて我慢していると思う。

だしぬけるかと、ふいにすごい勢いで振り向いたりしてみても、みている間はいつでもぴたっと止まっている。

やっぱりだるまさんがころんだだ!

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