インドの神様最近はツイッターで夢をメモしていたのですが、昨日の夢はあまりにもリアルで、あまりにも強力で、呪術みたいに起きてからもずっとその世界がまわりの空気の中にあって、目が覚めてもなんだか自分がどこにいるのか分からないままずっと一日すごした。夢なんてどんなに面白くても数時間も経てばだいたい忘れてしまうのに、昨日の夢は一日経ってもまだリアリティをもってそこにある。夢だったっていうことの方がおかしいと思えるくらい。簡単に言えば自分が死んで魂になって旅をする夢なのだが、あまりにちゃんと死ぬ感覚を味わったので、なんだか今普通に同じ体で生きてるのが不思議な感じがずっと消えないのです・・。困ったもんだ。

たまにそういう、10年経っても忘れないみたいな夢を見る。そして昨日私が死ぬように仕向けた男は、10代の頃から定期的に私を追いかけている同じ男で、最近全然出てこなかったんだけど久しぶりに会ってしまった。

以下、ただの夢覚書。
起きたことの羅列なので、支離滅裂だ~。
夢は本当に面白いなあ。
一体どういうシステムなんだろうなあ。

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巨大な男に追われている、私と仲間の男。【上の世界】を一緒に旅しているが、それは世界のたった半分。地下には【下の世界】があって、そこには光がない。モグラの穴みたいな暗くてじめじめした汚い穴をのぞくと中で働いている小さな人たちが見える。私も彼もそこには行きたくないが、巨大な男は私たちをそこに落とそうとしているのが分かる。

巨大な男に追いつかれ、銃を渡されて、仲間を殺せばお前は助けてやると言われ、そんなことは出来ないと言うも受け取ってしまう。しかしふと見ると仲間の男も銃をもらっていて、彼がこちらに銃を向けているのがわかり、混乱。私は彼の事がとても好きだったのだ。同時に発砲。私の弾ははずれるが、私は胸をうたれて張り裂けそうに痛い。とてもとても。どんどん寒くなってきて、体が冷たくなってきて、悲しみでいっぱいになってしまう。魂が肉体からゆっくりゆっくりはがれていく感覚を味わうが、不思議とだんだん痛さも寒さも薄れ、あったかく心地よくなってくる。私の意識が肉体から離れて、温かく光がさしてくる。あ~死ってこんな感じか!と納得感の中にいる。

自分の動かない身体を見下ろしている。そうすると急に知らないおばちゃんが笑顔で「はいはーい、こっちこっち」とやってきて、バスガイドのように私をどこかに連れて行こうとする。見ると同じように死んだ魂たちが観光旅行のグループみたいにぞろぞろ歩いてくる。
私たちはそのままみんな空を飛ぶ電車に乗せられ、高いところにゆき、それから
エレベーター、最後にそこから観覧車、と次々といろいろな乗り物に乗せられ、どんどん高いところに行く。もう恐くはない。

次の目的地にいくためのバスは乗れる人数が少なくて、だから私たち待合室みたいになっているところで、体育座りしてじっとおしゃべりしながら待つ。そこは虹が網の目みたいにたくさん張り巡らされているような空間で、うまく書けないけど、初期マリオカートの「レインボーコース」にそっくりな風景。

やっとバスに乗れたら、次に連れて行かれたのは人の魂を管理する事務所みたいなものがある中間地点の街で、そこで各自、自分の来世に魂の引継ぎにいく。私は本当にどきどきしながらバスに乗っているのだが、バスをおろされたところにあった小さな赤い屋根の家の中にいたのは茶色い長い髪、くりくりした目の子で私はああ、また次も日本人の女の子なんだ、と思ってほっとする。(人間であったことをまず喜んでいる)カルマ管理局員の立会いのもと、私からその女の子に、魂の記録の引継ぎが行われる。引継ぎは、私の魂の記録が載っている分厚い本を彼女に手渡す事で完了する。本の中に「恋愛」とか「仕事」とか「家庭」とかいろいろなチェックボックスがあるのを見て、私はああこうやってカルマのバランスをとっているんだな、と思う。面白くて他のページが見たかったので、覗き込むと、管理局のめがねのおじさんに怒られる。私は「よろしくね」と彼女にバトンタッチし、彼女はにっこり微笑む。

家から出てくると、隣の家から知っている女の子が出てきて、彼女は白いドレスを着て幸せそうに笑っていて、彼女も来たんだなあ、と思う。次もどっかで会おうねえ、とのんきに言い合う。

その後、魂たちはまた集められ、別の場所、大きな湖がある場所に連れて行かれる。そこで魂の浄化を行うという。みんな水に入れといわれるが、冷たくて深そうなのでコワイ。同じガイドのおばちゃんが強引に私を水の中に叩き落すと、その湖は案の定とても深くて、でもものすごく澄んでいて、水の中から上を見上げると湖面にたくさんの魚が泳いでいるのが見えてものすごくキレイ。水の中は完全に無音で、私は心底許されている気持ちになって、幸せな感じになる。

魂グループのガイドであるそのおばちゃんは、強引に私を水の中に叩き落したのが悪いと思ったのか、助けにきてくれて、私を水面に引き上げる。水の中が気持ちよくて、みんな水の中に入って、出てきた時にはもうみんな人間の形をしていなくてもやもやしたものになっている。

ひとりひとつ水上スキーみたいなマシンがあてがわれて、みんなでもやもやしながらもそれを操縦して、【最後の場所】を目指す。畔のほとりには村があって、そこの人たち(まだ浄化が終わってなくて水上スキーに乗れない人たち)が私たちをじーーーと見ている。

私はその人たちをなるべく見ないようにしながら、早くあのかわいい女の子になれるといいな、とぼんやりと思っている。その時もまだ自分を撃った仲間の男のことを考えていて、彼はちゃんと逃げ切れて上の世界にまだ居ればいいと祈っている。