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ちょっと久しぶりな感じの、お知らせです!祥伝社さんから発行されているムック、「Feel Love」に、2回にわたってよしもとばななさんの特集、そしてその中に「もしもし下北沢」のフリマの紹介があって、私も光栄なことに載せていただいております!写真は、左が一号前のVOL11、そして右が最新号のVOL12です。特にVOL11は全体がばななさんの特集で、本当に豪華、永久保存な内容なので、是非ご覧下さいませ。
カラーページだけ、ちょっとご紹介。2s

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こちらはVOL11の、去年9月の夏のフリマの特集記事です。夏だなあって思います。こちらの号ではばななさん自身のいろいろな想いや、ばななさんの周りの方々のばななさんへの想いが語られていたり、下北沢のお店もたくさん紹介されていて、本当に読み応えがある、何度も読み返したくなる号でした。

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そしてこちらが最新号、VOL12の方の去年12月に行われた冬のフリマの特集。冬だ、ダンゴだ!(←?)

イベントの日は楽しさと緊張でずっと変なハイテンション状態になってしまって、今見るとあの日の自分を蹴りたくなる図々しいショットばかりで、頭部をドリルに変形させて猛スピードで地面にもぐっていきたくなります・・・。うう、すみません。写真は全部カメラマンの永野雅子さんによるもので、幸せな瞬間がたくさん切り取られていて、全部私の宝物写真になりました。こんな瞬間を一体いつ?!という、ちょっと恥ずかしくもみんな自然に笑っている写真ばかり。

もう、何度も書いているけれど、もう一度だけ。

今もよく、あのもしもし下北沢の連載やフリマ、個展を立て続けにしていた嵐みたいな2009-2010年のことを思い出しては、湧き上がるような力をもらっています。ばななさんから最初にメールを頂いた日のこと。一番最初に毎日新聞社さんに伺った日のこと。ばななさんとお助けウーマンのまみさんと私と茄子おやじでキックオフミーティングをした日のこと。個展の前日にはっちゃんと必死でペンキ塗りをしたこと。2回のフリマ。思い出すと、いろんなことがあったようで、全部あっという間でした。
たくさんのあたらしい出会いがありました。そして時間が眩暈がするくらい、濃い密度になる瞬間が何度もありました。この打ち上げ花火みたいな瞬間を人生の中で繰り返し思い出すんだろうなあ、とその度に思っていました。過去に流れていっても、決して上書きされることはないそのたくさんの花火の記憶を糧に、生きていくんだろうと。
それはフリマのことだけではなくて、結局は自分の中のエネルギーをどれだけの真剣さで燃やせているかということなんだと思う。そのときだけでいい、いまだけでいい、もう他の全てはいらない、と思えるほどの迷いのなさで。

時間はどんどん過ぎて、楽しいこと、嬉しいこと、辛いこと、大変なこと、全部ただただ、淡々と降り積もって、自分を形作る一部になっていく。何もかもあっという間に過去に流れていって、目の前にあるものに対応するので精一杯で、過ぎたものについてあまり考えなくなったり、忘れたりも、する。
でもその中にマックス振り切れるまで頑張った、と言える時間がちょっとでもあれば、いつかスパッと自分の人生の断面をきりとって眺めたとき、そこにある年輪の強弱を眺めて、うまくいったことも、失敗したことも、「この時はこうだったな」ってきっとたくさん、笑える。

これからもたくさんの花火を打ち上げていけたらいいなと思う。
いろいろな人と、いろいろな場面で。まだまだ全然先が見えない人生ですが、ずっと先の方に、ゴールの旗だけは立てることが出来た気がする。そんな日々をくれた「もしもし下北沢」にあらためて、心から感謝なのです。

公式サイトのこちらのページでも、ばななさんの「フリマを終えて」の文章と共に写真もいくつか見ることが出来ます。
もちろんまだ、特設サイトもあります♪