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いつのまにか、毎年毎年この時期はカレンダーを作るのが恒例になりました。

カレンダーは誰に頼まれたわけでもなく自分で自由に好き勝手にやっていて、普段の仕事にプラスαでやるので毎年大変になってしまうのだけど、それでも、断言してもいい。このカレンダーを作っている時が1年で一番楽しい。テーマを考えるのも形にするのも、たくさん迷って頭が沸騰しそうになるんだけど、一番ああ何か作ってる!と手が歓んでる感じがします。思いつきで作り始めたカレンダーがいつの間にかたくさんの人に使ってもらえるようになっていることが嬉しいし、その分緊張するけれど、とにかく来年もまた楽しんでもらえるように頑張ろう!と気合が入る時期でもあります。

まだ終わっていないですが、2011年のよしもとばななさんと一緒に作らせていただいた「もしもし下北沢」カレンダー、これを作ったときにはフリマや原画展やいろいろなイベントがたくさん出来て、宝物みたいな時間がたくさんありました。そんな風に毎年のカレンダーにその時その時の「こんなことがあった」が詰まっていて、カレンダーを見直すことは自分の人生を見直すようなことでもあるし、これからも作り続けていつかまとめて50冊くらい眺められたらいいなあ、と夢見ています。

この間友達が、「1冊めから全部まだ持ってるよ!」と写真を送ってきてくれて感動しました。一番最初のカレンダーなんてほんのちょっとしか作ってなくて、私の手元にもあと1冊しかなくて。1冊1冊手で穴あけて、紐通して製本した、なつかしい処女作。絵が下手すぎて今自分では直視できないけれども!普通はカレンダーなんてその年が終わったら捨ててしまうものだから、そんな風にこれまでのカレンダーを全部とっておいてもらえたと思うだけで、涙が出そうに嬉しかったです。

2012年のカレンダー、鋭意製作中です!
また一風変わった、面白いものになりそうです!とにかく全部が個人作業なので、世のカレンダーと比べると完成も遅ければ告知も遅くてノロノロですが、数日中に予約受付開始できればと思いますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい^^)