今の世の中、本当に便利な赤ちゃんグッズであふれかえってる。おばあちゃんたち世代には「まあー今はこんなすごいものがあるのねえ!私たちの時には考えられなかったわ!」といつも驚かれる、最新の技術が集結したツールたち。私ももれなくその恩恵を享受している一人なわけですが、そんな中で、赤ちゃんのおもちゃ、について考える昨今。おもちゃにもお国柄があるなあ、そんな違いも含めて赤ちゃんグッズはすごいなあ、と思ったこと。

例えばドイツや北欧、ヨーロピアンなおもちゃって、
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こんな感じ。非常にベーシック、デザインもシンプルで、遊ぶ側に可能性が委ねられていて、木でできていて、色が綺麗で、素朴なんだけどおしゃれな感じ。

そして日本のおもちゃって、
しんぶん

こんな感じ。さすがの技術が結集されているというか、考えられて開発されているというか、例えばこれみたいに「クシャクシャ音がするけれど破れない新聞」とか、「お米でできてて口にいれても大丈夫な積木」とか「胎内音のするメリー」とか、研究されている感じ。

おもちゃのお国柄を考えるに至ったのは、友達にオススメされて、ピノのために購入したあるおもちゃがきっかけ。
その名も...ジャンパルー!!
不思議な呪文のような響き。聞いたことがなかったので、とりあえず検索してみたころ。
じゃんぷ


なんじゃこりゃ。
ポールからゴムが伸びていて、中央部分に赤ちゃんがすっぽり座って収まると足が微妙に地面につくからジャンプし放題というジャンパルー。この悪趣味(失礼)な色合い、可愛くない(失礼)キャラクター、ごてごてひらひらした装飾、そして何しろ巨大。

メイドインアメリカ。
あ〜すんごいアメリカっぽ〜いとつい思ってしまった私。

ただでさえリビングにはプレイジムやらバウンサーやらピノ用品が置かれすぎて大人の身の置き所がないのに、こんな巨大なものを置くわけにはいかない!と最初躊躇したのですが、...どういうわけか、買ってしまったのですね!だってだって!
「ジャンパルーのおかげで家事がはかどりました」
「子どものあんなに楽しそうな顔をはじめて見ました」
「本当に助けられました」
というレビューの数々。そして何より信頼している友達のオススメだったこともあります。ピノは常に抱っこ抱っこで、置くと泣きわめくため、手際よく家事をする時間を捻出するのに本当〜〜に苦労していたので、ちょっとでも一人で機嫌よく遊んでくれるなら、という気持ちで藁にも、いや、ジャンパルーにもすがろうという気持ちだったのです。

そしてね、結果的には私も本当に助けられることとなりました。届いて組み立てて、あーやっぱすげー色合いだなー巨大だなーこれで遊んでくれなかったらどうしてくれる...とドキドキしながらピノを乗せてみたところ、
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フィーバーでした。
使ってみるまでわからなかったのですが、ジャンパルーは赤ちゃんが跳ねるのに合わせて、これまた何も考えてない感じの(失礼!)陽気な音楽が流れるのです。それに合わせてピノ、アハハ、アハハ、とよだれたらしながら「ちびまる子ちゃん」の山田くんみたいな勢いで半ばイッちゃってる目で跳ねる跳ねる!さらに座面が360度回転するようになっているため、目の前のしかけに気を取られながらどんどん回転すると一周する頃には最初のしかけを忘れているためか、飽きることなくジャンプしながらぐるぐる回り続ける...という一人エンドレス遊園地状態。どうにかなっちゃったんじゃないか、というくらいの楽しみっぷりだったのでした。

これぞエンターテイメント。
これぞハリウッドの力!
大人が見たらえーと思うような色合いでも、赤ちゃんはそれが大好き。「赤ちゃんを楽しませる」ということを何より考えて、エンタメに特化しているんだなあ、アメリカすごいなあ、と最初ちょっとえ〜と思ってしまった自分を反省いたしました。そして、実際日々助けられています。歩行器のように移動ができないようになってるから、「ある場所から動かずに、それでいて安全に遊んでくれている」という状態がいいのです。入れておくと長いときは30分くらいずっとご機嫌なので、その間に洗濯物ほしたり、離乳食作ったり、掃除機かけたり、という作業が捗ります。あと、結構な運動量なので、よく寝てくれます。先日私が病気で倒れて、半日吐き下してヘロヘロになって、抱っこもできないくらい弱っていたときにも助けられました。

ただ、上記の通りあまりに楽しそうというか、アハハ状態になってしまうので、刺激が強すぎるんだろうな〜と。だから長時間はどうかなとも思うので、朝と夕方、一番家事をしたい時にだけ乗せるようにはしているのですが。ハリウッド映画ばっかりエンドレスで観てたら疲れちゃうもんね、実際。

個人差はあるものだと思うので、赤ちゃんによって相性が悪いこともあると思いますが、おすすめでした。

ジャンパルーに限らないけれど、便利グッズがあふれかえってる時代、全てを取り入れる必要はないけれど、でも便利なものがあって、それが自分に合っているやり方で使えるのなら、頼ればいいと思う。道具に頼って、自分は楽をして、だめな母だ!と思うんじゃなくて、今はこんなものがあって、そういうものを作ってくれた人がいて、感謝だ!と肩肘はらずに気楽な気持ちで、ありがたく、使わせてもらえばいいと思うのです。
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ハッスル中。どういう感じか気になるという人は是非動画など検索してくださいませ。

今からまた30年後くらいの育児用品業界はどうなっているんだろう?
もっとすごい、今じゃ考えられないような便利なものが出てるだろうか?
楽しみだなあ。