e

ピノは最近なんでも私のマネをしたがるのですが、動作をなぞろうとしてるだけでコンセプトは理解してないので、例えば靴下を一生懸命頭にかぶろうとしたりしています。笑

先日は電話をしながらメモを取っていた私の手から鉛筆を奪い取り、急に何かを描き始めました。

鉛筆は尖っていてあぶないから、取り上げようと思ったけれど、
すごい集中力で書きなぐっていたので、見守っていたらこんな感じに。
途中で鉛筆を奪おうとしたときには、きーきー泣いて抵抗したくせに、
突然「フー!」みたいな感じでぽいっと鉛筆をなげすてて、
急に興味を失ったように別のおもちゃで遊び始めました。

本人なりの「完成」があったんだろうなと思ったらおかしかった。
今はなにやったってはじめてのピノですが、そんな彼女のはじめての作品。

タイトルはなんだろうね?
どことなく宇宙を感じるけれど。
でも、すぐにタイトルをつけようとしたりするのが、大人の大人なつまらないところなんだと思う。
きっと、題なんて必要ないんだ。

ただただ、手を動かすのが、何かが紙の上にできていくのが、楽しくって仕方ない。
「作品を作ってる」なんて意識はない。幼い頃は誰もがそんな風に描いたり、こねたり、自由に何かを作っていたはずなのに、頭で考えたり、計算したり、評価を考えたりしはじめた途端、手は止まってしまうのはなぜだろう。
子どもの創造性は、子どもにしかない。それがうらやましい。
その目を通して見えるのは、私には二度とみられない世界。
でも、ピノの目を通して、これから私もまたその世界にいけることがあるんじゃないかと思うと、そのことがとても楽しみ。

あーでもなー、クレヨンとか渡した日にはきっと家が大変なことになるんだろうなあー(遠い目で覚悟。)