no title
GWにおとずれた豊島にて。
ピノも先日5歳になりました。プレゼントはキックボードで、ケーキはプリキュア。そう...抗いようもなく来ているプリキュアの波...。なんだ、何がおもしろいんだ(身もふたもない)。あの日からもう5年。早いものです。元気で過ごせる毎日に感謝。本当におめでとう😻

バースデーに向けて、というわけではなかったのですが、ピノとネムのために最近続けて2体人形を作りました。ひとつは、これ。ネムの保育園用。
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布に描けるジェッソを絵の具に混ぜて塗ると自由に描けるということがわかり、作っていてとても楽しかった!3年前ピノにも作ったので、それの姉妹バージョン、ウサギです。本人は「うしゃしゃん!うしゃしゃん!」ととても喜んでくれました。いろいろ出来そうだなあ、もっと作ってみたい。

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そしてもうひとつ。ひょんなきっかけから作り始めた「赤ちゃんサーラ」ちゃん。ちょっとやってみよう、かわいいし、と軽い気持ちで始めてしまった自分をすぐにポカポカ殴りたくなるほどの大変さ!不器用ですから、な私にはとてもハードルが高いものでした。2枚平面な布を切って張り合わせただけの上のウサギと違って、このシリーズ、もっと本格的に人形を作りたい人のためのもの。(興味がある方は「ウォルドルフ人形」で検索してみてくださいね!)
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フェルトを丸め、部位に合わせて1g単位で計量し、骨格となる芯を作り、筋肉となるフェルトを巻いて、はち切れそうな綿の塊を、やわらかいジャージ生地でぐいぐいと丸め込んでぐしぐし縫っていく。本当に「人間の体を作る」感覚。髪の毛はなんと1本1本植毛するんですよ〜(T+T)難易度の高さと行程の多さに何度もクラクラしました。軽く10日間くらいかかりました。パンツを作り、洋服を作り、スタイを作って着せたときの達成感ったら〜。
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どんな表情にもとれる、この能面的な顔がかわいいのですが、気に入る表情を作るのが難しかったです。

心なしか赤ちゃんの時のピノネムによく似ているような気がします。

そして今回思ったのは「人間型の何かを作る」という作業は、動物のぬいぐるみを作るのとは、全く違うんだなあということ。違うのは自分の気持ち。人間を模したものを作っている時の感覚は何かの儀式をしている感じに近くて、ちゃんと向き合わなくてはいけない、と心がシャンとしているのがわかる。骨を作り、肉を作り、顔を作り、命を吹き込む。ほんの少しのバランスで、全体の印象がぐんと変わる。だから慎重に、どういう風になりたい?と人形の声を聴きながら。

世界をつくった神様もこんな気持ちだっただろうか。

2人にあげたらこちらもとても喜ばれて、頑張って良かったです。5歳と2歳の無茶な遊び方に耐えられるクオリティでないことが心配点です。笑