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やっとおしらせできます!

この度、イラストレーター大野舞のホームページを
大幅にリニューアルしました。
www.denali331.com
です。

みて頂ければうれしいです!

20代前半の頃なけなしの知識で自分でコツコツHTML書いて作っていたサイト、作品数が増えてジャンルが増えるにつれてどんどん管理しづらくなり、見やすくすることもできず縦に長くなってゆくばかりで、更新も滞りがちなのにそのままあることがずっと気になっていて、サイトを新しくしたいとずっと思い続けてきました。

そして今年の2月からいよいよ始動。いつも公私ともに本当にお世話になっている、石澤夫妻、トンクこと智子ちゃんとタイシャンこと太祥さんにお願いして。デザインや見せ方のことなど全てゼロからいろいろ相談して、コロナで会えない中、オンラインでのやりとりを重ねながら、ワードプレスの概念どころかサーバーとは何か、ドメインとは何かみたいなレベルからよくわかってない私に根気よく付き合ってもらい完成したときは感無量。

入り口となる場所には吉本ばななさんの「花のベッドでひるねして」の絵を使わせて頂き、写真家の永野雅子さんに新しく取り直してもらったプロフィール写真、昔覚和歌子さんが結婚のお祝いに送って下さったありがたい詩、全部宝物です。そしてこれまでご縁を頂いて形にしてきたたくさんの仕事を、ひとつの部屋の中におさめてゆく作業は大変だったけれど幸せで楽しかった。その時その時の必死な気持ちが思い出されて、人生を振り返っている気持ちでした。

現時点でまだ全部アップロードできておらず、こつこつ古いものも新しいものもないまぜにアップしていっている途中の段階なので、10年くらい前の仕事が最新のニュースに出たりしていますが、そういうのも面白がって頂ければ幸いです。近日中にオンラインショップも作れたらいいなと思っています。

専門で絵を学んだことはなく、何かに入選したり大きな賞とかをもらったわけでもない。自信があったことなんてないし、今だってない。けれど20年分のフォルダはわたしに描いてきたなあ、それで生きてきたなあ、と、思わせる量があって、しっかりとした根っこになって体の中から支えてくれる気がする。将来なりたいものを聞かれて「えかきさん」と答えていた6歳の時から、今まで何も変わらない。

いろいろな場所に飛び込みで持ち込みをしたり、「絵をみてください!」とポートフォリオを持ち歩いて人に会うたび見てもらったりしていた20代前半。今思い出すとあちゃー!!なことがいっぱいあって赤面したり申し訳なくなってしまうけれど、その図々しい一歩がなかったら開けなかった道もたくさんあって。持ち込みをしたところからはじめて依頼をもらって、飛び上がって喜んだ日のことを忘れない。

人に恵まれ、仕事に恵まれ、ここまでやってくることができました。
いろいろな人に手をひっぱってもらったり、背中を押し上げてもらったりして、今の自分がいます。
ただただ、感謝しかありません。

「下手の横好き」「継続は力なり」「好きこそものの上手なれ」という定番のことわざを携えて、私もまだまだ旅の途中。

旅の仲間にたくさん会えますように。

ちなみにサイトのなかで唯一これまでと変化なしなのは、ブログです。そう、他でもないこのブログ。大学生の時レンタルブログがブームになった時に始めて、そのあとありとあらゆるSNSが増える中、今はnoteなどに移行する人とか増えていると思うのですが、私は一度も変えることなく、ずっとここでいろいろ書いてます。この20年間とぎれることなく。どうでもいいことから死ぬほど悩んだことから、はじめての一人暮らし、会社と絵の二足のわらじ時代、いろんな旅、そして独立や結婚出産など、ぜんぶ、ぜんぶがそこに詰まっています。単に一度はじめると長い性格なので、それだけのことなのですが、娘たちが大きくなった時、自分の母が若いときから死ぬまでの日記がずっと読めるってことなんだなー、これはずっと残るんだなーとか思うと恥ずかしいけどそれって結構すごいことなんじゃ…と不思議な気持ちになります。

ということで長くなってしまいましたが、まだサイトへの過去作品のまとめは終わっておらず、これからもどんどん上げていきたいと思いますのでたまにのぞいてみてくださいね。

サイト製作してくれたトンク、本当にありがとう。