img20041011.jpg「たとえば、それがプラハ城の前でも、夢の中でも、あなたの机の引き出しの中でも」

「忘れられない限りはね」と、マジシャンが付け足しました。

リーは、こうしてサーカス団と出会いました。
へたっぴな彼らの芸を、道ゆく人は誰もみていません。
こんな変なサーカスを、見たいと思っている人がいるなんて、思えませんでした。
けれど、リーはとてもおもしろそうだと思ったので
しばらく彼らについていこうと決めました。