img20050131.jpg「オペラ座の怪人」を見ました。映画のレビューとか下手なんだけど感動したのでとりあえず描きます。

私はこの話が大好きです。劇団四季のもの、先日見たケン・ヒル版(これはイマイチでしたが)それから今日の映画と3種類目。きっと見ている人はもっと見ているのだと思います。

正直映画は見たかったけれどそこまでは期待しておらず、「やっぱり歌は生じゃないとね」などと思っていましたが、素晴らしかった!

演劇には演劇にしか出来ない事があるように
映画には映画にしか出来ない事がある。





映画じゃないと出来ない表現がフルに活用されていて、ものすごいおなかがいっぱい。

舞台だと、歌の迫力とライブ感はあるけれど、どうしても客席から舞台を見たときに役者の細かい表情が見えないし、場面の切り替えも大変、もたもたしてしまったりする。

ファントムの狂気、クリスティーナの葛藤、巨大シャンデリア(これだけで制作費1億かかっているらしい)の崩壊、脳天に響く歌声。それを映画館の前から3列目でドルビーサラウンドの大音響で体験できるのは、それはそれは鳥肌ざわざわモノです。なんか心の奥の痒いところに手が届く感じ。これもひとえに、作り手の作品への愛のような。

この物語を最も効果的に表現できるメディアは、舞台じゃなくて映画じゃないかと思ったほど。
良いものをみた。ミュージカル嫌い、という人にも見てほしいなと個人的に思う。
本当に良かった。ロイド・ウェバーはすごい。