img20050215.jpg竜宮城にいったら、最初はみんなニコニコしているのにそのうち豹変して、斧を持って追いかけてくるというここしばらくで一番の悪夢を見て目を覚ましたら、熱が下がっていました。
やっと新しい絵が描けました。それにしてもここ4日間、肉体の体勢のデフォルトが「横たわっている」という状態だったため、全身タコみたいにぐにゃぐにゃ。
健康は素晴らしい事です。人はどうしていつも、本当に大切なものに限って普段は蓋をして見えないようにしてしまうのでしょう。本当に大切なものに限って、壊れる時はわりと簡単だったりするのに。
今回も本当に多くの方の優しさに助けられました。ご心配くださった方、本当にありがとうございました。すごく励まされました。もっと身体を鍛えてインフル菌くらい斧で撃退できるようになります。
それにしてもこうしてほとんど家から出ないで横たわっていると
本当に世の中というのは私がいたっていなくたって
なんの関係もなくまわっていくんだなあ、という当たり前のことを実感します。
たかが4日だけど、それでも私には久しぶりのことだったので。
例えばスケジュール帳を見ると 今週の予定がびっしりいろいろ書いてあるけれど
その中の一つも「私がいないとダメ」なものではないという事なのです。
いればいたで良いけれど、いなくっても別に大丈夫なのでした。
そんな事に気づいてしまうちょっとザラザラした時間。

でもきっと、いなくてもいい場所に私がたまたま存在していることで
何かの付加価値、そう、それは単なる付加価値に過ぎないんだけれども、そんなのを生み出せたらいいな、と思う。
「自分じゃなきゃダメ」な事は何もないけれど、「自分がいたらちょっと良い」事は見つけられるかもしれないから。

寝てばかりいると変なことばっかり考えてしまうという典型。