img20050419.jpgアテネ公演をDVDで見ました。
アテネ公演!!!実際の屋外の遺跡跡というか、コロッセオのような場所が舞台になっています。ソフォクレス「オイディプス」を、アテネで演る。演出家にとっても、役者にとっても、冥利につきるというものでしょう。行きたかった・・・。
でもビデオで見てもその迫力は十分伝わってきました。

この芝居はとにかく野村萬斎の独壇場で、それ以外の役者は全て彼の葛藤と苦悩を引き立てるための脇役に徹してる。はじめからおわりまで、ずっと。それがとてもうまくいっていて、彼がグイグイ全体をひっぱっていく感じが心地良い。
そもそも私は野村萬斎という人がとても好きで、彼の表現に対する姿勢や、伝統の中に身を置きながら(置いているからこそ?)ラディカルな事に挑戦し続けるところとか、本当に格好よいと思う。だから見ているだけで楽しいけれど、とにかく動きの美しさが半端じゃないので目が離せない。屋外なのに、声も素晴らしく響いている。

演出より舞台より、野村萬斎しか記憶に残らない。こういう場合、物語そのものが既にメジャーであることが、変にストーリーの理解に頭を使わないで演技のみに集中できる状態を作るので良いと思います。