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普段演劇はよく見るのだけど、ライブなどはあまり行かない方だと思うのですが先日友人gontamariちゃんに誘っていただき、かねてから見てみたい!と思っていたザッハトルテさんのライブに行きました。
ザッハトルテさんはアコーディオンとチェロ、ギターの3人からなるユニットで、
普段は京都で活動されています。

今回は東京で聴けるチャンスだということでわくわくしていたら案の定
最初の10秒で一気に引き込まれてしまいました。CDは聴いていたけれど
やっぱり生だと全然違う。なんか楽器とダンスしてるみたいに見えた。
かけがえのないパートナーとの、息のぴったりあった情熱的な踊り。
音は、一言で言うとなんだか「曲がり角から誰かがこっちをじっと見ているんだけど
ぱっと振り返るともう誰もいなくなってる」ような雰囲気の音楽でした。気になる。
すごく視線が気になる。

私の中で音楽と絵は元からすごく結びついているものなのですが
あんな風に目を閉じて聞いているとあとからあとから自分の中に「世界」が
生まれてきて、絵が描きたくて仕方なくなるという事はなかなかないもので、そういう意味でも素晴らしく貴重な体験でした。

この絵は、私がすごく好きだな、と思った「あまやどり」という曲を聴いているときに
最初に、この2人がはいているつぎはぎだぶだぶの色鮮やかな布が
ひらひら ひらひら している光景が浮かんで
ああ、誰がこれを着ているのかな、とその先を見てみたら
この動物と女の子が雨の中で踊っているのが見えて、私も混ざりたくなった。

gontaちゃんありがとう。また聴きに行きたいです。