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最近の寒さは尋常ではない。
毎朝ガタガタ震えながら目が覚めます。温暖化なんて嘘だ。そしてこの外と中の気温の差。
家を出たときはアラスカにいるようなのに、人がうじゃうじゃいる地下鉄の駅に一歩入れば湿気むしむし、そこはまるで常夏のハワイ。風を遮断するジャケットなんて着ているものだから、汗が出るほど暑いのです。
こんなに身体が混乱することもない。外気温に関わらず、被服気候を一定に保つ洋服があればいいのに。誰か、この切実な生活者ニーズに答える商品を発表してくれないでしょうか。

こんなとき私は氷河期の恐竜のキモチになってみます。つまり氷河期の始まりとはこんな風じゃなかったのかな、と思うわけです。じわり、じわりと温度が下がる。一時的なものだと思っていると、どんどん下がる。最初は「この冬一番の寒さ」なんてのん気にいってたお天気キャスターも、だんだん目が恐くなってくる。交通機関が麻痺する。外に出られなくなる。ヒーターを最大温度にしてつけても、コタツに入っても気温は下がるばかり。身体が動かなくなる。ふと隣を見ると、お隣のブラキオサウルスさんが雪に埋もれて冷たくなっている。逃げようと思っても、もう遅い。気温はますます下がる。

そしてねむーく、ねむーく、なってくるのです。
あったかいなあ、なんて常夏のハワイにいる夢を見ながら
氷の下でみんな眠りにつくのです。

おおこわ。