1月15日、午前4時、デナリはこの世を去りました。満8歳と少し。
この冬は本当に寒くてその前日も、その次の日も、大雨だったのに
嘘みたいに晴れてあったかい日の朝でした。
治療法のない病気でした。一度発症してしまうと、もう治らないのだそうです。この日まで持たない、とお医者さんに言われた日から2日も長く頑張りました。私も妹も家を出て、家族全員が家にいることなんて今はすごく珍しいことなのに、ちゃんと全員揃っている日に、全員に見守られてデナリは旅立ってゆきました。本当は甘えんぼたったのに、なかなかシャイで甘えられなかったから、最後はみんながいてくれるときを選んだみたいです。最後の方はもう、点滴生活で目も見えなくて足もフラフラなのに、ずっと私達家族にかわいい顔を見せてくれていました。

よく頑張ったね、えらいよデナリ。
もう苦しくないよね。あったかいところにいるかな。

今は何も描けないし 
心の一部がぽっかり抜け落ちてしまったみたいで
何も思い浮かばないけど
この偉大な猫のことをちゃんと伝えていこうと思う。

本当に幸せな日々を、ありがとう。
生まれてくれて、そして私と出会ってくれて、ありがとう。