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本日またしても深夜でちょっとテンションがおかしいのと、あまり記述すべきことはないので今日私が体験した不思議な出来事を簡単に2つ書きたいと思います。


①朝、青山一丁目の駅にて、向うから歩いてくるきらびやかなOLの一団に遭遇。「マキアージュ」の広告に出てきそうな、あるいはOGGI的な、とにかくみなさん美しく、ファッショナブルで、私はついついすれ違うときに、彼女たちの会話に耳を傾けてしまいました。きっとお勧めのエステとか、好きなブランドとか、そういうものについて話しているんだろうと思いながら。そしたら。

OL1「いや、絶対ゴレンジャーに黒いたって」
OL2「いないよー!あんた何かと間違えてるよ」
OL3「えー、赤、黄、青、ピンク、黒でしょ?!」
OL1「そうそう、黒って、ああいうレンジャー系のやつだと絶対ちょっと渋くてかっこいいキャラなんだよね。あたし本気で惚れてたよ。ピンクマジ死ねとか思ってたもん。」
OL2「だから、黒はゴレンジャーにはいないっていってんでしょ?!」
OL1「え、じゃあ、黒じゃなかったら何色なわけ!?」
OL2「覚えてないけど・・・緑とかさあ」

いないのに、いたと思われてる初恋の君、クロレンジャ。
いたのに、たいして覚えられてない存在感の耐えられない軽さ、ミドレンジャ。
何より、朝っぱらからゴレンジャーの話で盛り上がるキラキラOL集団。
謎。
ちなみに私は詳しいわけでもなんでもないので、上記の絵について細かい突っ込みは何一つとしてしないで下さい。私も黒、いたと思ってたんだけどなあ・・いないのね。

②忙しい一日が終わり、深夜駅から家への暗い道を歩いていたときのこと。住宅街の中を歩いていたら、ふいに目の前の十字路にさしかかった時におじさんがすごい勢いで走ってきて、十字路の真ん中に立ちふさがった。そして絶叫。
「ナツコーーーーーーーーーーーッ!!!」
仰天しました。
「ナツコッ!!!ナツコォォォーーーーーーーーーーーッ!!!」
叫び続けるおじさん。
もしや、奥さんに逃げられた?!
もしや 娘が家出した?!
と、いろいろな可能性をぐるぐる考えながら、私は足早におじさんのとなりを通り過ぎました。幸いおじさんは私なんかには目もくれません。後ろの方で相変わらず叫び続けています。
そのとき。名前を呼ぶのをやめたおじさんが急に
ぴゅルルウルルーーーーーーーーーー
と、口笛を吹いたのです。
すると、なんと!私が歩いていた方向のずっと先、ものっすごい遠くから、何かがすごい勢いで走ってくるではありませんか。まるで弾丸のような勢いで地平線ほども遠くから走ってきたのは1匹のハスキー犬でした。そうか、おまえがナツコか。
ナツコは一陣の風のように私の側を走りぬけ、おじさんにタックルしました。
良かったね。
でも、飼い犬って、首輪もつけずにそんなに遠くまでいくものなのか?
おじさんはいつもこうやって、絶叫してナツコを呼び寄せているのか?
そしておじさんの娘は家出していないのか?

と、いろいろな疑問は残りますが、犬を飼ったことがない私にはよく分かりませんでした。
でも、なんかいいもんみた。
飼い主のもとへかけよっていくシベリアン・ハスキーの姿は、私に南極物語をみたいなあ、という気分にさせたのでした。