img20060522.jpg本日、昼間は二週連続の休日出勤でブルーだったのですが夜は楽しいことがありました。下北沢本多劇場に大人計画の最新作「まとまったお金の唄」を観に行きました。
いや、笑った。
舞台を見てこんなに笑ったの久しぶりかも。相変わらず、ものすごいです。滅茶苦茶で、支離滅裂で、脈絡がなくて、マニアックで、内輪なのに、ちゃんと伝わってくるものがあって、更に面白いのです。すごいなあ・・。松尾スズキがすごいといつも思うのは、出てくる人がみんな人格的に破綻しているのにとても愛しく感じられるところ。脚本家自身の「どうしようもない、矛盾した人間という生き物への愛」がひしひしと感じられるところだと思います。その愛があるから、描かれるキャラクターはどれもとても生き生きとしていて、厚みが感じられる。観ている方も入り込めるのです。それにしても松尾スズキの頭をパカっとあけて一回覗いてみたいです。一体どこまでが脚本にあるセリフで、どこまでがアドリブだったのか・・・。謎。
で、絵はあらすじとは直接関係ないですが、阿部サダヲに「深海魚のような顔しやがって!」と言われていた市川実和子のつもり。でもかわいかったな。