img20060612_1.jpg昔の絵などを見ておりますと、そのあまりの下手さにクラクラして、ああ、私は一体なんてものに満足していたんだろう、と思う反面、そこには今の私には決して描けない線があったり形があったり色があったりして 変に感心してしまったりする。
それは、自分が小さいときのビデオや、高校生の時に書いていた日記を見返したりしてみるときの気持ちと似ている。その時自分は何を考えて毎日生きていたのか、さっぱり思い出せないのだけど(時に抹消したいような記憶もあるけれど)その時なりに自分は何かを考え、悩み、頑張っていたんだな、という感じがしてくすぐったい気分になります。
これは成長しているということなんでしょうか。

そして、こうして描いている絵も文章も
今の一瞬一瞬も
遠い未来の私が振りかえってちょっと恥ずかしくなる、そんな過去の1枚のページになるには違いない。手抜きをしている場合ではない。
人は、日々、変化する。変化して、毎日違う自分になる。
変わるから、おもしろい。
永遠に変わらないものなんて、つまらない。
たまに振り返って 二度と存在しない過去の自分をまぶしくみつめて見るのもいい。

年を取るのも悪くない。