いよいよ、あと4日で横浜に到着します。

3ヶ月も一緒に過ごした1000人の人達との別れももうすぐ。
この船から降りる瞬間を目前に 船の上は帰還の興奮と、別れへの焦りと、残された時間を最大限有意義に過ごしたいという いろいろな想いが入り混じった奇妙に躁的な雰囲気に包まれています。あちらこちらでメッセージや連絡先を交換する人達が増え、飲み会が増え、デッキで過ごす時間が増え、「降りてからどうするの?」と尋ねる事が増える。
かくいう私もそんな1人で 今は心が常にざわざわしているような状態で 何を書くべきなのか あまり思いつきません。そして横浜の地を踏み、自分の家に帰った時、何を想うのかも分かりません。
人とゆっくり話しをしたり 絵をみてもらったり 
晴れた日のデッキで本を読みながらジャクジーにつかったり
甲板に寝転んで天の川を見ながら とりとめもない話をしたり
この3ヶ月間の日常が 急に切ないくらい大切な時間になる。

帰ったら何をしたいか。
まずは、このとてつもなく大きなインプットを きちんと消化して 伝えていきたい。自分なりの方法と言葉で あせらず ゆっくりと 表現してゆきたいと思う。

まだ、旅は終わっていない。
むしろ、帰った時が私の本当の旅のスタートだ。
船に乗っていれば 次々と新しい場所へたどり着いた この3ヶ月とは違って
これからは私は 自分で自分の旅を作っていかなければならない。
現在位置を知り、羅針盤と向き合い、風を読み、舵を取り、そして目的地を目指さなければならない。
大変なことは分かっているけれど
その旅の大変さを分かち合う多くの友と仲間に 私は恵まれている。

全ての出会いの奇跡に ありがとう。
この海に、この自然に、この地球に、ありがとう。

次に更新するのは 東京の1人暮らしの自分の部屋になるかな。
それこそ実感がないや。

2006年10月25日 太平洋 トパーズ号甲板にて。