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今朝、目が覚めたら号泣していた。
というよりも、自分の泣き声で目が覚めたのである。
目が覚めてからも しばらく涙が止まらず
わけも分からず泣いていた。

とてつもなく悲しい夢を見たことは覚えているのだけど
その肝心の内容がさっぱり思い出せない。
普段から夢日記をつけている私は 夢の内容を覚えていることが
結構得意なのだけど それでも今回は思い出せなかった。

なにか「別れ」であったり「さようなら」であったりそんな感じの
悲しさの質であったことは覚えているのだが、
何が悲しいのか分からないのにひたすら悲しくて泣くというのも
考えてみればあまりすることのない体験なので
これはとりあえず存分に味わっておこうと思って 気の済むまで泣いた。

もしかしたら私は実際はとてもドラマチックな映画的体験をしたのかもしれず 例えばそのエンディングは 禁じられた恋だの運命だのなんだのをめぐって非常にあれやこれやあったあげく、私が全て記憶を失ってしまって、その出来事を夢だったと思い込む、という感じの悲しい結末を迎えたのかもしれず、つまりは私は何もおぼえていないけれど 本当は時空を超えた最愛の恋人との自己犠牲的な永遠の別れを果たしたばかりだったのかもしれない。

そうじゃなかったかもしれないけど。

しかし理由がないのに そうそう泣き続けられるものでもない。
自分の涙の海で溺れられるほど泣くことができたら いっそスッキリするだろうに 
中途半端に 気持ち悪い感じに 枕がグショグショになっただけで
涙腺は突然に機能することを拒否したので 
私は何事もなかったかのようにむくりと起き上がり 
いつものように顔を洗ったのである。