ryuka.jpgMotherシリーズは私の一番好きなゲームのうちのひとつで だから一度制作が中止となったマザー3で遊べた事は本当に嬉しいことだった。
そのコピー通りに「奇妙で、おもしろく、そしてせつない」ゲームで、「ワンダと巨像」以来、クリアしたあとにしばらくぼんやりしてしまった。
糸井重里は本当にいいものを作ると思う。マザー3はどこをとっても「マザーの良さ」みたいなものに満ちていて緻密なドット絵も愛らしい敵キャラもライブの臨場感も相変わらずの楽しさで、通行人のセリフにもいちいちニヤニヤさせられっぱなしだった。どせいさんラブ。
美しいグラフィックと壮大なストーリーではあるものの単なる観客としてしか参加できない映画みたいな最近のRPGと違って、マザーは自分がその世界の住人であると感じさせる要素が満ちている。ちゃんと「街」が生きている。舞台となるタツマイリ村に戻ったときに「あの人元気かな」なんて思って用事もないのに友達の家に遊びに行きたくなってしまうのだ。そういう感覚。そうして、ひとつの「家族の物語」は進んでゆく。
そんなわけでここ2週間くらい仕事の合間合間にうきうきしながら遊んでいたのですが、何も計算したわけでもないのに クリアした今日は母の日だった。不思議な偶然だ。
母の日にマザー3をクリアするなんて、なんかイイじゃないですか。ぽてんしゃる!