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「年に1度の会合は この世にまたとない 
こたつみかんのある国で行われる。」
今年の2007年デナリの地球一周カレンダーも、とうとう最後のページを迎えました。地球一周を終えて、最後はやっぱり日本だ。

私は日本の冬が好きだ。
息を吸うと鼻の奥がキーンとする感じも
コタツから出られなくなる感じも
石油ストーブのにおいも
なんとなくみんなセワセワしている感じも
みんな好きだ。

落ち着かない。
その感じがイイ。

これから先どこで暮らすことになっても、年末とお正月は日本にいたいなあ、と思う。(クリスマスは別にどこでもいい)
うまくいえないのだれど、別に紅白歌合戦が大事なわけでも、初詣やお雑煮が大事なわけでもない。毎年同じように同じ場所で過ごすことによって、つまり同じ地点に戻ってくるからこそ振り返ることが出来る自分の変化というものがあるような気がするからだ。

大きさを比較するときによくマッチ箱とか煙草が置いてあったりする。
誰もが認識できるスタンダードな大きさがあるからこそ、横にあるものの違いがリアルに分かるのだ。時間のマッチ箱、それが私にとっては日本で過ごすお正月。

今年1年、私の勝手な地球一周の旅にカレンダーと共にお付き合いくださった方々、ありがとうございました。このカレンダーは私の地球一周のたびととても深く結びついたものなので、終わってしまうと思うと私自身もちょっと寂しく、感慨深いです。

おわりのはじまり、あらたなたびのはじまり。