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今日歩いているときに 
なんだか急に生きている事がすごく幸せな事に思えた。
楽しくって仕方なくって走り出して、生きてて良かったと
この世に存在させてくれてありがとうと誰かに叫びたくなった。

その気持ちは打ち上げ花火みたいに
一瞬後には残像を残してぼやけて消えてしまった。
その後はいつもどおり、もしくはいつもよりちょっと寂しい感じの
いつもどおりがやってきた。

そいつの尻尾はつかみそこねた。
なんだか楽しい夢を見ながら起きた時の
記憶が脳から零れ落ちる前の一瞬の感じに似ている。

なんだったのかな。
あの今初めてこの世の中に生まれたみたいな歓びは。
全てが新しくて、全てが眩しくて
命と世界が沸騰してるみたいだった。

そういう瞬間が一日の中にたくさんあったらいいのにと思った。
そういう瞬間が人生の中にたくさんあったらいいのにと思った。

そういう瞬間がたくさんあったら
きっと優しく強くなれるのだと思うから。