ちょっと銀座・有楽町界隈に関連した大きなお仕事をさせて頂くことになったのですが、私自身全然そのあたりについて詳しくないため、先日丸一日を費やして、炎天下の中「銀ブラ」してみました。

まずは事前知識を、と思って銀座関連の文献をいろいろ読んだり、ネットで調べたり、ガイドブックを買ったりしてみました。そのあとガイドブックを片手に、いつも海外ではじめて行く街を歩き回る時と同じように、銀座を歩き回りました。あまりにキョロキョロして、しかも資料として写真を街角でとりまくっていたために、完全に海外からの観光客にしか見えなかったと思います。笑 (実際、アジア各国から銀座に来ている人たちの数がとても多いです。)

そうしたら、これが本当に面白い一日になった!!

まずスタートは歌舞伎座の横のYOUでランチを食べながらどのコースを歩くか決めるところから。
(何度か来てるけど、これまで食べたオムライスの中で一番おいしいと思う)

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ふんわふんわ とろんとろんの THE オムライス。
そして、歩く、歩く。
ひたすら歩く。もとから歩くのは苦にならないのですが、暑さが応えました・・。

そして発見、「見えてた」けど「見て」なかった、いろいろな銀座の顔。

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通りによって街頭のデザインが細かく違うこととか


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木村屋の酒種あんぱんはやっぱり元祖だとか


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三越の入口にはこんな雄雄しいライオンさんがいるとか


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普段いかない屋上には巨大なお地蔵さまがいるとか


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並木通りの和光の時計、何気にすごくシュールだとか


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資生堂パーラーのセレブ感は昔から変わらないのだろうとか


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日本最初の創業100年を迎えるカフェ
「カフェー・パウリスタ」のキッシュはめちゃくちゃ美味しいとか
(ジョンとヨーコも通っていたそうな。
そして「銀ブラ」を「銀座でブラジルコーヒーを飲むこと」としたのもこのお店だそうな。
初めていくのに心底落ち着く、確かに通いたくなる空間とコーヒーでした)


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昼と夜とで全然違う顔を持っているとか


そんないろいろな発見をして、気づけば真っ暗になっておりました。

銀座に行くのは当然初めてではなく、むしろ伊東屋なんて数え切れないくらい行ってるし、マリオンで映画を観たり、ギャラリーもたくさんあるし、アップルストアに行ったり、最近大学時代の友人が銀座のベルギービールの美味しいお店「FAVORI」で働き始めたりして(さりげなく宣伝!)、行っている回数としては結構多い方だと思うのですが、でも私は「銀座」という街をこれまで何も理解していなかった!ということに気づかされました。

こんなにも面白い歴史と文化の街だったなんて。
欧米化の中心、「日本で最初の○○」がたくさんある街。関東大震災で壊滅状態になったにも関わらず、華麗に建て直されよみがえった街。
そしてこれまで気づかなかったものが、こんなにたくさんあったなんて!

と、知っている人からしてみれば当たり前だと思うのですが「灯台もとくらし」的なものはいつでもあるもので。いつでもいける場所ほど、敢えて知ろうと思わない、というのは誰でもあるのではないでしょうか。ガイドブックを見ながら、何度も歩いている街を「旅するように」歩くというのは本当に楽しい。
何度も歩いている場所が、全然知らない、新しい土地に思えるのです。地図を見ながらてくてく歩き、目的のお店を見つける喜び。

知っているつもりのことで、知らないことは
身近なところにも山ほどある。
そういうものにもう一度向き合うことは
想像もしていなかった感覚をもたらしてくれる。

仕事は関係なく、大切なことに気づかされた体験でした。
銀座に対する印象が変わった。今までは「気取ってるし、用事がなければ行かない場所」だったけれど、この日を通してすごく好きな街になった。
歴史が育んだあの空気を吸いに、また散歩しにいこう。
そしてもっといろいろな街と向き合ってみよう。
そう、まずは自分の住んでいる場所から。
地元を、日常を、「旅して」みよう。