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「アイラブ・モチモチのナン」

最近の天気、このスコール的雨の降り方は本当におかしい。。そして私にはよく分からない、あっても何の得にもならない変な意地のようなものがあって、降水確率が高くても家を出るときに雨が降っていないと、つい傘を持たずに家を出てしまうのだ。つい、「降水確率の高い日に、傘という荷物を持たずに雨の包囲網をうまいこと回避」する自分を夢見てしまうのだ。

そのせいで先日もこんなことになってしまった。
その日、東京カリ~番長のお宅のカレーパーティというなんとも素晴らしい会にお招き頂いていた私。その日、夕方雨が降ると言われていたのに、私は傘を持たずに家を出ておりました。さらに自分の方向感覚も過信したため、お宅の場所もざっくりとしか把握せず。
ケーキを買って、最寄の駅についた私。普通の道を行けばいいものの、googleマップを見たときに「道路じゃなくて、この大学の構内を抜けていけば近道だ」と思った記憶を頼りに、駅前の大学の中に踏み込んでいきました。そしてポツリ、ポツリと降り出した前。
またたくまにザーーーーーーっという豪雨に!
あまりの雨に、私はすぐ近くの校舎の中に飛び込みました。すぐ止むだろう、と思っていました。
しかし私は甘く見ていたのです。その日の天気を。
そして日曜日の大学ほど、雨宿りに適していない場所はないということを!
待てども待てども雨は止むどころかひどくなるばかり。これ以上雨宿りをして遅れるのも嫌だけれど、私が濡れるのはともかくこのかかえたホールケーキを台無しにするわけにはいかない、と思いカバンの中に入ってたプラスチックの袋でケーキの箱を包んで豪雨の中、外を歩き出す。

ここからがひどかった・・。日曜日の学校にほとんど人はおらず、生協も閉まっていて傘も変えず、どれも同じような建物に見えて自分の居場所もよく分からず、なおかつ構内にタクシーなんて一台もおらず、それでもなんとか長々と歩いて目的の裏門に着いたらしっかりと鍵がかかっておったのです。あの絶望。東京の真ん中で遭難しそうなキモチでした。
結局長い道のりをまたトボトボと引き返し、駅まで戻ってタクシー2台に乗車拒否された後やっと乗せてくれたオジサンに救われ、普通なら駅から10分で着くところなんと1時間かけてお宅に到着。びしょぬれどころかプールから上がったみたいな(でもケーキは死守!)とことん空気読めてないいでたちで、たどり着いた私は、まず何よりも先に家主に着替えを借りて服を洗濯してもらうという駄目っぷりを発揮したのでした。ふー。

あまりにアホな体験だったのでつい前置きが長くなりすぎてしまいましたが、この日のパーティは本当に美味しく、また楽しいものでした!!
遅れて到着したせいでナンを焼くところが見られませんでしたが、とうとう自宅にナンを焼く釜「タンドール」を設置までしてしまった番長。すごすぎます!!
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うーん。神々しい。カッコイイ。当日はこのナンで焼かれた自家製のモチモチナンと、3種類の素晴らしく美味しいカレー、そしてサラダやバイキングできそうな量のデザートを頂き、そんな頃には身体もすっかり乾いていて、あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。
久しぶりに会う懐かしい方々とも再会できて、前回会った時にはまだ本当に小さかったベビーたちもびっくりするくらい成長していて、一緒に遊べて嬉しかった。

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それにしても1つの道を追求している人というのは心底憧れる。
私もまだまだ遠く及ばないけれど、アンコ隊長?を目指して頑張ろう。
miyukiちゃん、番長、本当にこちそうさまでした&ありがとうございました!

と、地獄と天国を同時に味わった一日。
今度から、ちゃんと傘もって家出ます!

そうそう、番長の著書、「本当は教えたくないカレー」に載っていたタイカレーのお店、「ピキヌー」が近所だったので、先日早速行ってみました!定番のグリーンカレーを頂きましたが、これまでのわりとコッテリしたココナッツミルクのグリーンカレーと違って、さっぱりしているのにパンチがある、お野菜たっぷりのグリーンカレーがまさにタイの味といった感じで本当に美味しかった。こんな近くにこんな美味しいカレーやさんがあって嬉しいなー。また行こう。