まだ3週間足らずだけれど、引越し後、ただ「生活すること」がとても楽しい。

居心地が良い空間にいると、普段の動作がいちいち“イイ”のだ。
朝起きるのも楽しい。コーヒーを入れたり、植物に水をやったり、寝転んで本を読んだり、お風呂に入ったり、掃除すら楽しい。嫌なことがあっても落ち込んでも、ゆっくりお風呂に使って深呼吸をしたりするだけで元気になれたりする。

日常生活というものが持つ力。家は、全ての拠点だ。

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コケシスターズも窓辺に鎮座しています。
一番向こう、バリで野猿に破壊されたさくらんぼちゃんも
まだ色塗ってないから悲しい感じになってるけどおだんご新調しました。
引っ越してみて初めて、前の家に居たとき、私は結構いつでも気を張っていたのだということに気づいた。広かったから大きな作品を作るのには向いていたし、好きなカフェも近くにあったし、決して嫌ではなかったけれど、交差点に建っていて深夜までうるさかったり、下の階の人が文句を言いに来たり、後は、そこに生活している私の方が申し訳ないくらい何故かいつも家の周りで工事ばかりしていた。だから、なんかいつも緊張して怒られまいとゆるいバリアーを張っていた気がする。

今の家はまだいろいろなモノが足りなくて、新しくてアンテナがないからテレビは映らないし、カーテンもないから雨戸を開けられないし、ダンボールがあちこちに開けられないまま放置されているし、細かい調味料とか全然なくて、歯がゆい。ちゃんとゆっくりそろえよう、と思っている間に忙しくなってきて、でも適当に買いたくないし、「なんとなくそのまま」になっているものが多くダンボールもこのままではオブジェになってしまいそうだ。

今の家も生活もまだ全然「完成」していない。
でも、嬉しいし、楽しい。

何しろキッチンが幸せ。
前の家で一番不満だったのは台所がミニキッチンのように狭かったこと。変な位置にあったから冷蔵庫と台所が離れていたし、調理スペースもなかったから、ひたすら無駄な移動を余儀なくされた。
いつの間にか、あまり凝ったものを作ろうという気がなくなっていった。
そうやってひとつ、生活の中での大好きな行為が楽しめなくなってくると、だんだん他のこともどうでもよくなってきてしまう。
ここで声を大にしていいたい。料理好きな人は絶対に、ガスでも電気でもIHでも、コンロ一口のところに住んではいけないのだ!カセットコンロを併用とか、結局疲れる。その家のその他の部分全てが完璧であっても、台所にはこだわるべきです。でもそれも、今だから言えること。前の家に越した時は、やっぱりその広さに惹かれて、台所は工夫すれば何とかなると思い決めてしまったから。

今のキッチンは良いです。広いし、料理をしやすいし、カウンターっぽく目の前が開けていて閉塞感がない。今日はカレー粉を使わない、スパイスだけで作るカレーを作ってみたら美味しくできました。

たまねぎを じっくり炒める 幸せ哉

本当に良い物件に奇跡的に出会えたと思う。
引っ越して良かった。いろいろなものに感謝。