Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

カテゴリ: works

放課後にシスター
放課後にシスター

最新のお仕事のお知らせです。
今月祥伝社さんから発売の「放課後にシスター」という本に装丁・装画で関わらせて頂きました。作者は中島さなえさんです。今回は装丁まで任せていただけたので、本というものを作るのに必要な全ての部分を自由に考えて選ぶことができて、とてもやりがいあるお仕事でした。演劇やっていたのでついそういう風に考えてしまうのですが、絵だけを描くのは役者みたいなものですが、ブックデザインの場合は演出家みたいな感じがします。緊張感と責任感が全然違いますが、やっぱり楽しいのです。物語という贈り物を、どういう風に包装したら一番もらう人が嬉しいかな、とか、そんな風に考えながらやっています。
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写真 12-02-01 22 13 36

スピリチュアル母さん」が地元の下北沢VVに置いてあるのを発見し、更にそれがばななさんの御本コーナーにあるのを見つけたときには目のたまが飛び出そうになりました・・・なんというすごい位置に置いておいていただいてるんでしょう。左隣には「もしもし下北沢」。右隣にはばななさんの文章が読める新刊「わたしのままでママをやる」!嬉しすぎて緊張感のあるポジションです!ありがたいなあ。

VVと言えばあのテンションの高いPOP!下手なサイン本を少し作らせて頂いた後、POPも書かせて頂きました。以前のもしもし下北沢関連イベントの時に、同じく書かせて頂いたのですが、それと自分の本のPOPを自分で描く、というのは全然違う話で・・・何を書いたらいいのか全くおもいつかず、しばらく悩んでしまいました。

そしてひねりだしたものがこちら。続きを読む

espreバレンタイン

2月は、お知らせ目白押しです!

2月1日から14日まで、渋谷マークシティで開催されているバレンタインイベント、MARK VALENTINE 2012で、メインビジュアルの一部、そして館内で配られている冊子のイラストを描かせて頂きました。
渋谷やマークシティは、普段から一番通るし、利用している場所なので、そこに自分が関わらせて頂いたものが出ているなんて、ドキドキします~!
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スピリチュアル母さん

12月からベールに包んできたものを、腹くくって告知します!

2012年2月は私にとって忘れられない月になりそうです!
はじめて自分の名前で本を出させて頂くことになりました。

文章ではなく、「コミックエッセイ」というジャンルです。メディアファクトリーさんから。その名も「スピリチュアル母さん」です。いろいろな縁、めぐり合わせのおかげさまで、なぜかこのような事になりました。絵の仕事は10年くらいしていますが、漫画は初めての経験。今日に至るまでいろいろな事があって、自分の名前で自分と家族が出ている恥ずかしい内容(だいたい実話)のため、いざ告知しようとすると、とても嬉しいはずなのに妙な緊張感が増して筆が(キーボードが?)止まってしまい、書けない日が続いていました・・。
そうこうしているうちに発売してしまったので、全面的に告知します。

うちの愉快なスピリチュアル母さん、「日本の神様カード」を一緒に作ったりしている、大野百合子と私との日常を綴っています。我ながらすごく変なマンガですが、愛だけはたっぷりこめて、ギャグマンガだけど、伝えたいことは全力で描きました。実は結構身近にある、スピリチュアルな世界のことが、少しでも伝われば幸いです。

漫画は読むのが大好きなだけで、描くのは小学生のとき以来(前述の「肉まん物語」が伏線だったわけではないですが。)で、コマ割りもトーン張りもちゃんとできてないし、絵柄も普段描いているアクリル画の絵とは違うので、カレンダーだけで私を知っている方などは、あれっ?と思われるかもしれません。が、twitterなどで私の変な夢やオタクっぷりやサザエさんっぷりをご存知の方は、ああ、これはこういう遺伝の力?だったのか、とわかって頂ける内容なのではないかと思います。描いている間はずっと、違う次元の違う自分をチャネリングして描かせていたような気分でした。D4Cを使えなくても(スタンドのいる世界の話)人間にはいろいろな側面があるものです。

帯を書いてくださったのは、公私共にお世話になっている、よしもとばななさん。普段から私と母を知っている大好きなばななさんに一番最初にこのマンガを読んでいただけたこと、、帯だけでなく、涙が出るほど嬉しい文章まで書いて下さって(本の最後に載っています!)いくら感謝しても、しきれません。その部分を読むだけで、大変だった部分も全部飛びます。ありがとうございます。

それから、友達の森口理沙子と伊東愛さんが、今回このマンガを描くためにアシスタントをしてくれました。とくに理沙子にいたっては12月、ほぼ毎日うちに来て朝から晩までトーンを張ったりベタを塗ったりしてくれて、ごはんも運んでくれて、彼女なしにはこのマンガの完成はありえませんでした。12月本当に参ってしまって、日常生活がままならなくなった中、支えて手伝ってくれた友達たち、そしてこの本の出版のためにご尽力くださったすべてのみなさまに感謝です。
それにしてもまさか自分が日常の中でこんなに「ベタ」とか「トーン」とか「ペン入れ」とか言う日々がくるとは思ってもみなかった・・・人生不思議です。周りに迷惑をかけてしまったり反省点も数おおくあれど、勉強になり、自分が自分の作品にどう接していくかということを学んだ、大切なことを学ばせてもらった時間でもありました。

とにかく世に出るからには、もうできるだけ、たくさんの人に読んでもらえたらいいなと思っています。
2月3日より全国書店にて発売となります!!
「スピリチュアルかあさん  見えない何かと仲良しな日々♪ 」
(メディアファクトリー) 定価998円


メディアファクトリーさんのコミックエッセイ劇場で、ためし読みもできます。

スピリチュアル母さん百合子よ、羽ばたいて~!!
これから何がおきるのか、楽しみです。何もおきなくても、楽しいです。

スピリチュアル母さんPOP

dazaihu

面白法人KAYACさんとのお仕事で、福岡県太宰府天満宮のサイトの中で使われているイラストをこまごまと描かせて頂きました。続きを読む

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2012年最初の展示のお知らせです!!

何度もここに登場している書道家のおばあちゃん、大野春水。この度、私とおばあちゃんとで共同展示を行うことになりました。これまでおばあちゃんが制作してきた膨大な数の書や絵の作品たち。家族だけで見ているには余りにも勿体なく、私がおばあちゃんの個展を開催させるのがひとつの夢だったのですが、今回その夢がかなうことになりました。これまでの作品をまとめた、作品集も発売します!家族で作品を選び、友達の福本くんと年森さんに編集とデザインをお願いして、身内でこつこつ手作りした感じの画集ですが、おばあちゃんの作品の素晴らしい記録ができました。手にとって見られる形に出来たことが嬉しいです。楽しみにしていてください!!

そして一緒に春水おばあちゃんと作らせてもらった、私の2012年の「ことだまころころ」カレンダー。大変ご好評を頂いていて、とても嬉しいです。展示のメインはおばあちゃんの作品になりますが、私も一緒にことだまころころカレンダーの原画をかざろうと思います。おばあちゃんのすごい作品と一緒に並べてもらうのは、緊張感あるものなのですが・・・。今回場所は神戸ですが、今年8月に東京でも出来ればと思っておりますので、その際にはまた是非お知らせさせてください。

以下DMより抜粋。
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猫を愛し、書と絵を楽しむ大野春水の卆寿を祝して、
この度「卆寿昔話」展を開催することになりました。
春水がこれまで築きあげてきた書の世界、そして字と
絵が自由に遊ぶ楽しい作品の数々を是非お楽しみ下さい。
 
また春水の孫であるイラストレーターの大野舞と共同
作業で創作した2012年のカレンダー「ことだまころころ」
の原画も併せて展示いたします。


大野春水 大野舞
「卆寿昔話」と「ことだまころころ」展
日時:2012年1月23日(月)~ 29日(日)
会場:BAL gallery 33
時間:11:00 - 19:00 (最終日は17:00まで)

gallery33DM


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関西方面の方、宜しければ是非おでかけくださいませ。

家族を巻き込んでの展示ははじめてです!身内がスタッフ・・・。私は基本的には会場にいる予定ですが、居ない日もありますのでまた決まりましたらお知らせさせて頂きますし、ツイッターMaiDenaliでは私やおばあちゃんが会場にいるとかいないとか、都度情報を発信していきたいと思っています。

じょうちゃん
今年最後のお仕事のお知らせです!朝日新聞出版から発売されました、松谷みよ子さんの「自伝 じょうちゃん」の文庫本のカバーを描かせていただきました。
小さいモモちゃんシリーズや、龍の子太郎で広く知られている松谷みよ子さん。私自身小さい時に「おばけとモモちゃん」の絵本を擦り切れるほど読んだので、今こんな形でカバーを飾らせて頂けるなんて、うれしくてなりません。こちらは「自伝」のタイトルの通り、松谷みよ子さんが小さい頃のあだ名である「じょうちゃん」の心を大きくなってからもずっと持ち続けたまま、良いことも大変だったことも全部綴られている内容になっていて、こんな人からあの世界たちは生み出されたきたんだな、とまた違った気分で童話の世界にいけそうな気がします。

関係ないのですが、私は小さいころから小学校卒業するくらいの時までずっと、自分のことを「マイマイ」と呼んでおりました。親からは今でもたまーにそう呼ばれます。小さいころ、何という言葉で、音で、自分という存在を認識していたかということが、以外にそのあとの人生もずっと影響を持ち続けると思います。名前だけでなくあだ名も大事。30過ぎた私の中にもなんとなくまだ「マイマイ」がずっといる気がします。

dragon-final(実際の色)

新しいグッズが出来ました!
以前、「おひさま復興支援ワイプ」のアマテラススポンジワイプについてこの記事でご紹介しました。

今回はそれに続き、eoctさんとシーズン限定スポンジワイプを作らせて頂いた「干支ワイプ」のご紹介です。来年の干支は、辰。ミズタマ模様のドラゴンの、スポンジワイプ「ミズタマリュウ」です。ドラゴンに乗って楽しく飛んでいけるような1年になればいいと思いました。
「ミズタマリュウ」で検索するといろいろ出てきますが、例えばこちらなど♪その他エコグッズを取り扱っているような雑貨やさんでも買える模様です。

シーズン限定なので、今だけしかありません!そして模様はどうあれ(笑)スポンジワイプ、本当~に便利なんです。水はすごく吸うし、洗濯機でガンガンあらってもへたれないし、100%生物分解されるので、土に埋めたら土になります。私はシンクにおいて、あらったものを伏せたり、なんかこぼしちゃった!って時に活躍させてます。使って頂けたらうれしいです。

そして同じ布つながり?ですが、長らく販売して頂いている京都のてぬぐいブランド「にじゆら」のアマヤドリてぬぐい。この度、最初のちょっと薄いブルーの色から、雨の色が少し濃く、リニューアルされました。こちらも是非ご覧くださいませ。

amayadori

なんかうまくいかない人間関係の悩みがなくなる本
日本実業出版社さんから出版された「なんかうまくいかない人間関係の悩みがなくなる本」のカバーを描かせて頂きました。人間関係の悩みは古代から未来まで永遠のテーマに違いない!

それからもうひとつ、
医師が行う「ガンの催眠療法」CDブック―催眠腫瘍学にもとづく新たなアプローチこちらはマキノ出版さんのガンの催眠療法のCDブックです。著者である萩原先生は、実際に外科医としてガンの医療現場にずっと携わられてきた方です。
期せずして、体の健康の本と心の健康の本、同時にかかわることになった時期でした。

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この9月くらいから動き出している、福島で放射能が不安で外で遊べない子たちが、思い切り体をつかって遊べる屋内公園、「ふくしまインドアパーク」のロゴをデザインさせて頂きました。運営に関わっているのがNPO法人フローレンス。積極的に被災地支援に関わってきているフローレンスのプロジェクトのうちの1つです。今後福島県内のモールや商店街の中に増えていくそうです。とても素晴らしい支援だと思うので、私もロゴを作らせてもらえて光栄です。ちなみにロゴ、最初はもっと多くの案があったのですが、その中から一般投票でこれに決まりました。100人の方が回答してくださったとか。嬉しいなあ。
外で太陽にあたって思い切り遊ぶのが良いに決まっているけれど、それにもなかなか不安が伴う昨今、福島県の子どもたちが全力でそのエネルギーを消費できる場がもっともっと増えていけばいいなあと思います。私が小さい時はそもそもがもやしっ子だったので、あまり外では遊ばなかったのですが、こういう室内アスレチックみたいなものは妙に好きでした。
「ふくしまインドアパーク」、今後Facebookのページで情報など更新されてゆくようですので、ご興味ある方は是非みてみてください。続きを読む

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