Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

カテゴリ: photos

DSCF8139
【ぶどうの森】(岩手県)
だーれもいなくて、空がどこまでも透き通ってて、静寂そのものみたいな、違う世界に行ったみたいな素晴らしいところだったな。お気に入りの写真。

おしらせをひとつ。
2006年に一緒に船に乗って世界一周した仲間たち、頼もしいピースボートの人たちが既に被災地で炊き出しなどの支援活動に関わっています。私も、自分の出来ることのすくなさに葛藤を覚える日々ですが、せめて告知を。

「災害地派遣の一般ボランティア大募集」
http://www.peaceboat.org/info/news/2011/110321.html

今あらゆるところで寄付金が集められ、助けも必要ととされ、でも、逆にあまりにタッチポイントがありすぎてどうしたらいいのか分からない、ということがあると思います。寄付にしても自分が託したものがどうなるのか謎。赤十字とか大きな規模だと巨大すぎて曖昧になりそうだし、でも規模が小さ過ぎてもちゃんと届くのか心配。被災地の助けになりたくても、単身乗り込んでいいのか分からない。

だから今一番求められてるのは「まとめて、しきれる」存在だと思います。こういうとき常に最前線で活動してきたPBの仲間たちは本当に頼もしい。阪神大震災以来、被災地にボランティアを派遣してきたプロフェッショナルたちです。培ってきた経験とノウハウがあるので、組織的に的確な動きが出来ると思います。

今も一緒に船に乗った友達が石巻で炊き出しをしています。皆、現地の負担にならぬよう、もちろん寝袋もテントも水も食料も各自で持参しています。50人規模のチームが1週間交代で支援を続ける体制をとりつつあるので、ボランティアはいくらでも必要な状態だそうです。(2011年3月30日現在。)説明会もたくさん開催されます。

もっと何か出来ないだろうか、と思っている人、実際に現地に行きたい、と思っている人、是非、上記サイトをご覧下さい。

*PBスタッフ&ライターの高橋真樹さんのブログ。説明会の様子など見られます。

*過去にウェブリポーターとして乗船していた方々がPBの支援の現地の様子をまとめたレポート。写真が、あらためて、すごいです。

Photo 2月 07, 11 17 42この間武蔵小山にある陶芸教室に、1日陶芸体験に行って参りました。私は17歳の時に1年間、アラスカで陶芸のクラスを取っていて、その時にいろいろ作ったのですが、帰国後は全くろくろにも触れない生活。そのまま10年以上経ってしまったので、完全なるビギナーに戻りました。

ずっとやりたいなあ、と思っていたのですが最近熱があまりに高まったので、今いろいろ探っているところです。もう5年その教室に通っている友達夫妻の紹介で、今回この体験をしにゆくことが出来ました。感謝。通うには微妙な距離なので迷うのだけど、楽しかったなあ。

どっしりとしたものをこねくりまわして、形を作るの、大好き。パンの生地でも粘土でも。頭を介していなくて、手が考えている感覚が好き。やっぱりちゃんとやりたい。今年の一番の目標だ。

続きを読む

USJ集合写真
ところで、このお正月にはすごい事がありました。親族全員大集合の会、です。父方のおばあちゃんが年末にかけてずっと入院してしまっていたのですが、お正月に退院する事が出来たので、皆でおばあちゃんを囲む会。お正月に親族で集まるというと特に変わった事はないように聞こえるかもしれませんが、とにかくこの一人のおばあちゃんから繋がる、生存している人間「全員集合」だったというのがすごいのです。こんなのはじめてです。みんな自分たちの人数が多くて何が何だか分からなくなり、樹形図を書き出しました。

樹形図の頂点は、おばあちゃん88歳。(世代1)おばあちゃんの2人の子供(世代2@:私の父)2人の子供から生まれた計5人の孫。(世代3:私の世代)孫たちが生んだ現時点で7人のひ孫。(世代4)つまりおばあちゃんとその直系の子孫たちだけで15人。そこにそれぞれの配偶者が加わると合計20人。
おばあちゃんが入院する事件がなかったら、いつもと同じようにお正月は集まれる人だけでこじんまり集まって、温泉に入る、ということにしかならなかったと思う。おばあちゃんは大変だったけれど、その事があってこうして今年全員集った事に何か意味を感じるし、集まれる親族がいるというのは幸福なことでもある。一番年上の従兄弟(なんと四児の母)なんて10年ぶりくらいだったけど!

樹形図を眺めているとひたすら大きな川の流れを見ているような気持ちになって、ため息が出る。歴史だ!1人の人間が生まれてから88年の間に20人の一族を作り出している。そしてその三角形の裾野はこれからもどんどん広がっていくんだろう。更に上流を辿ればおばあちゃんだってまた別の大きな三角形の裾の点の1つにしか過ぎない。遺伝子を引継ぎ、血を分け、時間を共有してきたひとつのつながり。上にも無限だし、下にも無限。そしてそういう「家」同士が婚姻で更に絡み合っていくのだから、横にも無限。縦横無尽の遺伝子ドミノ。ああ、くらくら。
可能性としてはそうして私が三角形の頂点となり、無数の人間の祖先となるという事があるわけで、人間の肉体が抱える可能性と役割をあらためて考える。私は産む性であるので、余計に考えてしまうのかもしれない。歴史は続いて、子孫は増えていく。人間ひとりはちっぽけなようで、そのひとりがいなかったら永遠に誕生しなかったひとたちばかりでこの宇宙全部が出来ている。どんなに孤独に思えても、例え自分で血が途絶えても、別にそんな事は関係なくて、自分の中にはその無限が生まれた時点で既に含まれているんだということ。

そんなごくごく当たり前のことをじっくり考えたお正月。

ちなみに何故写真がUSJかというと、ちびっ子たちの希望であります。お正月のUSJは人も多くて親族20人で行動するのはシュールなくらいのてんやわんや具合だったけど、もう子供たち大喜び!だし、0歳児の面倒を常に誰かが見ながらローテーションでアトラクションに乗りに行く、というすごい1日だった。楽しかったけど大変だった。そんな中この貴重な集合写真を撮りました。後にも先にもこんなフルメンバーでUSJに来るのはこれきりであろう。

赤ちゃんたちが泣いちゃって写真1枚取るのも一苦労だったけれど、いつかの未来に私が子供や孫に囲まれて、アルバムにはられたこの写真を眺めながら、バカみたいに騒がしかったこの日の事を話すことを目を閉じて想像するんだ。

Photo 12月 27, 11 12 01
毎年同じメンバーで同じように過ごす事がもう暗黙の了解になっているクリスマスパーティ、今年も開催されました。もう8年目かな。みんな元気で集まれるというのは素晴らしい。最初は4人だったのが、今年は総勢9名!しかも、普通のクリスマスと違うのは、誰に当たっても良いプレゼントを1つ用意して、自分も誰かのを1つもらう、というのではなく、【自分以外の参加者全員】にプレゼントを用意するルールです。つまりみんな山ほどの荷物を持って紐を手にくいこませて集合し、そして自分がもらった山ほどのプレゼントをかかえて紐を手にくいこませて帰る、という仕組みになっています。続きを読む

cenote1
ちょうど1年前、私は10日間ほどのメキシコの旅へと出発しました。行き先はユカタン半島。カリブ海でクリスマス&ダイビング三昧、というのが目的だったのですが、その中でも一番楽しみにしていたのが、地底湖セノーテでの洞窟ダイビングでした。
セノーテとは、聖なる泉&井戸という意味で、ユカタン半島全体の地下水脈のこと。ユカタン半島は地下全体に淡水の水脈が走っていて、川がないので雨はすべてセノーテに流れ込み、鍾乳洞のようなところに淡水がたまる、地底湖となるのです。ちなみにユカタン半島だけで100箇所以上のセノーテへの入り口があり、誰もその奥の奥までは行ったことがないので、実際は全部どこかで繋がっているとも言われています。

そんな、何とも神秘的な洞窟。なんで1年も前の旅のことをいきなりまた書いたかというと、この間見た夢の中で行った、死んだ人間が魂を浄化して生まれ変わるための青い深い湖、これが今思えばとてもよくこのセノーテに似ていたなあ、という事を思い出したからです。まさに、こんな感じの色だったのです。続きを読む

mori
屋久島から帰ってきても、まだ屋久島の自然のエネルギーが体中に満ちている感じがします。屋久島、すごいところでした。そのすごさが、単に「いいところだった~」という種類のものではないのです。全然、違うのです。私自身の無知ぶりをさらすと、行く前はもっと沖縄に近い、自然がすごい南のリゾート、というくらいのイメージでした。でもそんなの大間違い。あれは日本のガラパゴス、もしくはマダガスカル。
1400万年前(!)には既にあった屋久島。氷河期や噴火を何度も経て、外界から閉ざされた独特の生態系を長きにわたってはぐくんできた島には「世界中でここでしか見られない」生き物や植物がとても多い。車で一周しても3時間くらいの島なのに、2000メートル級の山々が連なっています。つまり、海岸からすぐ山!上には厚い雲がかかる洋上のピラミッドみたいな島に、小さな飛行機で近づいていった時にはここ日本だったっけ、どこだったっけ、と思いました。続きを読む

いきなりですが鹿児島県、屋久島に来ています。
心にあいた隙間にコダマを詰めるため・・・。
・・・ではなく、島で働いている女性たちを取材しにきています。今までにやったことのない、でもずっとやってみたかったタイプのお仕事なので、わくわくしています。また年明けくらいにお知らせできるかと。
ただ、思ったよりも寒くてびっくり!!東京とあんまり変わりません。
夜も早くに暗くなるので、宿から動けません。

縄文杉も見てやるぞ~!と今朝まで意気込んでいたのですが、登山に適した時期は5月から8月くらいの間、今の季節はかなりの登山上級者でも相当ハードで、遭難する人も多い、と聞いたのですぐに諦めた体力に全く自身のない私です。
明日は早起きして、白谷雲水峡に行きたいと思います。
屋久島がソフトバンクが圏外で携帯が使えず、写真もアップできませんが、また帰ってから。やっぱり、日本とは思えない自然がモリモリしている世界で、圧倒されます。海があってそこからすぐに2000M級の山々が連なる姿は、日本の島というよりもなんだか南米みたい。
もののけの森、楽しみ。

Photo 11月 10, 9 53 18

ふう・・・間があいてしまいました。楽しく嬉しく怒涛の9日間の展示、とにかく無事に終わることが出来ました。今回予想以上に体にキテしまって、本当に、心底、歳を感じた!疲れと乳酸が持ち越され、一晩寝たくらいじゃ解消されない!しかも押し込めていた仕事が一気に押し寄せてきて、終わっても全然ゆっくり出来ず、栄養ドリンクを摂取しつづける日々です。でも皆様のおかげでとても良い展示にすることが出来ました。

何度も書いておりますが、本当にありがとうございました!
シアワセな日々でした!続きを読む

Photo 10月 03, 21 24 43

ミコノス島から帰ってきました。
帰りはミコノス島→イタリア・ミラノで美味しいディナーを食べてよっぱらい→ドイツ・ミュンヘンで一瞬の滞在時間だったけど気合でソーセージとプレッツェルを食べ→飛行機の中で「エアベンダー」「ストリートダンス」「トイストーリー3」を立て続けにみたら目が疲れて熟睡して、気づいたら日本、という感じでした。
続きを読む

45707ff7.jpg
(クリックすると大きな写真が見られます)

実家のクーちゃん(スコティッシュフォールド)が
どんどん太っていて、ものすごいことになってます。
このでっぷりとした寝姿を見ていて
何かに似てるなあ、と思ってずっと悩んでいたのですが
先日思い当たりました。

続きを読む

↑このページのトップヘ