Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

カテゴリ: denali

img20100206.jpg

無事に沖縄から帰ってきました。
いやあ、ものすごかった・・・たった3泊でこんな旅をする人は他にいないんじゃないだろうか。沖縄に行ったのに国際通りに降り立つことは1秒もなく、お世話になった桜坂劇場にも行きたかったこぺんぎん食堂に行くこともかなわず、最南端から最北端まで分刻みで移動、移動。沖縄なのに、ずっと雨で寒かったのが何よりの誤算だった。万が一?のこともあるかと思い、水着まで持っていった自分がバカみたいです。笑

写真はミントングスクの中で発見したリアル「つみねこ」な猫たちです。
やっぱり寒いからこうして固まって暖を取るのだろうか。
つい上にもっと積み重ねたくなります。
続きを読む

newest.jpg5月20日に発売の「美術の窓」という雑誌の「画廊が選ぶ 注目の新人110」という特集のところにデナリがちらりと載っています。ほんのほんのりと!ウォーリー的に探してみてください。笑 ともあれありがたいお話です。

私を紹介してくださっているGallery Concept 21さんは7月に私が第2回目の個展をさせて頂く画廊です。

と、さらっと書きましたが。

そうです、2009年7月9日~15日に、表参道にてデナリとしてギャラリーでやる展示としては2回目となる、個展をさせて頂きます!

現在既にその時期に向けて、かなりあっぷあっぷしつつあります。6月が心底怖い。楽しみだけどどうなることやら・・・。最近何をしていても頭からそのことが離れなくて、心臓がどきどきしてたまりません。

まだDMすら出来ていない状態なので、告知の告知みたいな感じになってしまいましたが、今から本気で死ぬ気で頑張りますので是非遊びにきてくださいまし。ああ、本当に頑張らなくちゃ。20代最後の個展だ!

060111_203838.jpg今日は気持ちがひどくふさいでしまって、それでふとカレンダーを見て気がついた。今日でデナリがいなくなってから二か月なんだ。そんなタイミングで落ち込むことが、きっと、見守られてる証拠だ。
思い出して携帯で撮った写真を眺めてたらまた涙が止まらなくなってしまった。この写真は、デナリが逝ってしまう1週間くらい前の写真です。ごめんよデナリ。おまえのママは相変わらずくよくよ悩んで落ち込んでばかりだよ。全然成長してないよ。

でも、このデナリのまっすぐな、悟ったような目を見てたらなんか何もかも見透かされているみたいで、頑張れって言われてるみたいで、元気が出たよ。ありがとう。もう少し頑張ってみるよ。

ShowLetter.jpg
でぶりんすばる

デナリがいなくなってから、ちょうど1月とちょっとが経ちました。
今、普通に何事もなかったかのように生きているけれど
デナリのことを考え出すと いまだに、急に雷に打たれたみたいに 
もしくは、金縛りにあったみたいに 動けなくなってしまうときがあります。
すごく忙しくて実家に帰ることなく過ごしていたせいか、この1ヶ月、なんとなくデナリはいなくなっていないような不思議な錯覚に襲われていて
そんなこと、あるわけないのに、実家に戻ったらまたひょっこり現れるような気がしていて
だからこの週末に家に帰ったとき 探したっていないんだ、と分かってるはずなのに
いつもデナリが座っていた場所ばかり目で追っかけてしまった。

死んでしまったものは、戻ってこない。
どれだけ悲しくても、人は泣くことしか出来ない。あるいは、泣くことさえ出来ない。

続きを読む

ShowLetter.jpg
デナリとアラスカで過ごした半年間は本当に宝物みたいな時間でしたが
実際はその後日本で過ごした7年半の方がずっと長いのです。
デナリについて書き始めたらきりがなくて、(ここを読んでくださっている方なら既にお気づきかもしれませんが・・・)このまま、本が1冊くらいかけてしまいそうな勢いです。そんなわけにもいかないけれど。
デナリについて書きたいこと。デナリについて覚えておきたいこと。
決して忘れたりしないけど、それでも言葉にしておきたい7年半のあれこれを 書き綴ってみようと思います。

続きを読む

ShowLetter.jpg

「デナリ、空を飛ぶ」

生まれてすぐの風邪が治ったあと、デナリは全く健康に、極寒のアラスカですくすくと大きくなっていきました。その時期には、私は学校で演劇部に入っていたので毎日放課後練習が入ったりして、帰りが夜遅くになることも増えました。(そのときは、「屋根の上のバイオリン弾き」の大道具係をやっていました。うちの高校の演劇部は相当大きくて、演劇部に50人以上のオーケストラ部の生徒も加わって、学校からの資金援助もあったので、高校生レベルをはるかに超えたすばらしい舞台だったと、今でも思います。)

友達が増えて英語が話せるようになって、どんどん楽しい時間が増えていくにつれ、デナリと家ですごす時間は減っていきました。やっぱり、人間ってわがままです。
それでも、やっぱりデナリの存在が、私にとってはものすごく大きかった。
家に帰るたびに飛び出してくるデナリを見るたびに、私はうれしくてしょうがなくて。
学校であった楽しいことや、たまに落ち込むこと、私は部屋でよくデナリに話していました。
そのうちにデナリ見たさに友達が私のうちに泊まりにきたりもするようになりました。
オーロラが出ていた夜、私はデナリと一緒にそれを見ていました。
「早く帰りたいなあ」は、いつのまにか「ずーっとここにいたいなあ」に変わっていました。
続きを読む

img20060122.jpg
デナリがうちにきてから、私の心はとてもはずんで、家で留守番をしているときも、前ほど寂しいと感じることはなくなっていました。学校から帰って名前を呼ぶと、家の中のどこにいても私のところまで走ってくるデナリがとても愛しく、楽しい日々が続きました。
ところが。
ひよわな彼女は、うちに来て2週間くらい経ったときに
早速とんでもないことになってしまったのです。
続きを読む

↑このページのトップヘ