
次女は卒園式の合奏のため木琴を頑張って練習していて、私たちも参観を楽しみにしていたのだけれど、最初は家族がフルで参加できるはずだった卒園式は、コロナ状況の悪化につれ、まず兄弟姉妹が参加不可になり、見送る年少さんと年中さんが参加不可になり、退職される先生たちの挨拶がなくなり、ついには両親とも参加不可になり、最終的にともかく開催さえできれば、みたいな様子でオンライン配信になった。更には卒園式の最中にメールがきて、「このあと全園児PCR検査のため何時に降園できるか不明です、夜通しになるかもしれないのでお泊まりセットご準備ください」みたいな内容だったため、感動の涙がひっこむほどのけぞった。卒園式直後にPCR検査お泊まり会ってどゆこと?!である…。結局は突然すぎて準備がなかったのか検査は行われず、予定されていたより4時間くらい遅く帰ってきた。いろいろなことが同時に起きたので混乱していろいろな角度から涙が流れた卒園式でありました。
思えばちょうど2年前の3月、長女の幼稚園の卒園式も、コロナが始まって全国休校の頃で縮小された。参加可能な親は1人、式は15分で終了し、練習頑張ってた歌や合奏の発表もなし、準備してきた謝恩会中止。長女、次女、両方の幼稚園卒園式で同じような思いをするとはなあ…。
次女の最後の幼稚園生活、親が一緒に体験するものとしては、運動会以外ほぼ中止だったな。いろいろな形で開催を頑張ってくれた幼稚園、できることをやってくださった先生たちには感謝しかないけれど、でもやっぱり寂しい。延期できない「一生に一回」が徐々に削られていく切ない感覚。仕方のないことだ、もっと大変なことがたくさんんあるのだから、と「中止のお知らせ」を受け取るたびに自分を納得させてきたけれど、それでも自分の子供の幼稚園の卒園式に出席できないことを嘆くのに何の理由もいらないではないかと思う。
しかし実際そんな風にメソメソ感慨深くなっているのは親だけで!次女は何も気にしてる様子はなく春休みエンジョイ体制に入っている。成長した姿を実感したいという、親のためのイベントであるということを再認識した卒園式。笑
卒園おめでとう。
4月から小学生、もう我が家に「未就学児」はいない。成長がうれしく、まぶしく、ちょっと寂しい。
そして今上海は陽性者が増えて対策が大変になっており、ちょっとスーパーにいったらそのまま封鎖、UNIQLOふらりとはいったら封鎖、歯医者で治療してたら封鎖、みたいな状態で、万が一に備えてお泊まりセットなしにはカフェすらいけないという状態になっております…疲れる…。あらゆる場所がちょいちょい封鎖され、一斉PCR検査が行われています。封鎖のニュースがあって、みんながスーパーに買い出しに殺到して棚がスッカラカンになってたり。ネットスーパーも配達員不足で使えなくなったり。そして私たちのマンションでも今日住民全員検査受けました。もし一人でも陽性がいたらマンション住民全員最低2週間出られなくなるので、みんなドキドキしています。
でも上海に来た時のホテル缶詰2週間隔離に比べたら、自宅での封鎖なんてね…何せ、洗濯機がある!(⇦とにかくこれ!)
お湯もわかせる!
そのようないろいろ怒涛の1週間。
日本の大きな地震のニュース。日々の国際ニュース。こういう時に、家族や大切な人たちとすぐに会えない距離にいると心がずっと体と一体化してない感じになって、朝起きてニュースを見る時が一番緊張します。余震も多いみたいで心配しています。
皆様どうぞお気をつけください。
安心、安全を祈ります。
時は進んでいく。
明日は、来る。