2004年05月13日 かお 私の描く顔が、私に似ていると言われます。猫が飼い主に似るようなもの?それにしても無表情。(ていうか焦点合ってないし)だからウインクキラーをすると恐がられるのかな。いつからか私の描く顔はみんなこういう風になった。この絵は会社の配布物用に描いたのでさすがに少し表情あるけども。 ふと思いついて昔のスケッチブックをひっぱり出してきてみてびっくり!みんなすごい笑顔!昔の私の絵は、どの顔も満たされたホホエミらしきものを浮かべているのです。なんでなんでいつから表情がなくなったんだろう。分岐点不明です。覚えてない。
2004年05月11日 GOD DIVA なぜだか予告編に惹かれたのと、FIFTH ELEMENTが好きだったから見てしまった「GOD DIVA」。1回行ったら時間違って見れなかった悔しさもあいまって、何故か月曜の夜から一人見に行ってしまいました。 実写だと思ってたら、なんか途中からお金のかかってないRPGのゲームの人物みたいなのが出てきて、顔がハテナになりました。つまり、メインの登場人物だけ人間、あとはCG人間という意図がよくわからない事になっているのです。出てくれる人がいなかったのか、それともやっぱり他の人のレビューを読むところこれは「実写とCGの合成への挑戦」ってやつなのか。うまくいってないんじゃないかな、全然。とにかく「イノセンス」にも負けないくらいのすごい凝った世界観のCGの街に、バイオハザードのキャラみたいな人間がうろちょろしてるんです。 ストーリーも、単純だから理解できるんだけど逆にあまりに単純すぎて、深読みせざるを得ないみたいな感じ。エンキ・ビラルの作品を今までに見た事がないからそう思うだけかな。ファンがみたら違うのかな。最初から、CG映画だと思って見に行けばよかったのかな。 ただ、女の子(リンダ・アルディ)がかわいくって、それだけで良かったかな。ひたすら青い衣装とか、メイクとかが似合ってて、去年フジロックでみたビョークみたいな、神秘的なところが好きでした。 でもやっぱりあえてオススメはしません。 あの予告編、いいとこ取りしすぎじゃないだろうか。
2004年05月10日 ところで 本日5月10日、日経新聞とっている方は暇だったら私を探してみてください。どっかにいます。っていうか多分分からないような気もするけど。後ろ姿だし。MSNのトップページのバナーにもちゃっかりと。
2004年05月10日 物欲旺盛 ひとめぼれ、というものを私は人に対してはしないと信じているのだけれど、モノに対してする。何かを見つけたとき、迷ったりする時は大抵買わない。好きか嫌いか迷ううちは、好きではない。本当に「出会って」しまった時は、迷わない。値段とか関係なく、1秒後くらいにレジにいるのです。いわゆる、一目ぼれ=衝動買いなのです。「100万回生きた猫」(一万円也)のプレミアムBOXが良い例です・・。 そんなわけでGW中、旅行に行ったりしなかった代わりになんかいろいろ買ってしまった。 ①もじゃもじゃ毛の生えたサンダル ②下北で発見、緑と黄色の大きなペアのスープボウル ③ウンナナクールの水玉キャミソール他 ④80年代風の店で買った50円のボトルキャップ(ヘルシア緑茶用) ⑤渋谷ハンズで画材(インク、画用紙) ⑥色とりどりのスケッチブック ⑦ブラックベアのポストカード、ブックカバー、額縁(ブルーナ展で) ⑧本いろいろ ⑨タイルに貼るネコシール(ネコ関係はひとめぼれ率かなり高い) 買いすぎ?!「どこも行ってないし・・」というのが免罪符となりいつもよりストッパーがかかりにくかった。でもこの中で本当にひとめぼれしたのは⑥くらいかな。モノとして買ったのはこれくらいだけど、他には映画みたり芝居見たり展示みたりリッチに食事したり、いろいろお金使いました・・ お金と時間の使いみち=その人の人生観 というのはあっていると思います。車をピカピカに磨くのに一日かける人、車なんて乗れればいいと思ってる人。芝居に一万円払って2時間椅子に座っていたいと思うひと、思わないひと。ゲームをする人しないひと、みんなそうだ。お金はともかく、時間は、本当に限られている。それをどう使うかが、その人の生き方になる。当たり前の事なんだけど。社会人になって、「自分の時間」がどれだけ心地よく過ごせるかが全てになってきて、自分にとっての1秒1秒の密度を濃くする事を常に意識するようになった。例えば、絵をあげた友人がお礼に、とくれたふかふかの白いバスタオル。タオルなんて身体が乾かせればよいと思っていたけど、それがふかふかのやわらかいタオルになると、お風呂に入る事がこんなに嬉しくなる。好きなもので、自分の身の回りを固めよう。洋服も、食器も、洗濯ばさみも。人間、機能だけじゃ生きていけないと思う。かわいいボトルキャップがついてれば、ペットボトルでお茶を飲むのだって楽しい。お気に入りのお皿があれば、料理を作るのが楽しい。自分なりの美意識とスタイルにしたがって、100%自分の築いた秩序にそって暮らす、ひとり暮らし。これってきっと今しか出来ないかなり幸せなこと。 自分の価値観や美意識を人に押し付けるようなことはしてはいけないと思うけども。
2004年05月07日 沈まぬ太陽 「白い巨塔」(原作を読んでドラマは最終回しか見てない)以来、山崎豊子にはまってしまって今読んでいるのは「沈まぬ太陽」。 この人の本を読んでいて本当にすごいと思うのは、ある特定の年代の特定の事象についてすごく深く掘り下げている物語なのに、結果としてそれが出版されてから20年以上たった今の時代にもマッチしているところ。それってつまり、業界の中身なんてそうそう変わってないって事だろうか。医学界にしても、航空会社界にしても。最初白い巨塔読んでたときなんて、途中から完全に「現代」を描いていると錯覚してしまって、文章の中に「給料が3万円」とか出てきてて「え、教授なのにこんなに安いわけ?!」とか混乱してしばらく気づかなかったくらいだ。 ただ、「沈まぬ太陽」に関しては今だったら違うだろな、と思うところがある。 主人公の恩地が、(ちなみにこのひと、里見と財前もそうだけど名前が結構その人を表すみたいになってる事多いよね。恩地のライバルは行天、だし)テヘランやカラチ、ナイロビなどの僻地を10年もたらいまわしにされているにも関わらず、絶対に「会社を辞める」っていう選択肢を考えてないところ。会社の都合で流刑にされて、家族にも迷惑かけまくって、それでも会社をやめるわけにはいかない、と常に考えてる。終身雇用が当たり前だった社会に書かれた本だけど、今だったらここまでされたら「もういいや、辞めてやる!」ってすぐに思うんじゃないかな。全く変わってない部分と、変わってる部分。そこを考えながら読むのがおもしろい。
2004年05月06日 パッション ディック・ブルーナの幸せな世界にひたった後に見た、パッション。あまりにギャップがある。1日に見るもんではない。 生まれて初めての感覚を味わった映画でした。おもしろい、とかすごい、とか、良いとか悪いとかじゃなくて、とにかく、目を開いてみることができないほどの。 アメリカで、この映画を見てあまりのショックに心臓麻痺で亡くなった人がいるとニュースで見て、「まっさかあ!」と思っていたけれど、納得。私はキリスト教徒ではないけれど、アラスカでは敬虔なキリスト教(正確にはモルモン教だけど)の家族と1年間暮らしていて、イエス・キリストの存在が彼らにとってどれほど大きな存在かは、分かる。例えば私も、映画の中のキリストを自分のとても大切な存在に置き換えてみる。と、もう見られない。いたくって恐くって、なんともいえない気分。もう1回みたいとは思わないけれど、多分一生忘れられない映画。
2004年05月06日 ディック・ブルーナ展 大胆なのに繊細でシンプルなのに深くって 最終日にいけて本当によかったと思いました。ブラックベアがお気に入り。いろいろグッズを買う。それにしても作品の点数に圧倒される。なんかおなかをすかせていったら食べきれないほどのおいしいものが並んでいて 頑張って全部食べようとしたんだけどはちきれそうで無理だった気分。なんせ見つめていると思わず笑顔になってしまうのだ。大人から小さな子供まで、目をキラキラさせて絵を見ている光景に、きっとコックであるブルーナもにっこりするはず。絵本ってやっぱりいいなあ。シンプルなのに十分メインディッシュになれる味わいだ。あこがれるものがまた増えた。
2004年05月04日 タカアシガニ 改築した江ノ島水族館のスター、ミナミゾウアザラシのみなぞう君ではなく、GWだというのに人気のないマイナーな油壷マリンパークにきた私たち。そこにいたタカアシガニ。風が強すぎてとばされそうになるわ(むしろそれが楽しかったんだけど)閉園まぎわで時間ない割に、すごいすごいおもしろかった。深海の生き物とか、本当にいったい何の意図であんな形や色になっているんだろう。いたずらみたい。ゆらゆらゆれるはっぱみたいな魚とか、五億年前から変わってないオウム貝とか、飽きない。帰りにはまたしても温泉に入り、予想以上にブリリアントな場所だったのでした。うん。二時間も並んで見るみなぞうより、絶対、いい。