Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2006年05月

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ダヴィンチコード、見てきました。
ダン・ブラウンの作品で最初に読んだのがこれで、一気にはまってその後「天使と悪魔」「デセプション・ポイント」と読みましたがやっぱり一番読んでいてワクワクするような楽しさがあったのがダヴィンチコード。
そんな感じで期待度はかなり高かったのですが、とりあえず公開1週間ちょいなのに「2回見ないと分からない」なんていうコミュニケーションをテレビでしている時点でちょっと不安なダヴィンチコード。そしていくら平日とは言え、映画館があまりにガラガラなダヴィンチコード。更に満足度で「海猿」に大きく負けているだの、ルーブルでの撮影にお金がかかりすぎて、その他に使う予算がなくなった、なんていううわさもチラホラ。
前評判を聞いてから見るのは好きではないのに・・・・。

以下、別にネタばれはないです。
つっこみどころはあって当たり前だから書きませぬ。
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img20060529.jpgひょんなところから、ルービックキューブを入手しました。最初それを手にしたとき私は「何をいまさら」と思いある意味見下しておりました。別にいらないな、と思ったのです。

ところが。やり始めてみるとこれが止まらない。小学生のときにはまったのとまったく同じ興奮が訪れ、めくるめくカラフルなキューブ達に翻弄されること数時間。
いや、奥が深いよ、このゲーム。
永遠の名作ですよ、これは。PSPやDSに全く劣らない、このモバイル・エンターテイメント。
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私が昔から、もうずーっと昔から、見続ける夢というのがあります。
いくつかあるのですが、その中でのあるパターンとして、よくあるのが「舞台の本番直前の舞台袖にいる」という状況設定のものです。
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気づけば11万アクセスを突破しておりました。
総記事数も、この書き込みでちょうど600。感慨深いです。
毎日だいたい200~300アクセスくらいですが、どう考えてもそんなに友達いないので、きっと直接知らない方なども見て下さっているのだと思います。はじめた頃は40くらいだったのになあ。こんな日々のらくがきを飽きずに見て下さっている皆様、いつも本当にありがとうございます。たまに想像もしてない人から「見てるよ」なんていわれたりして。どうぞ、よかったらどんどん足跡を残していってくださいませ。

ところで、時間が経ってしまったのでいまさらなのですが、やっと現像に出した石垣島の写真を見ていたらいくつか素敵なショットがあったので載せます。

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米原ビーチにダマ三兄弟現る。後ろの少年がよいです。

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同じく米原ビーチのB・ナッツ氏。
これの別のやつを旅の最中に載せましたが、
ほんとキレイな青い壁だったのです。
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img20060525.jpg最近天気がちょっとおかしくて、今日もそうだけれど、突然スコールのような雨が降ったり、かと思うとさんさんと陽がさして、次の瞬間雷が轟いたり。巨大な虹が出たりもしたらしい。単なる梅雨?
何ヶ月か前かに一度、夕焼けがあまりに真っ赤でびっくりしたことがあって、それはもう絵の具をこぼしたような気持ち悪いほどの赤さで、そのあまりに鮮やかな赤に魅入られたかのように立ち尽くしてしまったことがありました。そうしたらその次の日、大きな地震があったのです。(東京で震度4くらいで、地下鉄がのきなみとまって大変だったとき)その時私は前日の不自然に真っ赤な夕焼けを思い出して、妙に納得したのでした。
空気や大地がどんな気まぐれを起こすか、私たち人間には全く予想することができなくて、妙な予感がしたからといって、それに対して何かをできるわけでもない。別に予兆とか前触れだなんてことを言うつもりもないけれど、なんとなく、そういった「勘」みたいなものは信用してもいいような気がします。人間だって動物なんだし。

img20060523.jpgそれが病気でも、事故でも、神隠しでも、いかなる理由であれ自分という存在が瞬間的に消滅する場合について考えます。(肉体的に、あるいは精神的に)
世の中、何が起きても不思議ではない。
もし消滅寸前に1秒の思考が自分に許されたとして
その一瞬に、自分は何を考えるかについて考えました。
誰かの顔を思い出すのか。
何かを後悔するのか。
それとも、「悪くない人生だった」と思うのか。
もしくは、「あの漫画最後まで読みたかったな」というような意外にどうでもいいことなのか。
知る由もありませんが今、ここに自分という人間として存在できているということはとても幸福なことなのだと思います。
考えているうちに、少なくとも誰かへの憎しみということはないな、ということに気がついてちょっとほっとしました。

img20060522.jpg本日、昼間は二週連続の休日出勤でブルーだったのですが夜は楽しいことがありました。下北沢本多劇場に大人計画の最新作「まとまったお金の唄」を観に行きました。
いや、笑った。
舞台を見てこんなに笑ったの久しぶりかも。相変わらず、ものすごいです。滅茶苦茶で、支離滅裂で、脈絡がなくて、マニアックで、内輪なのに、ちゃんと伝わってくるものがあって、更に面白いのです。すごいなあ・・。松尾スズキがすごいといつも思うのは、出てくる人がみんな人格的に破綻しているのにとても愛しく感じられるところ。脚本家自身の「どうしようもない、矛盾した人間という生き物への愛」がひしひしと感じられるところだと思います。その愛があるから、描かれるキャラクターはどれもとても生き生きとしていて、厚みが感じられる。観ている方も入り込めるのです。それにしても松尾スズキの頭をパカっとあけて一回覗いてみたいです。一体どこまでが脚本にあるセリフで、どこまでがアドリブだったのか・・・。謎。
で、絵はあらすじとは直接関係ないですが、阿部サダヲに「深海魚のような顔しやがって!」と言われていた市川実和子のつもり。でもかわいかったな。

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こんな大きく絵を載せることあんまりないのですが
私がここで紹介する前に、既に劇団主催者や役者のブログでこのサイズで公開されていたので、なんとなく張り合って同じ大きさで載せてみました。(笑)
毎度宣伝美術を担当している、劇団印象の第六回公演「友霊」のチラシです。タイトルもタイトルですが、ちょっとギョッとしてもらえればいいなあ、と、そして私なりに「顔」なんてものについて考えながら描いてみたものです。ずっと見ていると目がまわりそうになるので注意。

劇団印象-indian elephant- 第6回公演「友霊」
日時:2006年7月21日~23日
会他:新宿・タイニィアリス
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なんとなくすっきりしない じめじめとした天気が多くて
いやだという人もいますが 私はこの梅雨の季節が大好きです。
春から夏へと変化してゆく 日々のちょっとした変化は
カレンダーよりもずっと強く 私に時間の流れを感じさせてくれる。
だんだんと湿り気を帯びてくる大気の香り
小雨が降った後のつややかな緑。
雨が降っているのを部屋の中からじっと眺めているのも好きです。
繰り返す季節といずれ海にたどり着き、空気となってまた地に降り注ぐ、雨。
大きな大きな円環の中で私はどこからきたのか、とか、私は誰なのか、とか
拍手にも似た雨の音に包まれながら 心ゆくまで考えに沈んでみるのもいい。

洗濯物が乾かないことだけが、困りものだけど・・・。

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