Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2006年08月

060829_130602.jpg
イスタンブールに到着しました。いよいよ地中海の入口、ヨーロッパの景色に興奮です!普通に生活をしていると次から次へと新たな土地にたどり着く感覚というのは船旅ならではだ。
そしてイスタンブールは本当に素晴らしい。なんというか、街自体も人も食べ物も、すごく自分にしっくりくる感じがします。かのブルーモスクのタイルの壮大さは、もはや言葉になりません。トルコ、間違いなく、いつかまた来るという確信を持った場所。

060825_131409.jpg
エリトリアをすぎ、今日は丸一日かけて、かのスエズ運河を通過する日。今日は船の中の企画もない安息日で、みな好きに甲板に出て泳いだり、日光浴をしたり、手紙を書いたりしています。
それにしても運河ってすごいなあ。これが人の手で作られたということ自体がまず信じられない。。広い運河を、たくさんの大きな船がコンボイとなってぞろぞろ進んでいく風景はまさに圧巻です。約12時間かけてこの運河をすぎれば、いよいよエジプト、ポートサイド。すでに両岸は砂漠が広がってきていて、王家の紋章の様相を呈してきています。はるばる、はるばる。明日はピラミッドだ!

060815_130548.jpg
赤道を越え、ついに南半球、アフリカ大陸へとやって参りました。毎日色々なことがあって、時間が経つのがとても早い。
そんなわけで到着したのはケニア、モンバサ。暑いです。アフリカの風!そしてこれまで見た事のない景色、かいだことのない匂い。初日は、ウェマセンターという孤児院を訪問しました。貧困や虐待や病気や、とにかく親と暮らせなくなった女の子たちのための施設です。丸一日一緒に過ごして、ゲームをしたり歌を歌ったりしながら遊んでいたら、あっという間に時間が過ぎていました。つらい人生を送ってきたはずなのに、彼女たちはみんな笑顔です。写真が大好きみたいなのでたくさん撮りました。でもこうして一日だけ私たちが交流のためにやってきたとしても、貧困問題の何の解決にもなってないわけで。とにかくいろいろ考えさせられます。
ところでお昼は施設の給食を一緒に食べたのですが、ものごころついて以来、初めて手だけを使って食べました。しかしこれが難しい。指の間からぽろぽろごはんがこぼれます。でも最後の方はすっかり慣れて、むしろスプーンを使うことに違和感を覚えたりしたので人間適当。

そして二日目は所謂サファリに行きました。ツァボ国立公園まで。とにかくテレビでしか見たことないような絶景です。シマウマや象たちが普通に歩いてます。イッツアサークルオブライフ、です。
初めてみる地平線。

060806_154458.jpg
水平線から朝日がのぼり、水平線に夕日が沈む日々を過ごすこと四日、ずっと来たかった場所、インドに到着しました!なんだかまだ実感がありませんが、ついたとたんにスパイスと人間のにおい、太陽と喧騒と湿度がブランドされた独特の香りが鼻を刺激して、ああ、これが所謂インドのにおいというやつか。
今日は水郷地帯を小さなボートに乗って遊覧、昼は当然カレー。写真は旧市街にある元ユダヤ人居住区のジュー・ストリートです。ここにはスパイスマーケットがあり、様々なスパイスが並んでいます。
なんだかんだと船生活も二週間を超え、日々充実かつハードなスケジュールで仕事をこなしております。ご心配なくです。
知らない場所を知り、知らない人と出会い、そして知らない人の価値観に触れることが旅の醍醐味。

こんにちは、みなさま、お久しぶりです!デナリです!
約1ヶ月ぶりにPCでブログをのぞくことができてあらびっくり。
各寄港地から携帯でアップしていたはずの写真が全然更新されていないー!どうやら私が出発した直後、このレンタルブログのシステムがちょっと変わって、そのせいらしいのです・・・。
なんてこと。
本当は、ベトナムでも、シンガポールでも、インドでも、ケニアでも更新されていたはずだったので、ショックです。今日やっとPCからブログを見て、情報を登録しなおしたので、これからは各寄港地からちゃんとアップできるはず。今後、まとめてこれまでの分をアップしなおすかもしれません。
本当に、いろいろなことがあったので、またゆっくり書きたいと思います。

さて、今私がどこにいるかというと、アフリカ大陸に沿って海を北上中。
エリトリアという小さな国にむかって航海中です。

船の上の生活にもすっかり慣れました。台風にぶつかったり、波が荒れたときは船酔いで何も出来なかったりする時もあるのですが、基本的には本当に楽しく、これまでに経験したことのないような時間を過ごしています。

日々、寝ても覚めても周りには360度、大海原が広がっている毎日。
朝日も、夕日も、雨も、星空も、本当に形容できないくらい美しくて
贅沢な時間を過ごしているなあ、と思います。
仕事がうまくできなくて落ち込んだときも、ちょっと寂しくなったときも
甲板に出て、ぼんやり海を眺めていると、すっかり元気になっています。

書きたいことはもっとたくさんあるのですが
ちょっと時間がなくなってしまったのでまた今度。
今後はもうちょっと頻繁にのぞけるようにしたいと思います。

それでは、引き続き地球一周の船旅頑張って参ります!
エリトリアは、どんなところだろうなあ。

↑このページのトップヘ