Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2009年05月

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旅から帰ってくるとあっという間に
いつもどおりなのもいつもどおり。
精神的にも物理的にもなんだかジワジワと余裕がなくなってくる感じ・・。
忙しい、っていうんじゃなくて、充実しているんだ!と思おう。ベッキーのように。
とにかくいろんな事が同時に起きています。
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突然ですが岐阜におります。
山梨だったり岩手だったり名古屋岐阜だったり、
国内をあれこれ旅している最近。
ここは「養老天命反転地」。
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巷で流行っているマスキングテープ、例に漏れず私も大好きです。
ちょっとずつ揃えていたのですが、先日一気に頂いてしまって、たくさんのカラフルでやわらかい色を見ているだけでホクホクしてしまって、思うままに貼り付けていたら海が出来ておりました。

まさにTHE・マスキングテープ・オーシャン!!

ちぎって、ぺタ。ちぎって、ペタ。ああ楽しい。これぞRE-DESIGNの極みというものだ。当たり前に身の回りにあるもので、そういう可能性を秘めているものはまだまだたくさんあるに違いない。その事にワクワクする。

ところで今日は東京ではさんさんと太陽が照っているのに夕方にざあざあ雨が降って、それは不思議と心揺さぶられる風景で、「晴れた日にたくさん水をかけてもらう植物の気持ちよさ」を味わった。空の上の人たちが泣いたかな。狐がいっぱい嫁入りしたかな。とにかく理由もなく幸せになって帰宅したわけだが、うわさによればその後見事な虹が、しかも2つ同時に出たとか出ないとか・・・!見逃したぜちきしょー!と、美しいお天気雨の幸福がちょっと悔しいものに。笑 

それにしても最近の天気は本当に奇妙だと思う。この気温の変化も。

大丈夫か、地球。

img20090508.jpg「もうすんだとすれば これからなのだ」
詩・まど みちお(詩集「くまさん」より)

もうすんだとすれば これからなのだ
あんらくなことが 苦しいのだ
暗いからこそ 明るいのだ
なんにも無いから すべてが有るのだ
見ているのは 見ていないのだ
分かっているのは 分かっていないのだ
押されているので 押しているのだ
落ちていきながら 昇っていくのだ
遅れすぎて 進んでいるのだ

一緒にいるときは ひとりぼっちなのだ
やかましいから 静かなのだ
黙っている方が しゃべっているのだ
笑っているだけ 泣いているのだ
ほめていたら けなしているのだ
うそつきは まあ正直者だ
おくびょう者ほど 勇ましいのだ
利口にかぎって バカなのだ
生まれてくることは 死んでいくことだ
なんでもないことが 大変なのだ
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せ詩人の覚和歌子さんと音楽の丸尾めぐみさんとご一緒させていただいた、先日発売になった絵本「星つむぎの歌」(響文社)完成記念ライブ@山梨県立科学館が無事に終了しました!お越しくださった皆様、絵本を買ってくださった皆様、ありがとうございました。
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img20090503.jpgてぬぐいって、私もいくつも持っていますが、とても面白いと思います。ほそながメディア。たたんで使ったら一部しか見えないけれど、それはそれでどの部分のデザインが見えるかのチラリズムが楽しくて、ひろげたらそこに何か世界や物語があったりして、なんだか持っていると嬉しいものです。水切れをよくして速く乾燥させるためにはじっこをかがってないとか、実はものすごく考えられていてそして日本的なもの、てぬぐい。
てぬぐいというと「かまわぬ」さんが有名ですが、この度京都の老舗の染めやさんの「ナカニ」さんが新しい手ぬぐいブランド「にじゆら」を立ち上げる際にデナリも1枚、案をデザインさせていただきました。実は結構前に完成していたのですが、ちゃんとお知らせできておりませんでした。この度めでたいことに、これまではネット販売だけだったのが大阪に「にじゆら」のお店第一号店が開店し、ちょうど良い機会なので改めてお知らせです!専門のお店が出来たなんて本当にすごいなあ。商品一覧の「DENALI」のところで私の手ぬぐいを見ることが出来ます。(近日中に、種類も増えていく予定であります。)

ちなみにこのてぬぐいのタイトルは「アマヤドリ」。
何でかは、見て分かる通りです。
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またいやな夢。
さいきんなんだか多いなあ。

じわじわと くうきがうすくなって
じわじわと 
くびのまわりのひもがしまっていくかんじ

だんだん息が苦しくなって
ゆっくりと視界は暗くなっていく

行きたい世界はそこに見えているのに
そこはとても楽しそうなのに

金魚ばちの中にいるみたいに
私とその世界を隔てている
透明でぶあつい壁に阻まれて
絶対にたどり着けない

そしてわたしはとても、とても、ひとり

水槽のそこでまあるいスクリーンに
空想ばかり映し出している

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