Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2010年05月

takaiここ何日か続けてたかいところにのぼった。Roppongi Crossing展を見に森美術館の展望台やら、ユトリロ展を見に東郷美術館やら。

たかいところから東京を見下ろすと、一体なんてものすごい場所に自分は生きているんだろうと思う。
たったひとつの小さな窓から、昔働いていた会社も、10年くらい前デートで歩いた事がある道も、友達が住んでいる家も、父が設計に関わったと自慢げに話してくれたビルも、ぜんぶぜんぶ見渡せる。眩暈がするくらいのたくさんの人生が凝縮されている。

たかいところは大抵静かなので、渋谷のスクランブル交差点ほどのナマナマしさはないのだけれど、その分ひたひたと問いが押し寄せてくるみたいに思えるのです。

走馬灯を見る感じってこういう感じかもしれない。
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カルミン

最新のお仕事のお知らせです!
「星つむぎの歌」プロジェクトから、公私共に何かとお世話になっている詩人の
覚和歌子さんのセカンドアルバム「カルミン」が5月26日に発売になります。そのアルバムジャケットをデナリが描かせていただきました。ケルト文様をイメージしています。音楽と、覚さんの詩の朗読も楽しめる豪華2枚組みです。

カルミン特設サイトはこちらです!
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メイン絵

シティリビング東京版に月1回連載させていただいているコラム、「ぼうけんのびんづめ」の第2回が掲載されました!Bottle No2 は、どこにしようか迷ったけれど第1回が導入だったので、やはり最初はアラスカだと思いアラスカでオーロラを見たときの経験を書きました。デナリの原点なので。
こちらで電子版を読むことができます。オフィスにあるは見てみてくださいね♪次回もお楽しみに!書きたいことはまだまだ山ほどあります。

2

昨日搬出を無事に終えることができ、2週間にわたったBALでの「いのちとのくらし展」終了いたしました。最終日は急に行くことにしたにもかかわらず、ブログを見て来てくださった方もいてうれしかった!結局3日間しかいられませんでしたが、ずっとこの見晴らしのよい大きな窓からマリーナちゃんと並んで神戸の街を眺めていました。(最終日は神戸祭りなるものが盛大に行われていて、窓から下を眺めているとサンバカーニバルが通ったり、鼓笛隊やバトントワリングの人たちが通ったり、スターウォーズの一群が踊りながら通ったり、なかなかシュールな光景が展開されておりました)
会期中の延べ来場者数はなんと、1334人!すごい~。来てくださった皆様、ありがとうございました。そしてこのすばらしいギャラリーで最初の展示をさせてくださったBALの皆様、本当に本当にありがとうございました。
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東北から帰ってまいりました。あー寒かった。ちゃんと記録しないとどんどん流れていってしまうので、東北の写真をいくつか。本当に東北は素晴らしい場所でした。慌しく移動しながらも、美味しいものもたくさん食べました。最近ずっとワイン一辺倒だったのですが、いよいよ日本酒に目覚めつつある私・・・。

そして明日は神戸でやっている展示「いのちとのくらし展」の最終日にいきます。もう最終日~!寂しい。行けないと思っていたのでBALのサイトなどでは告知していなかったのですが、なんとか行けそうなので明日はギャラリーにずっと居ります。北に西に、めまぐるしくて何が何やらですがよかったら遊びにきてくださいませ。


祈るまい

今回もたくさん廻りましたが、一番好きだったのは、やっぱり最初にいった大湯ストーンサークル。こうやって石に手をあてていると、体中のチャクラが全部開く感じがするのです。写真は日時計、古代の人々は(マヤもそうですが)太陽や天体の動きからものすごく正確に時間を知り、季節を知っておりました。個人的に世界の巨石文化についてもっと調べてみようと決心を固くしました。続きを読む

4d7d799f.jpg引き続き遠野、河童淵にて。この土地には本当にたくさんの伝承がある。そしてだいたい、ちょっと切ない、なんともいえない物悲しい終わり方をする。そして 私はちょっと古いものよりも、ものすごーく古いものが好きなんだと気づ いた東北の旅でありました。さて帰ります。座敷童を引き連れて。

f9898ac2.jpg湯殿山神社は、険しい山の頂上に58度のお湯が湧き立ち、足湯をし ながら絶景を眺める事ができる、という事前情報をもとにほくほくしなが ら山頂に向かった一向、ついてびっくり、外気温3度、風が吹きすさぶ大雨。。。さすが出羽の聖なる山、甘い心だと受け入れてもらえませ んでした!しかし例外はなく、しきたりにのっとってお参り。お祓いして もらって、そして裸足!になります。極寒の雪混じりの中、裸足で氷のよ うに冷え切った岩山を登り、湧き出るお湯はときに熱すぎて、凍えそうに なりながら火傷しそうになりながらお参りする、という期せずして荒行の ような取材になりました。そのあとの月山ではカーナビが突然おかしく なって、まるで違う場所についてしまう、というトラブルもあり、やはり ちゃんと心構えをして、正しい時期にいかないと受け入れてもらえないの だと一同神妙に。とにかく五月なのにこのまっしろな風景。

a99269b2.jpgいきなりですが、東北に取材旅行で来ております。現在秋田県、明日は山 形、明後日は岩手と慌しくもスピリチュアルな旅であります。今日最初に 訪れた大湯ストーンサークル、ここが本当にすごい場所で、いきなり完全 に開いた感じ!素晴らしい円形のエネルギーが渦巻いておりました。日本 じゃないみたい。。。気持ちいい風が吹き抜けていて、空が高くて、懐か しい感じ。ここが出来たのが紀元前2000年と言われていて、一昨年 行ったイギリスのストーンヘンジが出来たのもちょうど同じ時期と言われ ています。あとはアイルランドで行ったニューグレンジというケルト遺跡 の場のエネルギーともとても似ている。どれも繋がっていて同じ存在が関 わっていると思うなあ絶対。面白すぎます。あとはクロマタ山にゆき、田沢湖にもいきました。夜は秋田郷土料理を食 べました。きりたんぽ大好きです。なかなか順調な滑り出し。明日も6時おき、頑張るぞ!

えんどうまめ

ソラマメが美味しい季節です。ソラマメ大好きです。
味もさることながら、私にとってソラマメは
「中に入りたい野菜ランキング」堂々のベスト1です。
だってあのフカフカなさや。包まれたいよう。絶対よく寝られる。
(2位レンコン、3位パプリカ)
同時に、「かさはあるのに実が意外に少なくてがっかりする野菜」のベスト1でもあります。あんなにたくさんに見えるのに・・・。
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どれだけ苦しい時間も必ず過ぎ去る。
もう耐えられない、
早く通り過ぎろ、と思う時ほど
あてつけのようにゆっくりだったりするけれど。
それでも、その時間は必ず終わる。

どれだけ楽しい時間も必ず過ぎ去る。
この瞬間をとどめておきたい、
時間よ止まれ、と思う時ほど
いやがらせのようにあっという間だったりするけれど。
それでも、その時間は必ず終わる。

時間は平等で公平だが、結構意地悪だ。
そんなやつに、私は永遠に片思いをし続けるのだと思う。

ふくろうと私

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