Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2010年11月

シンガポールは31度あり、ものすごく暑くてクラクラするほどです!しかし日本ではもう来年の夏までお目にかかれない愛しいスイカがスーパーにあり興奮!しかも安い、ビバ南国!スイカのない長い冬の日本をどのように生きていこうかと思ってたので、迷うことなく衝動買い。

kunikoさて再び旅立つ日がやってきました。今年は本当によく旅行しとる!
シンガポール、自分の意思で行こうと思ったことはないにも関わらず、流れに乗って何故かもう3回目という不思議な縁のある国。私の好きなチキンライス、そしてKAYAトーストの国・・。何故行くかというと友達の結婚式に出席するためです。海外挙式は10年以上前に従兄弟がハワイで結婚して以来です。結婚式に出るとなるとこれまた普通の旅と全然違う装備が必要なので、短い期間でも荷物が増える。
ということで、私の大好きな女性についての話。続きを読む

center
最近時間感覚がますますおかしくなって、それはつまり急にこれまで乗っていたはずの川の流れからぽっかりよどみにはまってしまい、空間の動きがなくなってしまうというか、今日がいつなのかとか、何年なのかとか、そういう事が急にさっぱりわからなくなってしまうのです。今も気づけば1週間もブログを書いてないことにびっくり。

続きを読む

ss

秋よりも冬に近くなって、空気に石油ストーブの匂いがまざるようになると、冬だなあ、と思う。
どんどん時間が流れていって、どんどん季節は変わっていく。手のひらから砂がこぼれるみたいに、新幹線同士がすれ違うみたいに、「楽しみにしていたこと」も「大変だったこと」も、一瞬で過去になっていく。それが人生の全部だったみたいなことも、終わってしまえば思い出になっていく。

今年はありえないくらいたくさん結婚式に出席し、そしてありえないくらい(ありえるか)周囲に子供が生まれて、おお~と思うことが多かった。6月に生まれたばっかり、と思っていた私の甥っ子も、この間写真を見たらもう立派に髪の毛ふさふさの男の子!という感じになっていて、びっくりした。両親は「パパとママ」から「じいじとばあば」になって、自分が属する人生のphaseが変わっているんだなあ、と思う。まぶしいみたいな気持ちで、甥っ子の写真を見つめる。

明らかに時間は過ぎていて、明らかに終わりは近づいてくる。
毎日同じことをする日常でも、それでも同じ日は二度とやってこない。
ちょっと気を抜くと1年ってなんとなく平気で過ぎてしまうので、一日一日に対して意識的でありたい。
今まわりに居てくれる人がまわりに居てくれているという状態が、どれほど貴重で、今しかない時間なのか、当たり前な一日が、どれほど幸福なのか。朝起きて、ごはんを食べて、働いて、人と会って、寝る、みたいな、そんな一日のことをいつか、涙を流しながら思い出すのかもしれないと思う。

最近は、なんだかやることの多さを言い訳に、日常が雑になってしまっていた事を深く反省。しかし「なんとなく日常を生きない」ということがどれほど困難か!本を読んだり、料理をしたり、飲みにでかけたり、そんな暇はない!みたいに思えてしまったら、それは危険信号、本末転倒だと思う。大事な人たちとの大事な時間を犠牲にしてまで、やる価値のあること、というのがどれほどあるだろう。
自分は自分であるだけで、何者かなのに、何者かになろうとして苦しむのは、なんだかおかしな話であります。焦ったり、枯渇している中から何かを搾り出したとしても、たいしたものは出てこないのだ。

そんないろいろなことを考える季節の変わり目涙腺ゆる目。
今年はカレンダーが早めに完成しているし、12月はちょっとゆっくりして充電しようと思う。といいながら、今月末は再び旅、友達の結婚式に出席するためシンガポールにいきまーす。私にとってのゆっくりする(仕事をしない)って、結局とびまわる(家にいない)ことだったりして。ははは。3回目のマーライオンか!

Photo 11月 10, 9 53 18

ふう・・・間があいてしまいました。楽しく嬉しく怒涛の9日間の展示、とにかく無事に終わることが出来ました。今回予想以上に体にキテしまって、本当に、心底、歳を感じた!疲れと乳酸が持ち越され、一晩寝たくらいじゃ解消されない!しかも押し込めていた仕事が一気に押し寄せてきて、終わっても全然ゆっくり出来ず、栄養ドリンクを摂取しつづける日々です。でも皆様のおかげでとても良い展示にすることが出来ました。

何度も書いておりますが、本当にありがとうございました!
シアワセな日々でした!続きを読む

もしきたふろしき

もしもし下北沢原画展も残すところあと2日となりました!!
今週末の7日(日)までです。最後の日も20時までやっています。
すごく長かったような、あっという間のような、なのは旅と同じ。
実際今回、開始から怒涛の毎日で、地元にいるというのにほとんど家に居ないので旅に出ているのと同じような状態になっております。この1週間電車に乗ってないよ!

きてくださった皆様、手伝ってくれた皆様、本当にありがとうございます。メールなど、なかなかお返事できていなくてごめんなさい。ちゃんと全部読ませて頂いてパワーをもらっています。ばななさんもお忙しいのにほぼ毎日来てくださって、そのとき会場に居た人はラッキー!サイン本を書いたり、おにぎりをつくってきてくれたり、ピザやたこ焼きや、なんで私が今食べたいと思ってるものが分かるんだろう!という絶妙さでいろいろ差し入れてくださって涙出そうでした。(浪人受験生と夜食を差し入れてくれるお母さんのような?!)一人でやっているようで、すぐ後ろに強力なお助けチームの存在があって、だから振り返って確認しなくても、ピンチの時には後ろにパタンとよっかかる事が出来る。感謝、感謝です。

なんか普通に私が会場にずっと居て、掃除をしてたりお茶を出したり、販売員をしたり、していることに驚かれる方も多いのですが、私にとっては当たり前のこと。ただ、きてくださる皆様に会いたいというそれだけのことなのです。どんな人が来てくれて、どんな出会いがあるのか、毎日とても楽しい。自分のカフェ(というか空間)を持ちたいという夢もあって、だからそれに近いのかもしれません。
朝いちで会場に行って、まずは空気を入れ替えて、掃除をして、頂いたお花に水をやって、会場を整えて、音楽をかけて、そうしてお客さんを待つ。絵だけ見てもらえるのでももちろん嬉しいし、たまに会話が発展したりしてももっと嬉しい。ブログやツイッターだけでしか繋がってなかった人の顔が分かるのも嬉しい。そんな感じ、お店に似ていると思います。つながりを通して、何より自分が救われているのだと思うのです。私はここでもまだ、「よっちゃん」の気分を味わっているんだなあ、と思います。

あと2日間、頑張ります!!!
50点の原画が一同に並ぶのは、多分これが最初で最後。
是非、遊びにきてくださいませ。

tenji

「もしもし下北沢原画展」本日3日目。展示するまで波乱万丈だったのですが、助けてくださった方々のおかげで、無事に開始できました。

週末の時間を割いて、特に土曜は台風の中きてくださったみなさま、本当にありがとうございました!まだまだあるので、頑張ります。続きを読む

↑このページのトップヘ