Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2011年11月

hon

本を1冊と、おにぎりとお茶だけ持って。
iphoneなんて家において。

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今回もよき旅でした。ビッグイベントをこなして一生の思い出にもなり、ますます台湾が好きになりました。
写真は、滞在中訪れた「淡水」でやった台湾式射的の写真。水風船を割ると、割った数に応じて商品がもらえます。
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みっつ割ったので、3等の「泡泡水」と「棒棒糖」が当たりました。あわあわすい(シャボン玉)・・・ぼうぼうとう(チュッパチャプスみたいなもの)・・・なんか気がぬけるゆるさ!笑

この「な~んも気負わなくていい感じ」が一番好きなところだなあ、と思いました。続きを読む


今日は大きな仕事を終えました。今日が一番天気が大事だった日で、昨日も明日も今週ずっと晴れなのに、今日だけ雨!という…。私が意気込んで何かをしようとする時ほど、抵抗勢力の力が増すのですが、だからこそ、起きること全てが一番良かったことだ、と思えるようにもなったし結果的にとても楽しい日でした!ごはんも食べないでみんな早朝から深夜まで頑張ったので、夜遅かったけどご褒美の仙草ゼリー!こちらのデザートは甘すぎなくてモチモチしてるものが多くてツボです。

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6月にも来たばっかりですが、台北にいます。こちらは25度くらいあって暑いです。この国、なんでこんなに落ち着くんだろう!空気の匂い、湿度、人々の笑顔、賑わった市場、みんな美味しそうにごはんをたべて、「生きてる!」っていう顔で歩いてる。2回目なのに帰ってきたなあ、っていう気持ちになるのが不思議。好きだ~。毎月通いたい。豆漿たくさん飲めてしあわせ。

tobu

先日聞いて納得したインドのお坊さんのお話。

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インドの山奥で修行をしている高僧とその弟子。

弟子は、弟子であるにも関わらず、ちっとも師の言うことを聞かず、自分のやり方にこだわってばかり。
そんな弟子に対して、ある日師はこんなことを言う。

お前がひとつの器だとすると、そこには既に水がいっぱいに入っていて、
ちっとも私のそそぐお湯が入る余地がない。

お前は、お湯が入ることで、温度が変わって、自分が変わってしまうことを恐れている。

しかし、恐れることは何もない。
お前の形はその水によってではなく、お前自身という器で決まっている。
器の形がしっかりしていれば、中に入る液体が何であっても、お前自身が変わることはない。

だから、少しは器の中をあけて、私のお湯を入れてみてはどうだ?
熱いお湯も、やがてはお前自身の中でまた水になってゆくのだから。

それから、弟子は師の教えをきちんと守るようになりました。

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というものでした。
相当かいつまんでるし、印象をまとめただけで正確ではないかもしれないけれど、だいたいこんな感じ。

そうだなあ、と思って。とても心に残りました。

自分が自分だと思っているものに頑なになってしまうことってあって。けれど自分が自分だと思ってるものはわりとあやふやで流動的で、実はそんなに固執したり、執着したりするほどのものでもなかった、って何かあって後から気づくことってよくある。

新しい考え方、新しい場所、新しいジャンル、新しいスタイル。

これまでの自分が根っこから変わってしまうかもしれないような、1滴の熱湯。

自分という輪郭(=器)さえちゃんとあれば、変化を恐れることなく受け入れ、それを自分のものにしていくかどうかもまた、自分で選べるようになるんだと思う。

それが、挑戦なんだと思う。

必死になっていたり、余裕がなかったりすると、すぐにこの弟子のように「もう何も入らない!」みたいにギリギリの状態になってしまう。

表面張力タプタプの状態で、目を血走らせて、疲れないはずがないし。

こだわるのも、大事。でもときにこだわりを手放す思い切りも、大事。
その選択が出来るようにするためには、やっぱり器の中の空間、空気が重要だ。

だから人は深呼吸をするのかな??

携帯

iphone3GSから、4Sになりました!画質のよさにびっくりしつつ、まだ使いこなせておりません。現在何故かメールなどの着信が「ポポポポーン!」となる現象が起きております。
カレンダーとは無関係なのですが、おばあちゃんの大好きな作品のなからからひとつ選んで、iphoneケースを作ってみました。海外のサイトで。この切り絵作品は、なんとおばあちゃんが女学校時代、つまり今から75年くらい前作った作品ということになります・・・ひえー!かないっこない!です。
このうつむきがちだけれど強い意志を感じさせる女性はおばあちゃんにそっくりで、私のお気に入りです。新しい携帯を手にとる度にインスピレーションをもらえそうです。

saigetsu

もう公演が開始しているので、告知が遅くなってしまいましたが、私が宣伝美術をしている劇団印象の第16回公演「妻月(さいげつ)」現在新宿タイニィアリスにて公演中です!
私も昨日観にいってきたのですが、これまでのファンタジック色の強かった印象とは少し違う、かつて実際にあった昭和の風景が見えてくるような舞台でした。自分が生きていない時代を表現として描くとのはとても難しい(上にその時代を知っている人がお客さんとしてはいっぱいいる)ので、演出家鈴木アツトにとっても、そして役者さんたちにとってもチャレンジだったのではないかなあと思いますが、その分研究と努力の成果がこめられていたのではないかと思います。韓国から招聘している女優さん、べク・ソヌちゃんに再会できて嬉しかった。来日の旅に日本語上手になってて、偉いなあ~!
今週11月13日(日)までやっておりますので、ご興味ある方は是非。

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だいぶ涼しくなってきて、空気も感想してまいりましたので、先日晴れた日にベランダでにんじんとだいこんを干しました。(洗濯物と一緒に)このメッシュのかごは、本来型崩れしやすい洋服を干したりするための道具なのですが、野菜を干すのにちょうどよろしいのです。でもとても大きいので、にんじんとだいこんをちりばめたらかなり空間があって、この角度から見ると空に浮いているみたいです。

干し野菜ならぬ、星野菜。

干し野菜は味も早くしみて料理に使いやすいし、日持ちするし、いいことづくめです。この秋冬は、野菜だけじゃなくて果物も干してみようと思います。キウイとかパインとか、美味しそう。スイカは、無理そう。

ちなみにこのにんじんと大根は、先日行った東京農業大学の収穫祭にて買ってきた、生徒さんが作った野菜たちであります。どっさりと取れたて野菜を買い、エミューのたまごのどら焼きも買い、楽しい学祭でした。あんなに食べ物に力の入った学祭って珍しいのでは。何しろバリエーションが豊かです。野菜も果物も植物の苗も買えるし、学祭というよりもマルシェのようです。そしてそこは「もやしもん」で有名な農大。いたるところに菌の絵があったり菌のキャラがいて、、漫画の中の世界だった。臨床栄養学研究室の呉汁、微生物学研究室のすんきそば、生物応用科学科統一本部の熟成ベーコン、醸造科の味噌、など、食べ物の屋台なのにみんな白衣に見えてくる単語が並んでいてシュールでした。オホーツク校舎があるのもすごい・・・。
毎年いけたらいいな~。

愛情たっぷり育てられた野菜、旬の時に食べるのが一番のエネルギー。
体の中でキラキラ輝いて、肉体という宇宙一部になっていってくれる気がします。

干してなくとも、星野菜。

私ももうちょっとベランダ農園を頑張ろうっと。

なんかうまくいかない人間関係の悩みがなくなる本
日本実業出版社さんから出版された「なんかうまくいかない人間関係の悩みがなくなる本」のカバーを描かせて頂きました。人間関係の悩みは古代から未来まで永遠のテーマに違いない!

それからもうひとつ、
医師が行う「ガンの催眠療法」CDブック―催眠腫瘍学にもとづく新たなアプローチこちらはマキノ出版さんのガンの催眠療法のCDブックです。著者である萩原先生は、実際に外科医としてガンの医療現場にずっと携わられてきた方です。
期せずして、体の健康の本と心の健康の本、同時にかかわることになった時期でした。

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