9月からの不調をひきずり、ここしばらくはまた心が体にひっぱられっぱなしでした。体は心をひっぱり、心は体をひっぱるものですが、肉体から出られない以上、主導権を握っているのはやはり体です。前向きな気持ちも、テキパキ出かける元気も、頭痛や腹痛や熱の前には、しおしおと消え去ってしまう。体が思うようにならないというだけで、あらゆるやる気が削がれていってしまう。あらためて、体は全ての基本。会社員だった時はどれだけ辛かろうとそんな甘いことは言ってられないので、ピシッと気合を入れて動くべきときは動いていたのですが、フリーランスだと時間を自由にできてしまう分、具合が悪いだけでいつもならとれているバランスが一気に総崩れしてグダグダになってしまうのです。我ながら情けなし!何の保障もないんだから、ちゃんとメンテナンスするのも仕事のうちだというのに。恐る恐る体の様子を伺いながら、動けるときに短距離走のようにわっと動いてそしてまたぐったりする、の繰り返しでした。
けれどそういうときにひときわ染み入る、人の温かさ。うしくんは日々ごはんを作ってくれ、ばななさんがスイカを届けてくださったり(冬なのに!!すごく甘いの!!)、ティッチャイのみゆきさんは、仕事の後の疲れているときに、最高に美味しいソムタムを差し入れしてくれたり。友達の温かい言葉や、近所の人との立ち話に勇気付けられ、泣けてくることばかりで、なんて甘ったれなんだろうとまた自己嫌悪になりつつも、支えてくれる人の優しさでいつも元気になりました。
ありがとうありがとう、いつもありがとうの気持ち。ちょっとずついろんな人からもらった、ぽかぽかした欠片が永久にあったかい湯たんぽみたいに、体と心を暖めてくれる。それだけあれば、どんな嵐の雪原でも裸で歩いていけるくらいのあったかさだ。けれどそれを当たり前だ、自分だけのものだと思わずに、同じように湯たんぽを必要としている人がいたら、すぐにぽんと渡せるような状態にいたい。
今は元気になってきたので、これからまた張り切ってブログも更新していきたいと思います。
あまりに家周辺から出ない日々が続いたので、ちゃんと着替えて、メイクもして、太陽を浴びに出かけよう。