Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2013年12月

2013年ももう終わり。
長かったような、短かったような、といつもの感慨を今年も抱きつつ、やはり、前半(妊婦)と後半(母)の生活が革命的に違いすぎて、同じ「今年」という枠にくくれないような気がいたします。

母となった2013年5月。今となっては、もうそれ以前の自分がどんな生活をしていたのか、思い出してみてもどこかぼんやり。それくらい、何がなんだかのがむしゃらてんやわんやな下半期でありました。

出産&育児って大変なんだろうな~と思ってたけど、やっぱりどこか想像の域を出てなかったというか、完全にナメてた!それを思い知らされた!

そんな私の今年の個人的流行語大賞はこれ。続きを読む

calendar
Denali's Calendar2014「プリミティブリズム」の年末年始の発送に関するお知らせです。既にたくさんの方にお申し込み頂いていて大変嬉しいです。
お申し込みくださった皆様、ご感想を下さった皆様本当にありがとうございます!
さて年末年始は発送を一旦お休みさせて頂きます。
(受付は年中無休です!)
今月「12月25日(水)午前中」までにお申し込み頂いた方に関しましては、年内にお届けします。
それ以降は発送が年明け1月6日以降となりますので、どうぞご了承くださいませ。

お申し込みはこちらから。

カレンダーを作って届けていると、今年が終わっていくんだなあ、としみじみ思います。もう10年も続けているから、それをしないなんて考えられなくなってしまいました。最初は本当に一人コツコツとホッチキスで閉じて紐で結んだりしていたカレンダーも、10年のうちにだんだん作る数も増えて手伝ってくれる人も増えました。印刷や、袋詰めや、受付のシステム化や、宛名印刷や発送を代行してくれている友人や、委託で置いてくださっているお店や。

あらゆる面でヘルプしてくれる存在がいるからこそできているカレンダーです。使ってくださる方も含めて大きな輪で、もう一人で作ってないなあと心底思います。感謝です。

これからもずっとずっと作り続けたいです。
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anko

コンフェッション、つまり懺悔。
ここにきてひとつの告白をさせて頂きます。続きを読む

hananobed

お仕事のお知らせです。
11月28日発売のよしもとばななさんの小説の最新刊「花のベッドでひるねして」(毎日新聞社)の挿画・装丁を担当させて頂きました。

みなしごの女の子が幸せの魔法を見つけてゆく物語。

私はこのお話が本当に好きで、また今の自分にとって大きな意味がありすぎて、お仕事の告知と言いながら感想を書き始めたら止まらなくなってしまったので、しばらくは宝物みたいにこっそり味わっていたいし、まだ心の中にとどめておこうかと思います。ただ言えるのは私はあのイギリスの旅にいけたことや、この物語の世界を描くことができた幸せを一生味わって生きていくだろうということ。感謝の気持ちでいっぱいです。

家族、時空を超えて受け継がれるもの、呼び合って繋がる点と点。
大事なものってなんて見えづらく、なんて近くにあるんだろうと思います。そして時間というものは誰にとってもなんと公平で平等で、あまりに平等で冷たいように思えても、それが実は救いなんだっていうこと。

ばななさんの小説を読んだあとはいつも同じ日常、例えば手に取ったいつものマグカップ、窓をあけた時の景色、全部が輝いていつもより物理的に光を放っているように見えて、ただこの一瞬一瞬を丁寧に生きよう、自分が自分であることを大切にしよう、と思うのですが、このお話はそれが特に強く、私こそが幸せの魔法にかけられた気持ちでした。それは今もずっと続いています。

人生の節目に立ったとき、迷って間違ったことをしそうになることがあったら、きっとそのたびに読み返すだろうなあ、と思います。

カバーはぐるっとまわって1つの絵になっています。
とって見てもらえたら嬉しいです。
coversmall


そして、同じ時期に発売、大事なニュースがもうひとつ。下北沢の本屋さんB&Bから刊行されている「下北沢について2」もいよいよ発売。こちらも1と同じく表紙の絵と中のカットを描かせて頂いています。ばななさんと下北沢にまつわるあれこれの、下北限定販売、ここでしか読めない物語です。今回も初刷限定500部、シリアルナンバーつきです。そして、在庫わずかとなっていていた「下北沢について1」も増刷されましたので、前回間に合わなかった!という人もまた読むことができます。
是非下北沢にお越し下さいませ。
shimokita

okinawa6

ピノもあっという間に半年。
最近では、6ヶ月の節目を「ハーフバースデー」といって祝うのが一般的とか。
半分って、なんじゃそりゃ?!って思いますが(私のときにはハーフバースデーなんてなかったと思う)
まあ半年頑張ったし、旅好きな私としては1年以上飛行機に乗ってないどころか家から出ない日々が長かったので、お疲れ会ということも大義名分に、沖縄にいきました。

ピノ連れで初めての飛行機、本当に緊張したけれど、なんとかなった。
JALには普段はマイルの関係で乗らないのだけれど今回はそうなって、赤ちゃんがいるといろいろ優先してもらえることとかをこれまで知らなかったので、よくして頂いて快適な旅をすることができました。最近話題になった「飛行機で赤子大泣き問題」に発展したらどうしようかと思ったけど、同じ飛行機にたまたま100人単位の修学旅行の男子高校生たちがギッシリ(笑)、テンションMAXの彼らの声は全てをかき消していた。ラッキー。続きを読む

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