Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2019年02月

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人生というのはどこでどうなるかわからないものですが、ちょうど今また、いろいろな道がわかれた岐路に立っている気がする。

どっちを行くか?
どう行くか?

渦中にある時は、枝分かれの中で正しいゴールにたどり着くただひとつの道を選ばなくては、と焦りがちだが、実はそれは毛細血管のようなモノの中で迷子になっているだけで、大きく長い視点でみれば、心臓へのただひとつの流れに乗っているだけだったりする。

どこをどういこうが、自分の魂の本質は変わらない。変わらない中で、結果的に「選んだ」という事実の積み重ねに意味があるんだと思う。

子育ても同じだと思う。つい、子どものために一番良いのは何か、と考えてしまう。どの道が正しく、どんな教育がよく、どんな世界を見せるのが良いのか、と悩んでしまう。親である自分しか、それができないんじゃないか、と思ってしまうからだ。

でも、多分それは違う。
親が子どものために選べて与えられるものは、実際にはそんなにはない。どんな場所に置こうと子どもは見たければ見るし、見たくなければ見ないし、本当に出合うべきとその魂が決めてきたものには、与えようが与えまいが多分人生のどこかの段階で勝手に出合う。生まれてすぐから魂の色というのは確かにあって、それはどんな環境で育とうが、ある意味変わらない何かなのだと思う。100人いたら100人のBorn this wayがあって、それは誰にも染められない。

親に出来るのはただ「観察する」こと。サーモメーターと化して子どもを見つめ、日々、子どものどんな部分が何に、キラッと反応して光っているのかを、見ることだけ。もっと強い光にしよう!とかもっと光る箇所を増やそう!というのは関与する部分ではなく、ただ求められたら、その時は全力で手伝うよ、という気配をうっすら背後で漂わせてるくらいがちょうどいいと思う。

ともあれ、神戸を離れることとなり!!(びっくり!!)
またいろいろな変化が訪れることになりそうな春です!

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以前にもお知らせした、ファッションブランドFRAPBOIS(フラボワ)さんとコラボレーションさせて頂いたお洋服たちが、ついに発売となりました!

詳しくはこちらをご覧下さい。

ワンピース、ブラウス、Tシャツ。袖も、裾も、ラインが全部とってもかわいいんです。「神楽」というテーマを最初に頂いてから、気分が明るくなるような、祈りを捧げるような、春を言祝ぐような、そんなイメージで柄を考えてみました。

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ブラウス
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ワンピース
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Tシャツ(裾が白いバージョンもあります)
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イラストを使ったもの

ああ、かわいい!
美しく透明感あるモデルさんたち、素敵すぎる...。

現在中目黒店の店頭も、こんな風に特集して頂いていて、とても嬉しいです。2月中はこのラッピングになっているとのこと。

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私も、着てみましたよ...。続きを読む

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先日のある冬の日、不思議なご縁の連鎖によって、神戸の水天宮さまに、私の描いた絵の原画を奉納(!)するという、これまで考えたこともないような光栄な機会を頂きました。

母大野百合子と、中医学の先生である今中健二先生から、水天宮の宮司さんをされている河田さんに繋がり、更に頼もしい人たちが結集して、今回の儀式をする運びに。中心にあったのは「日本の神様カード」。そして偶然にも、河田さんは私がまだ神戸に住んでもいなかった時に、三ノ宮で開催した書道家の祖母との合同展を見て下さっていて、まだ元気だった祖母と会話をかわし、画集も気に入って下さったという本当に驚きのご縁で結ばれた方です。

神戸水天宮は神戸長田駅から山を登ったところにある、大きなクスノキさまに守られた、朱色が鮮やかな美しいお社です。その昔は天神山と呼ばれた場所で、長田神社の神さまが最初に降り立った地だとも言われています。

絵には、御祭神である、アメノミナカヌシさまを描きました。「神様カード」のアメノミナカヌシさまはちょっと暗い色合いの、碇と泉が描かれている神様ですが、実際に絵を描く前にこの神社に足を運び、河田さんとお話させて頂いて、クスノキさまを触った時に感じたのはもっと華やかで、元気で、エネルギッシュな、無邪気なビッグバンみたいな空気だったので、それを感じたままに描きました。子どもの守り神、安産や子宝の神様でもあります。生命の誕生って、宇宙の誕生と同じ奇跡だなと思います。

そんな風に試行錯誤しながら描いたものが、儀式の中で神棚に備えられ、和太鼓奏者の平原義夫さんの演奏が納められ、力強い祝詞が唱えられ、そして奉納の儀は無事終わりました。(なぜがピノネムも一緒に玉串奉納しました!)母百合子の書も一緒に。

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すべてがはじめてのことで、緊張しっぱなしでしたが、とにもかくにも作品をそんな風に奉納してもらえるということがありがたく、感謝の気持ちでいっぱいな一日でした。

奉納のあと、原画はありがたくも神社の拝殿に飾って頂いております。自分がクリアになってリスタートできるようなエネルギーに満ちている場所だと思います。是非訪れてみて欲しいです。

神戸水天宮についてのサイト
http://www.buccyake-kojiki.com/archives/1063213718.html続きを読む

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ばななさんの「吹上奇譚」第二巻のどんぶり。
吹上奇譚は吹上の森で読みたい!とふと思い立って電車に乗る。物語にどっぷり潜って魔法を味わって、2018年以降の世界を生きていく勇気をもらう。

ふと。

ふと思い立って、何かをする。
ふと思い立って、何かをするのをやめる。

そういうひとつひとつの小さな心の動きや願いを蔑ろにしないで大事にしていくことが、世界を変えていくことにつながるんだとわかる。目で見えているもの、見えていないもの。自分で認識できてない場所に流れている大きな何か。その力をちゃんと受信できるようになりたいです。

コダマさんのアイスはないけどついカキ氷を頼んでしまいました。おなかがすくって、生きてる証拠。(単なる食いしん坊!) 真冬にあったかい部屋で食べるかき氷もおいしいんだこれが!

愛に溢れた暗号の数々、大好きな物語。

今はとにかく親子丼が食べたい。
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吉本ばななさんの「下北沢について」の文庫版が、2月7日に発売です!
単行本版と同じ絵をカバーに使って頂けて、とても嬉しいです。
いつも多くの人が出たり入ったりしていて、生き生きした輝きを見せてくれる場所。このカバー絵は、心臓になっている街をイメージして描いてみました。
5年間住んでいた下北沢は私にもずっと特別な場所です。人生で一番多くの変化を経験した時間。
この本のページをめくっていると、どこにいても、何をしていても、心が南口商店街やあずま通りにふっと戻って軽やかに歩きだす気がします。

https://www.gentosha.co.jp/book/b12258.html




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