ネムが４歳になりました！本人の希望のおでんを作り、ツリーサラダを作り、苺とチョコのケーキを食べ、プレゼントをもらい、週末はディズニーシーで〆た、本人的には満足の４歳バースデーとなったのではないでしょうか！（私のHPとMPは尽きましたが！）身体が小さいので、ダンボのぼうしをかぶってるのを後ろから見ると完全に仔象で面白すぎ。


ネムは生まれつきの疾患で、1歳になったばかりの時に脊髄開くような大きな外科手術をしています。生まれてから、その手術が無事終わるまでのあいだ、どれだけその事について考えたことか。手術の間は身体は震えるし涙は出るし、2週間ほど一緒にこども病院に入院したのですが、ベビーベッドみたいなサイズのベッドで、丸まって一緒に寝てたことは忘れません。付き添いの母用のベッドも食事もなかったので大変でした。手術は外科的なもので、娘の状態の場合は予後も良いことが多く、現在は何もない限りは1年に１回程度の経過観察で済んでおり、元気いっぱい走り回っています。もちろん１００％ではありませんが、このまま何もないことをただ祈る限り。いつ身体がどうなるかわからない、なんてことは年齢性別関係なく万人が同じ状態なわけで、心配しすぎても何もできないからね。

ネムの疾患についてや、手術や入院のときにもブログに一切書かなかったので（うまく気持ちを書ける自信がなかったのです。）ここにこのことを書くのははじめてです。なので、本人を知っている人からしたら、「えっそうだったの！？」という感じかもしれませんが、実はなんやかんや抱えつつも頑張っているネムなのでした。

とは言えこうして無事に4歳のおねえさんになって、ずっとふいふいの薄毛ちゃんだったのにきっちりリボンで結んだりできるようになっているのを見ると、早産で小さめに生まれて小さな身体で頑張っていたこと、手術の時のこと、その時期家族や友人の支えがなかったら乗り越えられなかったあれこれを思い出し、つい感慨深くなってしまうのでした！

そして、ただ生きててくれたらいい、それだけでいい、と叫ぶくらい思っていたのに、いま日々小さな事で怒りまくってしまうのは何故なのでしょう！！！4歳になるのに絶賛イヤイヤ期続行中で、なかなか手強いです。

彼女が理解不能な宇宙人なところや、時々ものすごく不思議なことを言ったり、生まれる前のこととかを言い出したりするのは、もしかしたら手術で全身麻酔とかしてなんか一回あっちの世界往復したりしたからなのかな、とも思うのです。ちなみに、胎内記憶的な話で、うちゅうにいた、というので、なんでパパとママのところにきたの？と聞いたときの答えが、「こえがきれいだったから」というものだったのが印象的でした。とにかく究極のマイペース、そして頑固。独自のワールドを展開し、いつも夢みがちな発言。そして決めたらてこでも譲らない。
よく、洋服についてるネコの柄と会話したりしている。いろいろなものに不思議な名前をつけ、わたしのせかいではこれをそうよぶ、と主張する。先日はなぜか家にあるトレーニング用のダンベルをみて、こあらのまーちだ！と嬉々としてかつぎ、私がそれはダンベルっていうんだよ、コアラのマーチはおかしでしょ、と言っても、むかしのひとはこれをこあらのまーち、ってみんなでよんでた、こあらっていってたひともいたよ、と主張を崩さない。
先日開催された幼稚園の運動会の全園児が参加する合同ダンス、本人も一生懸命練習してきたはずなのに当日は気分が乗らなかったのか、他の全ての子たちが踊る中、ついに最初から最後まで微動だにせず、宙を見つめて静止していたのである意味一番注目されていました。笑

更に最近、夜ベランダから空を見たら雲が写真のようにブワブワした形をしていて、月が綺麗に見えたので、私が「みてみて、おつきさまが光って、雲が変な形に見えるね」と言ったら、彼女はアハハー！と笑って、 「ほんとだねえ、のう（脳）みたいだねえ！！！」 というので予想外な答えにのけぞってしまいました。

あらゆることに関してそんな感じで、予測不能なんですが、シュールなチェコアニメに出てきそうなキャラ感と関西仕込みのオモロさがあるのでその三枚目な愛らしさでみんなを癒してくれています。

あらためて、4歳おめでとう。
生まれてきてくれてありがとう。
これからもその不思議楽しい宇宙人のままでいてね。

やっぱり、ただ元気でいてくれたらそれでいい。