Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2020年07月

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ボランティア通訳スタッフとして、ピースボートの世界一周の船旅に出たのは2006年のこと、今から14年も前の、101日間。(2006年7月から10月です。このブログを遡ると当時のあれこれがわかります。私が南米で車にひかれてたりします。笑)

たった3ヶ月、されど3ヶ月のその旅は、今思い返しても「他では体験できなかった」としか言いようがないもので、そこで出会った仲間たちは14年経っても私にとっての家族みたいな存在です。絵が好きな子たちが集まってみんなで大きな一枚絵をクルーズ中に仕上げたり。

そんな人生で1度の大切な時間を過ごさせてくれたピースボートが、今このコロナ禍の中で船が出せない大変な苦境に立たされており、スタッフの人達や、かつて船に乗船していた人たちがクラウドファンディングサイトを立ち上げたということで、私も本当に微力ながら、リターン品を寄付させて頂きました。来年、2021年の最新デナリカレンダー(いまから作ります!)と、ランダムなポストカード10枚セット。ありがたいことにすぐにsold outとなりました。選んでくださった方、ありがとうございます。

そして期日内に、目標の3000万円を上回る金額で無事に達成のニュース!めでたや。これまで、ピースボートの歴史の中で延べ8万人が乗船してきたとのこと。たくさんの人の応援の気持ちが実を結んだんだなあと思うと、たった1回乗船しただけの私ですがとても嬉しい気持ちになります。

今回船に乗っていたときのアルバムを見返していて、みんなの若さと、日焼けしすぎての真っ黒具合にビビりつつ(笑)あの楽しかった時間を思い出して、世界で見たたくさんの風景を思い出して。

これからも多くの人が船旅に出られますように。
船が大洋に旅立てる未来が戻ってきますように。

私もいつかまた乗りたいなあと思います。
360度海に囲まれて見る満天の星空を。
水平線の向こうに陸が見えた時の感動を。
ひとつの出会いが全てを変える可能性があることを。
娘達にも体験させてあげたいなと思う。

#がんばれピースボート
プロジェクトの詳細はこのようなものでした。
https://camp-fire.jp/projects/view/298983
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毎日甲板からみんなで海を見てました。

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クロアチアのドブロブニク。

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みんな真っ黒なエジプト、クフ王のピラミッド。

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みんなで仕上げた一枚絵。

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四十路に何か記念になるもの欲しいなあと思ってずっと考えてて、アクセサリーとかバッグとかかなあ、やはりこういう場合って高い時計とかなのかな?!とかあれこれ考えても決まらなくて悩んでいたのですが。

あこがれのサラカウッパのマトリョーシカ、ほんとだったらヘルシンキにいくか、特別な展示の時しか日本で買えないやつ、をネットでみつけてこれだー!!!と。

高い時計や、バッグを、本当のところわたしは全く求めていなかったと気づいた。

マトリョーシカにする、と唐突に決めた私になんも言わずにうんいいね、と言ってくれた夫。

あーかわいい、かわいすぎる…一生大事にします。

You are what you buy. という言葉がありますが、きっと私はマトリョーシカなんだ。何歳だろうと自分らしさは自分で決めていい。

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やっとおしらせできます!

この度、イラストレーター大野舞のホームページを
大幅にリニューアルしました。
www.denali331.com
です。

みて頂ければうれしいです!

20代前半の頃なけなしの知識で自分でコツコツHTML書いて作っていたサイト、作品数が増えてジャンルが増えるにつれてどんどん管理しづらくなり、見やすくすることもできず縦に長くなってゆくばかりで、更新も滞りがちなのにそのままあることがずっと気になっていて、サイトを新しくしたいとずっと思い続けてきました。

そして今年の2月からいよいよ始動。いつも公私ともに本当にお世話になっている、石澤夫妻、トンクこと智子ちゃんとタイシャンこと太祥さんにお願いして。デザインや見せ方のことなど全てゼロからいろいろ相談して、コロナで会えない中、オンラインでのやりとりを重ねながら、ワードプレスの概念どころかサーバーとは何か、ドメインとは何かみたいなレベルからよくわかってない私に根気よく付き合ってもらい完成したときは感無量。

入り口となる場所には吉本ばななさんの「花のベッドでひるねして」の絵を使わせて頂き、写真家の永野雅子さんに新しく取り直してもらったプロフィール写真、昔覚和歌子さんが結婚のお祝いに送って下さったありがたい詩、全部宝物です。そしてこれまでご縁を頂いて形にしてきたたくさんの仕事を、ひとつの部屋の中におさめてゆく作業は大変だったけれど幸せで楽しかった。その時その時の必死な気持ちが思い出されて、人生を振り返っている気持ちでした。

現時点でまだ全部アップロードできておらず、こつこつ古いものも新しいものもないまぜにアップしていっている途中の段階なので、10年くらい前の仕事が最新のニュースに出たりしていますが、そういうのも面白がって頂ければ幸いです。近日中にオンラインショップも作れたらいいなと思っています。

専門で絵を学んだことはなく、何かに入選したり大きな賞とかをもらったわけでもない。自信があったことなんてないし、今だってない。けれど20年分のフォルダはわたしに描いてきたなあ、それで生きてきたなあ、と、思わせる量があって、しっかりとした根っこになって体の中から支えてくれる気がする。将来なりたいものを聞かれて「えかきさん」と答えていた6歳の時から、今まで何も変わらない。

いろいろな場所に飛び込みで持ち込みをしたり、「絵をみてください!」とポートフォリオを持ち歩いて人に会うたび見てもらったりしていた20代前半。今思い出すとあちゃー!!なことがいっぱいあって赤面したり申し訳なくなってしまうけれど、その図々しい一歩がなかったら開けなかった道もたくさんあって。持ち込みをしたところからはじめて依頼をもらって、飛び上がって喜んだ日のことを忘れない。

人に恵まれ、仕事に恵まれ、ここまでやってくることができました。
いろいろな人に手をひっぱってもらったり、背中を押し上げてもらったりして、今の自分がいます。
ただただ、感謝しかありません。

「下手の横好き」「継続は力なり」「好きこそものの上手なれ」という定番のことわざを携えて、私もまだまだ旅の途中。

旅の仲間にたくさん会えますように。

ちなみにサイトのなかで唯一これまでと変化なしなのは、ブログです。そう、他でもないこのブログ。大学生の時レンタルブログがブームになった時に始めて、そのあとありとあらゆるSNSが増える中、今はnoteなどに移行する人とか増えていると思うのですが、私は一度も変えることなく、ずっとここでいろいろ書いてます。この20年間とぎれることなく。どうでもいいことから死ぬほど悩んだことから、はじめての一人暮らし、会社と絵の二足のわらじ時代、いろんな旅、そして独立や結婚出産など、ぜんぶ、ぜんぶがそこに詰まっています。単に一度はじめると長い性格なので、それだけのことなのですが、娘たちが大きくなった時、自分の母が若いときから死ぬまでの日記がずっと読めるってことなんだなー、これはずっと残るんだなーとか思うと恥ずかしいけどそれって結構すごいことなんじゃ…と不思議な気持ちになります。

ということで長くなってしまいましたが、まだサイトへの過去作品のまとめは終わっておらず、これからもどんどん上げていきたいと思いますのでたまにのぞいてみてくださいね。

サイト製作してくれたトンク、本当にありがとう。

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スタバにマイタンブラーを持っていったら、ちゃんと20円割引してくれたけど、「感染予防のため紙カップでお渡しさせて頂いて、お客様ご自身で移しかえて頂くことになっております」と、紙カップでもらった。

え、そしたらこのまま紙カップで飲みますけど!?😭
割引してもらって申し訳ない気持ち…。
いや、ありがたいんですけど…。

いろいろ大変だなあ。みんないろいろ考えて、工夫して、できることをしている。物理的な距離をとらなくてはいけない今だけど、せめて心は寄り添っていきたい。


ちなみにこのタンブラーは地域限定、みなとみらいタンブラー!8年くらい前に私がデザインさせて頂いたものです。横浜で育った私としては、馴染みある景色で、とても嬉しかったお仕事で今でもこのタンブラーを愛用しています✨普通は縦置き前提のデザインになっているタンブラーなのですが、横浜ならではということでボトルシップをイメージし、横置きにしたときに船が入って見えるデザインになっています。くわしくはこちら
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