Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

2021年04月

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更新が滞っておりますが、元気に暮らしています!
やはり「海外でゼロから生活する」というのはそうそう一筋縄でいくことではないですね〜いろいろなことの勝手が違いすぎて、毎日驚きの連続です。まだ生活が整っていないのに、同時進行で、娘たちの幼稚園や小学校は普通に始まっていくのでその説明会や用品の準備にも追われています。
このステージをクリアしないと次に進めない、目の前に「たびのとびら」があるのに、扉をあける「きんのかぎ」がないので入れない、ひとつずつ、取り組んで経験値を稼いで、レベルをあげて、扉をあけるとまた新たな扉が…というRPGのような毎日を過ごしています😎
悩みながらもついに家を決め、隔離2週間、ホテル生活2週間を経て、いざ、やっと我が家で落ち着ける!と、伝えられた引越し日に扉を開けたら、あれ…?全くクリーニングされていない…?あれ?前の人の荷物もまだ全部残ってる…?っていうかコレまだ工事中じゃね?壁塗ってるし…室内は土足で踏み荒らされている…。
と、家族そろって目が点になる事件。笑
ちゃんと、管理会社さんから伝えられた引越し日にいって、これです。もちろんそのまま越せるはずもなく、元いたホテルに逆戻り。2週間もいたからフロントの人とも顔見知りになって、笑顔でチェックアウトして別れた数時間後、再会のチェックインを果たすの巻。
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nstagram やTwitterなどで日々の様子はつぶやいていたのですが、こちらの更新が遅くなってしまいました。隔離が終わってから、はや1週間。あんなにもやることがない暇な日々から一転、この国に住むための手続きでやることだらけの怒涛の日々が始まり、ヘロヘロしていました。でも自由に、美味しいもの食べられるって嬉しいです。(でもまだ中華味のものが食べられない。笑)

まずは健康診断。コロナ関係なく、これから上海に居住する人全員が義務付けられている検査です。血液検査や心電図など、所定の施設で受けました。
そのあとは、私の電話番号の取得と、iPhoneの購入。今上海ではあらゆる生活行動が電話番号と銀行口座が登録されたスマホで決済で、全部キャッシュレスなので、自分自身のスマホがないと何一つできません。前回観光で来た時、都会だしカード使えるだろうと思って両替していなかったので、ローソンで水一本買えなくて苦労しました…。クレジットカードもほとんどの店で使えないという衝撃、現金はもちろん使えるけれど、誰一人使っていないし出すと珍獣を見るような目をされるという、観光客には優しくないシステムです。
自分のスマホさえ手に入れれば、あらゆることをそれで済ませることができて一気に便利生活。ただこちらの企業で働いてない私は銀行口座を作れないし、自分のスマホで決済ができるようにするまで、いちいち問題がおきて、一苦労。こちらの友人や、不動産やさんが助けてくれて、一歩ずつ、また一歩ずつ。みんな優しい。そしてやっと一人で水が買えるようになりました。笑 日本の番号、アドレスもそのまま生きてるので使えます^^)
その後は一番大きな課題、家探し。初日は1日で18軒も内見しました〜!次から次へで、途中から、あれ、どれがどれだっけ、状態です。だいたいが日本人が多いエリアの、家具付き家電付きマンション。中国での家探し、システムも常識も違ってびっくりすることや面白いことだらけ…。(内見時はだいたい土足とか。あとはテレビ大きくしたいんですけどってリクエストしたら普通にオッケー!ってなるとか。)たくさん見ましたが、やっぱりどれだけ綺麗で景色がよくても、高所恐怖症の私は高いところには住めない。あとはオーナーさんのセンスでインテリアが全部決められてしまっているので、ああ、間取りは悪くないけどこのゴテゴテのシャンデリアだけはいやだ…とか、いろいろ日本で家探しするのとは違う要素が入ってきます。家賃も?!ってくらい高いけど、安心安全に勝るものなし。頑張らねば。

慌ただしい今週でしたが、家が決まって、引越しが住めば、移住完了。観光でも、留学でもなく、こうして自分たちで暮らしをゼロから組み立てていって、そのあとは小学校が始まったり、幼稚園が始まったり、「日常」が始まっていくのだと思うと、とても不思議な感じです。
家が決まってもすぐに越せるわけではないので、まだまだ来週末くらいまでホテル暮らし。隔離の時と違ってベッドメイクはしてもらえるし、タオルも毎日替えてもらえるけれど、洗濯だけが辛い!外注したらすごい価格になってしまうし、ずっと4人分手洗い&部屋干し。バスタブに洗剤とお湯を入れてフミフミ。洗うより、脱水が疲れる。日々絞りすぎて手の皮がむけてます😂洗濯機って本当に偉大な家電だー!はやく普通に洗濯したーい!これから隔離される人は、全部の服を水着みたいな薄くて速乾性のあるものにするのがオススメです。

先日は今いるホテルの中に「日本式!岩盤浴&SPA!」みたいな施設が入っているので遅めの誕生日プレゼントをうしくんがくれて、一人で夜行かせてもらいました。ルンルン❤️と向かったら、「日本式」を謳っているし、日本語メニューもあるし、当然誰か日本語話せるかなと思ったら、スタッフの誰一人として中国語以外できず、さっぱり通じない…流れを説明してくれてるんだと思うけど、ちんぷんかんぷん…途中から若い男子がスマホを持ってきて、翻訳アプリでどうにかやりとり。いまいちよくわからないままものすごい熱くて、暗いスチームサウナに1人取り残された時にはどうなることかと焦りました😅15分ほど、小籠包になったかのような勢いで蒸されて、汗が滝のように出てきて、スパというより修行感ありましたが、とても気持ちよかったです。蒸されて休憩、を3回くらい繰り返します。そして体の水分が全部出たような気持ちで向かった休憩室で、向かいに座ってる地元女性はなぜか持参したらしいフランスパンをもしゃもしゃ食べてて、え、こんなにも蒸されて汗をかいた後に硬いフランスパンを…?!と、これまた衝撃でした。

長くなりましたが、こんな感じで元気です。
子供達はいろいろな手続きばかりの今週はとにかく毎日待たされてばかりで、退屈そう。
はやく遊べるお友達ができるといいね。
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日本人がとても多い上海なので、日本食料理やさんもたくさんあります。メニューも全部普通の日本語だったり。中華弁当を2週間食べ続けたあとのビールとお寿司、しみましたーーー😂

april

青い目が見つめる世界を
蝶だけが自由に舞う
視線は味方 そして盾
振り返らないで
ただ求めるものだけを射て
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デナリカレンダー2021「せかいのえまもり」も4月になりました。(はやい!)3月でイメージしている地域はトルコや中東地域。魔除けのモチーフとして、ケンタウルス(弓)、ナザールボンジュウ (ガラスでできた青い目玉。お土産物やさんでもいっぱい売っています。)蝶、月桂樹、ハムサ(手の中に目玉が描かれているモチーフ)など。

「邪視」という考えがあるのですが、悪意を持って相手を睨みつけることにより、対象者に呪いを掛ける魔力です。自分にそれが向けられたときに、それを跳ね返すために有効な「目玉」のモチーフが、世界中の民間に伝わっていますが、ナザールボンジュウもその一つ。とっても興味深いです。
イスタンブールは一度訪れたことがあります。街そのものが細かい装飾が施された作品みたいな、美しい場所でした。

街中で大学生くらいのお兄さんに声をかけられて、「ワタシ日本にいったことある!トモダチ多いね!案内するよ!」と言われて、「これは絶対あとでお金要求されるか、カーペット店に連れて行かれるやつ!」とキッパリ断ったのですが、結果的に本当にただの日本大好きお兄さんで、「トルコにきたらチャイだよ!」と屋台でチャイをおごってくれ、通りかかった服屋で「ここ友達がやってる店なんだ。」と教えてくれて、綺麗な女店主と3人で雑談しながらチャイを飲み。そして彼は「じゃあね〜いい旅をね!」と言いながら笑顔で、何一つ要求することなく、去っていったのでした。そしてそれが本当に素敵な服屋さんで、私は次の日にも一人で行ってしまい、再びチャイを淹れてもらいながら、選んだワンピースを今でも着ています。

<デナリカレンダー2021「せかいのえまもり>
http://www.denali331.com/denalicalendar/calendar2021.html

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