上海生活も5ヶ月め、早いものです。親的にはトラウマだった2週間の隔離生活も昔のことのように思えます。(しかし子供達は学校も幼稚園もなく一歩も部屋の外に出ず、ドラえもん映画観てSwitchしまくりみんなで半裸でYouTubeエクセサイズしてた日々は楽しかったらしく、「また隔離したい!」と言う。まじか…。)
落ち着いた今、「なんであれを持ってこなかったんだ…」と思うものが多いです。「無事に身体を移動させる」ということしか頭になかったため、よく考えたら必ず必要になる、ってわかっていたものも、ぜーんぶ置いてきてしまいました。
こちらで出会う日本人ファミリーに話を聞くと、みんなだいたい80−120箱くらいの段ボールを日本から船便で持ってきています。だから、私たちが船便0箱で、手持ちのスーツケース以外、仕事道具や学校用品や薬だけ入れた航空便5箱くらいで来た、というと心底驚かれるます。すごい!身ひとつで!と言われたりするけれど、単に頭が回らなかっただけで、いざ引っ越してみたら足りないものが多すぎて後悔しているかっこよくなさなんです…。
一番後悔が多いのが台所関係。調理器具や、器や、お鍋や、包丁や、カトラリーたち。家具家電付きの家とはいっても、レンジと冷蔵庫以外空っぽの台所で立ち尽くした初日。
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おなべもねえ しゃもじもねえ でも弁当作りは始まるDAYS
シーツもねえ タオルもねえ だが跳ねまわり食べこぼすKIDS
(ラップ風に読んでください)
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モノの多い人生を送ってきました。
私は、ミニマリストにはなれない。
え、だって、皮剥き器もいるし、大根おろし器も欲しい、計量カップだって菜箸だって必要だ!
なので最初の数日間はIKEAやニトリやダイソーに日参して、とにもかくにもばーっと揃えました。必要なものをなるべく安く買っただけ。でも今、暮らしに慣れるにつれて「暮らせればいい」という状態から、「快適に暮らしたい」「好きなものを使いたい」という思うようになってきて。IKEAやダイソーのマグカップが悪いわけではなくて、ただ「大好きな器で飲むコーヒー」が満たしてくれるものは、ただ「コーヒー飲みたい」欲ではないのだなということ。って書いても要するにただの物欲フェーズなのかな…。
そんなわけでちょっと贅沢なマグカップを買ってしまいました。
日本でも集めていた北欧のヴィンテージ のシリーズのソーサー&カップ。かわいい〜〜〜。
あと、アラビアのパラティーシ。
大好きな器を並べたら、ただの引き出しが、開けるたびにワクワクする場所になりました。お茶の時間も、お客様がくる時間も、10倍楽しくなりました。自分で色を塗った先日の景徳鎮も大事に使おう。
必要かと言われれば、不要不急で、なくてもいいもの。でも、それがあるだけで気持ちが上向きになって嬉しい時間を過ごせる。そういう小さな幸せが暮らしの中ではとても大切。それは人によって違うものだから、ゼロから生活を立ち上げると、「自分にとっての優先順位」がクリアに見えてきて面白いです。家にいる時間が長い、台所にいる時間も長い私にはとにもかくにも「器」「調理器具」ってとても大事でした。
長年の相棒だったストウブ鍋、作ってもらったまな板、グローバルの包丁、コーヒーミル…もってくればよかった、大好きなタイラミホコさんの器、イイホシさんの器、全部持ってくればよかったー!!と日々キッチンでフルフルしています。
日本と自由に行き来できる日常はまだまだ見えてこない。心配なことがあっても、嬉しいことがあっても、大切な人の顔を見に、飛んで帰りたくなることがあっても今はかなわない。ただただ、元気でまた会えると信じること、無事を祈ることしかできないことが寂しいけれど、ともかく、私たちはこちらでの新しい出会いにも支えられて、家族4人元気でやっています。どうか、みなさまもお元気で。
夏休みも終わりましたが、長女の小学校は上海で中リスクエリアが出たために、新学期から急遽オンライン授業での開始です。1時間目〜5時間目までずっとipadでの授業、というのは手も目も疲れるし、お友達と話せるわけでもなく、本人も大変そうです。(そして、パジャマのような格好で洗濯物を持って背後を移動している私が写ってしまって、それを長女の友達に指摘されたりするということも…はずかしーーー!)
落ち着いた今、「なんであれを持ってこなかったんだ…」と思うものが多いです。「無事に身体を移動させる」ということしか頭になかったため、よく考えたら必ず必要になる、ってわかっていたものも、ぜーんぶ置いてきてしまいました。
こちらで出会う日本人ファミリーに話を聞くと、みんなだいたい80−120箱くらいの段ボールを日本から船便で持ってきています。だから、私たちが船便0箱で、手持ちのスーツケース以外、仕事道具や学校用品や薬だけ入れた航空便5箱くらいで来た、というと心底驚かれるます。すごい!身ひとつで!と言われたりするけれど、単に頭が回らなかっただけで、いざ引っ越してみたら足りないものが多すぎて後悔しているかっこよくなさなんです…。
一番後悔が多いのが台所関係。調理器具や、器や、お鍋や、包丁や、カトラリーたち。家具家電付きの家とはいっても、レンジと冷蔵庫以外空っぽの台所で立ち尽くした初日。
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おなべもねえ しゃもじもねえ でも弁当作りは始まるDAYS
シーツもねえ タオルもねえ だが跳ねまわり食べこぼすKIDS
(ラップ風に読んでください)
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モノの多い人生を送ってきました。
私は、ミニマリストにはなれない。
え、だって、皮剥き器もいるし、大根おろし器も欲しい、計量カップだって菜箸だって必要だ!
なので最初の数日間はIKEAやニトリやダイソーに日参して、とにもかくにもばーっと揃えました。必要なものをなるべく安く買っただけ。でも今、暮らしに慣れるにつれて「暮らせればいい」という状態から、「快適に暮らしたい」「好きなものを使いたい」という思うようになってきて。IKEAやダイソーのマグカップが悪いわけではなくて、ただ「大好きな器で飲むコーヒー」が満たしてくれるものは、ただ「コーヒー飲みたい」欲ではないのだなということ。って書いても要するにただの物欲フェーズなのかな…。
そんなわけでちょっと贅沢なマグカップを買ってしまいました。
日本でも集めていた北欧のヴィンテージ のシリーズのソーサー&カップ。かわいい〜〜〜。
あと、アラビアのパラティーシ。
大好きな器を並べたら、ただの引き出しが、開けるたびにワクワクする場所になりました。お茶の時間も、お客様がくる時間も、10倍楽しくなりました。自分で色を塗った先日の景徳鎮も大事に使おう。
必要かと言われれば、不要不急で、なくてもいいもの。でも、それがあるだけで気持ちが上向きになって嬉しい時間を過ごせる。そういう小さな幸せが暮らしの中ではとても大切。それは人によって違うものだから、ゼロから生活を立ち上げると、「自分にとっての優先順位」がクリアに見えてきて面白いです。家にいる時間が長い、台所にいる時間も長い私にはとにもかくにも「器」「調理器具」ってとても大事でした。
長年の相棒だったストウブ鍋、作ってもらったまな板、グローバルの包丁、コーヒーミル…もってくればよかった、大好きなタイラミホコさんの器、イイホシさんの器、全部持ってくればよかったー!!と日々キッチンでフルフルしています。
日本と自由に行き来できる日常はまだまだ見えてこない。心配なことがあっても、嬉しいことがあっても、大切な人の顔を見に、飛んで帰りたくなることがあっても今はかなわない。ただただ、元気でまた会えると信じること、無事を祈ることしかできないことが寂しいけれど、ともかく、私たちはこちらでの新しい出会いにも支えられて、家族4人元気でやっています。どうか、みなさまもお元気で。
夏休みも終わりましたが、長女の小学校は上海で中リスクエリアが出たために、新学期から急遽オンライン授業での開始です。1時間目〜5時間目までずっとipadでの授業、というのは手も目も疲れるし、お友達と話せるわけでもなく、本人も大変そうです。(そして、パジャマのような格好で洗濯物を持って背後を移動している私が写ってしまって、それを長女の友達に指摘されたりするということも…はずかしーーー!)